男女別、婚活における妊活への意気込み
先日、東京大神宮でお参りした。
おみくじは中吉だけど「出産」は "安産 産後も良好" とのこと。
我が家の今年の課題は妊活である。
なんならデキ婚を目指していたのに、なかなか難しいものだ。
早めにクリニックを予約しよう。
婚活当時、私は20代だった。
周りも同年代が多かったが、それでも男性側の子どもへの意欲が地味にプレッシャーだった。
そもそも子どもを望むのか。
積極的には望まない女友達も居たし、妻に子どもを希望しないと言われ離婚した夫婦も居た。
そして、子どもを望む熱量は。
子どもを産めないのは女だけの責任ではない。
男性不妊が3割を占め、それでも治療のため体を痛めるのは女性ばかり。
先日卵子凍結した友人は、毎日決まった時間の自己注射と激痛の手術当日を耐え抜いていた。
不妊治療は特別なことじゃない。
婦人科検診で引っかかったとか、実は不妊治療で授かった子とか、治療歴3年とか。
体感、知り合いの4割くらいは何かしら事情がある。
婚活中、ピンと来ない男性陣に向けて、妊活の現実と責任を思い知らせてやったと息巻く知り合いが居た。
当然お見合いは破談、彼女は婚活難民行きだ。
女性向け、婚活中の男性陣へ求めるべき妊活への意気込みとは
正解は、「求めるな」である。
女が出産の役目を一人で負い、年齢を重ねる程に押し潰されそうになっても、男は無邪気だ。
そしてようやく実情を知ったとして、身体的負担の代わりに金銭的負担を全て良しとする訳でもない。だったら少しでも若く可能性のある女に乗り換えるまでである。
もしも男が、妊娠出産のプレッシャーに耐えるあなたを気にかけてくれるなら、それは愛だ。
男は「妊活」というイベント全般に責任を負うのではなく、大切な相手に対してのみ、心配し思い遣りを発揮できる。
男性向け、正しい妊活への意気込みとは
「妊活への姿勢」ではなく、「大切な相手への思いやり」としての正解は。
我が夫が満点を叩き出してくれたので、見習うように。
「一緒に子育てしたら楽しそう。子どもは欲しいけど、あくまであなたと結婚したのだから、子どもはオマケ。不妊治療で辛いのは女性だから、僕ができることはするけど、無理はしないで。もし子どもが出来なかったら、養子とか考えてもいいかもね。」
夫はミキティと庄司の関係を参考にしているそうである。
大切なのは、妊活への姿勢ではなく、相手への思いやりだ。
全てが上手くいくとは限らない。
不妊治療で鬱になった夫婦も居れば、前向きに取り組もうとする知り合いも、養子を選択した知り合いも居る。
全てはお互いが幸せで居るための信頼関係と思い遣りだ。
だが私が経験したのは、あくまで婚活だけ。
妊活(不妊治療含む)が長い苦痛を伴う可能性を理解して、挫けそうになったらその気持ちも書こうと思う。