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back numberのライブに行ったら、久方ぶりに号泣した話

※この記事は、anti sleeps tour 2024@さいたまスーパーアリーナ公演のネタバレを含みます。
※投稿者は、にわかファンです。

back numberの対バンツアーのさいたま公演に2日間参戦した。
back number × 清水依与吏 という、なかなかに濃い回。

事前にセットリストを確認し、予習してから参戦。
back numberを知ったころから「光の街」が大好きで、ずっと生で聴くのを楽しみにしていた。

前半戦、依与吏さん一人での弾き語り。裸足で胡座で。ゆるーく始まる。
アコギ1本の弾き語りだからこそ、依与吏さんの声が際立って届く。
MCパートでは、ファンの「愛してるよー!」の声に、「助かるよ」とのお返事。
ここで「ありがとう」じゃなくて、「助かるよ」って答える依与吏さん。
やっぱりかっこいい。

後半戦、バンドパート。「光の街」のイントロが流れる。
イントロだけで、会場が一気に冬の空気になった。
冷たい空気が肌に触れた時の、少し痛く、しびれるような感じを思い出す。

口パクで口ずさみながら聴く。
何度も聴いている曲のはずなのに、だんだんと歌えなくなってくる。

・・・両目から涙がボロボロあふれていた。
1度泣いてしまうと、自分を覆っている「殻」みたいなものがどんどん剥がれていく感覚になる。
生身の身体に流れ込んでくる依与吏さんの声。
声が、歌詞が、楽器の音色が、心の奥、骨の髄まで染み込んできた。

君は知っているのだろうか
こんなにも救われている僕を
こんなにも世界が輝いて見えてる事を

back number「光の街」

涙を抑えられなかった。この歌詞は、あまりに僕の人生とリンクし過ぎていた。

家族には今までたくさん迷惑をかけた。今も迷惑かけっぱなしだ。
ここまでの人生を思い出し、「助けてもらってばかりの自分が情けない」と痛感するが、
それ以上に、どんな時も当たり前のように手を差し伸べてくれた家族への感謝の気持ちがあふれて来る。
「ありがたい。なんて僕は恵まれているんだろう。」

時々、しんどい現実に飲み込まれて、自分が世界一不幸だと思ってしまうことがある。
「光の街」は、そんな時に、「自分は案外幸せなんだな。」と気づかせてくれる。
大好きな曲を生で聴けて本当に良かった。

また、現実がしんどくなったとき、「自分が案外幸せなこと」を確かめ、
次の一歩を踏み出すために聴こうと思う。

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