見出し画像

Bonberoの新アルバムを聴いた

大前提、僕はBonberoというラッパーを愛しています。マッチングアプリで初めて会った女性に「音楽とかお好きなんですか?」と聞かれて、「はい、Bonberoです」と脈絡もなく答えてますし、「私はミセスのコロンブスが好きです!」とかいうマジキチ女には、「僕はBonberoの20freestyleが好きです!」とマジキチアンサーで答えるようにしています。

そんなBonberoに夢の中で抱かれた日(ガチ)、ついにBonberoの新アルバムがアナウンスされ、そしてリリースされました。タイトルは「for a reason」。なんか2年前ぐらいのライブからずっとアルバム作ってると言ってた気がするので、まじでようやく待望なわけです。さすがに待たせすぎ。冨樫先生、ボークセンって誰でしたっけ?

さて、待望の新アルバムを意気揚々と聴いた僕だったんですが、

気付いたら聴き終わってました。

楽しい時間は一瞬で過ぎ去るとかではなく、何の引っかかりもなく、気付いたら終わってました。
「Bandit」を聴いた時は、いやこいつやばすぎるまじでうわああって感じで聴いてたんですが、なんか今回のアルバムはすごくスッキリしてた。SEEDAさんは本当にヤバくてイカれてたけど、まじでそこぐらい。弊社が1億円出したらバトルしてくれるのかなSEEDAさん。

Bonberoの洗練されたフロー、なのに拘りまくったリリック、自分が主人公になったかのような聴き心地は、Naked eyesのkohjiyaにしか感じず、自分がkohjiyaファンになったのを確信した瞬間でした(言った‼︎)。

僕は夜猫族だと圧倒的にBonberoが好きですが、普通に箱でも推してます。と言うと、この前tade dust先生がアルバム出してましたが、これはめちゃくちゃ良かった。これまでも蓼をずっと聴いてきたけど、まだ驚きと発見があるアルバムでした。

多分だけど、今回のBonberoのアルバムは良い意味で「コンセプトがしっかりしすぎていて、全曲がアルバムの雰囲気を崩さず、同じレールの上で走り続けている」ような感じがしました。同じようなトラックとフローが続く(もちろん細かい変化はある)が、ひっくり返るようなバラエティ性はないし、逆に蓼のアルバムにはこれがあったのかなと。

これはめちゃくちゃ難しい問題ですよね。アルバムとしての一貫性や完成度を高めるほど、良くも悪くもスッキリしてしまう。多様性がなくなるというか。ただ逆に多様性を広げすぎると、今度はアルバムとしてのまとまりは無くなってしまう。少なくとも今回のBのアルバムはスタイリッシュで洗練されてるわけで。

もしくは単純に僕からBonberoへの熱が落ち着いただけなのかもしれません。またいつか聴いたら新しい発見があるのかもしれない。これから人生で何枚もアルバムを出していく上で、アーティストとして1つ上のステージに行ったのかもしれない。

そんなことを思いながら、気に入った曲をプレイリストに追加していったんですが、結局全曲追加してました。かっこいいわこいつ。特にと言われれば、Flaflaが1番好きです。真のマジキチ女は僕なのかもしれない。


いいなと思ったら応援しよう!