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京成杯(GIII)レース回顧

中山11R
京成杯(GIII 芝2000m)
 スローペース濃厚と予想していたが⑤ガルダイアに①タイセイリコルドが競りかけて前半5ハロン58.3秒-後半5ハロン1:01.6と想定外のハイペース。勝ち時計の1:59.9もこの時期の3歳馬としてはまずまずだが前半のペースを考えるともう少し速くても良かったように思うが……。
 1着②ニシノエージェントは中団の後ろに付け3・4コーナーの中間から徐々に進出。展開が嵌った感じではあるが仕掛けのタイミングもほぼ完璧で上がり35.4秒もこの流れであればまずまず優秀と言える。相手なりに走る点を評価していたが今後も安定して走るのか見ていきたい。
 2着の⑫ドラゴンブーストは中団からキングノジョーを見るような位置で競馬を進めており、このレースでは最も強い競馬をしているように見えた。
最後に差し切られてしまったが、これは展開の綾といえるもので悲観する事はない。
デビューから前走まで一貫してマイル戦を使ってきた事で今日の速いペースへの対応に繋がったのだろう。今後ペースが落ち着いた時の折り合いなど未知の部分もあるが楽しみな1頭。
3着の③ミニトランザットは出遅れて最後方から。
この最後方からの競馬がハイペースの展開に嵌ってゴール前ではキングノジョーをかわして3着を確保。
終始後方にいたのが功を奏してのものでこの結果で能力上位との判断は危険だろう。上がり34.9秒と能力のあるところは見せたが賞金を積めなかったので今後どこを使っていくのか。
姉のイフェイオンのようにマイル路線へいくのかクラシック路線を進むのか注目しておきたい。
 このペースの中1番人気の⑨キングノジョーは好位からの競馬で直線入口では先頭と積極的に進めたが最後に力尽きたのか4着とまさかの馬券外に。
レース前にイレ込んでいた事とペースを考えると悪くない結果だろう。
3ヶ月ぶりのレースだった割に馬体重+4kgにはやや不満も。今後さらに成長すればかなり強くなりそう。
 ▲指名した①タイセイリコルドはナゼあそこまで競り合ったのか疑問が残る内容。あのペースでは直線に入る前に手応えがなくなるのもやむ無し。
本来の好位からの競馬で見直したい。
 ◎指名した⑧ゲルチュタールは道中は2着のドラゴンブーストと同じような位置から進めたが3コーナー手前あたりから手が動き始め4コーナーでは既に手応えが怪しく為す術なしと言った感じ。
約1ヶ月半ぶりのレースで馬体重+14kgとやや太かったように思う。
しっかりと仕上げた状態で再度見直したい。

以上で京成杯の回顧を終わります。

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