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物書きの備忘録 〜小説執筆に行き詰まった時〜

前回の記事を読んだあなたはお久しぶりです。この記事から読んでいるあなたは初めまして。一気読みしているあなたはまた会いましたね。
という訳で上木原かをりです。

前回の記事で執筆に行き詰まった時は、アンテナを高くすると良い、と言ったのでついでに方法を具体的に記して置こうかなと筆を取りました。

といっても、筆者は基本的に止まったら別の原稿を書くような人間なので、この記事はあくまで筆者の考えた娯楽小説の一部だと思って読んで下さい。そこに価値を見出すかはあなた次第とさせていただきます。

それでは前書きはこの辺にして、進めていきましょう。


睡眠

ぶっちゃけこれが一番です。

人間て言うのは恐ろしい事に、何かに夢中になればなるほど視野が狭くなるのです。

なので、フリーズしたパソコンをリセットとして再起動するが如く、頭の中を一回全部メモ書きで残して寝るのが最も効率的です。

視野というのは発想力と直結します。実際、煮詰まるという言葉の通り一度水を足すと案外良くなるかもしれません。

しかしながらこれは睡眠を取れる、時間が取れる場合の対処法です。
朝、起き抜けで書く人もいるでしょうし、所謂最終手段と言うやつです。

気分転換

筆者のおすすめとしては、適当なアニメを一話から三話までを飛ばさず隅から隅まで見てみて下さい。この際、シナリオ論を意識しながらです。

一般的にアニメ三話の内容はライトノベルをアニメ化した場合の一冊程度と言われています。

ライトノベル一冊、約一◯万文字前後。多い作品はニ◯万文字程度。それを三◯分程度の話三回で話を作っているのです。
それは物凄く参考になります。だって、考えてみて下さい。

作品の要点を抑えて作っている。しかも、作品全体の構造を壊さずに

要らない話を飛ばし、それの穴埋めが必要なら足す。つまりは話の進行を取捨選択しているということです。
実に、物語制作の上では参考になりませんか?
少なくとも私はなりました。

過去一度、アニメのシナリオと監督で働いている人達とお話しした事があったのですが、流石のプロでした。
考えている量が違うと言いますか、見ている視点が違うと当時感じました。

であれば「どれだけ面白く話を構成できるか」を学びたいのであれば、消費としてアニメを見るのでは無く、作品サンプルとして見ることをおすすめします。だって楽しく学べる教科書のような物と考えたら素敵ではないですか?

時に、映像作品であるアニメと文学である小説は違うもの、とお思いの方はいると思います。
けれど敢えて言いましょう。

「他者に面白いと感じさせる物を作る方法に相違はそう無い」

これに尽きます。
それに作品とは構造であり、アニメは色と描写を付け足したもの。そもそもの根幹は同じです。

確かに、面白いと言う定義は人によって違います。
映像作品には特有の面白さはあります。しかし、それはそれ、これはこれ。ストーリーあってこそです。

例えば、すごく面白く見応えのある殺陣が作品にあったとしても、作品本編が残念だったら感情移入仕切れないでしょう?

物語を楽しませるのは、没頭できるかどうかです。余計なものがあったらノイズになってどこかで飽きます。

故にアニメも小説も根幹は同じです。その楽しみ方が違うだけなのです。

であれば、どうするべきか?

不思議なことに駄作と言う定義はほとんど共通した部分があります。

例えば、文脈を無視した文を傑作と呼ぶ人はいません。話の展開を常にご都合主義にするのはつまらないことが多いことです。
そうした作品は駄作あるいは作文と呼ぶことが多いのです。

逆に、面白さと言うのは意外にも理論化されています。軽く調べて見ると良いでしょう。
一部の天才以外のプロは、こうした理論を意識して作っているのです。それが、限られた話数と時間のアニメの中にふんだんに使われている。これを真似しない点はないでしょう。

おっと、少しばかり話が脱線しました。
一度戻しましょう。

結論として、気分転換をただの消費で終わらせないことが、次の筆のノリに繋がるのです。
小話として気分転換しても、意識を変えないと筆は進まないです。昔の筆者がそうでした。

他の仕事をする

素晴らしい! あなたは社会人として完璧です。
なんて冗談を置いておいてもこれが一番、人として最高の方法です。

人間である以上、何かの組織にいる時は仕事があるわけです。
学生なら勉強と宿題、研究。社会人なら仕事。当たり前のことです。

もしかしたら、執筆という作業以外にもやっていることがあるのならそっちをした優先した方が建設的です。

筆がノらないのは、筆がひきに弱いツンデレだからです。一度、離れるからこそ見えてくる物もあります。

まあ、半ばネタ、ギャグの領域なのでここはこれまでで次行きましょう。

書き続ける

書けないから、この記事見てるんだろ! て思うそこのあなた。これが真理です。

時間があるのなら上の方法を使うのが良いですが、大抵締切と言うものがあります。この強敵は自分が何を考えてても結果だけを求めてきます。
嫌ですね。

なので、時間がない時は欲望を全てを薙ぎ払いながら書き進めるしか無いのです。
とにかく文字を連ねれば、進捗は進むわけですからね。

身も蓋もないですが、スケジュール管理をミスった代償です。泣きながら頑張りましょう。筆者も泣いて頑張ります。

あとがき

さて、ここまでお読みいただいて感謝します。
また、記事のヘッダー画像を使わせていただいた方には感謝の念を。

ここからは本題に関係のない余談となっています。

まずは、記念すべき第二回の記事です、はい。
正直な話、noteはメモ書き替わりに使い始めましたが案外楽しいですねこれ。物書きの血が騒ぎます。

あと、勝手にちょっとした宣伝もついでにやらせていただきます。
「Nola」っていう筆者が普段使わせていただいてる執筆サイトです。
Googleで検索かけると大抵関係ないものが出るぐらいしか欠点ないです。
筆者は昔、一太郎とかWordを使ってたのですが、このサイト地味に使いやすい機能が多くて愛用してます。スマホのサイト版は若干使いづらいのでパソコンでの使用を推奨しておきますね。
プレミアムも月額三◯◯円(執筆当時)でお安いので是非どうぞ。

一応前回の記事貼っておくので、気になるなら読んでみて下さい。

それでは今回はここら辺で筆を置かせていただきます。
次回の記事でまたお会いしましょう。
ここまでお付き合いいただいた皆様の良き執筆ライフを祈りつつ。
目指せ、脱稿!

あ、気分転換の所の熱量の入り方については何も言わないでくれ。

上木原かをり

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