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workAtion vol.4 広島編〈後編〉




DAY3 辿り着いた聖地/@向島→@尾道→@生口島→@大三島


昨日、因島にあるはっさく屋で購入したはっさく大福。

3日目。
朝食を済ませ、この旅ではお馴染みの会社ミーティングに参加するところからスタート。ミーティング後、お世話になったホステルをチェックアウトし荷物を尾道駅のコインロッカーへ預けに一旦尾道駅へ移動します。

朝の渡船、「おねーちゃんの貸切だぁ!」と船頭のおじさんが挨拶してくれる。


荷物を預け、船で尾道から生口島瀬戸田港へ。
目指すはサイクリストの聖地 記念碑がある大三島!

バスのような内装、自転車は後ろに立て掛けている。


@生口島 瀬戸田港に到着。イエローの船体が眩しい。

大三島の手前、生口島にある瀬戸田港に到着しここからは自転車で大三島の多々羅しまなみ公園内にあるサイクリストの聖地へと向かいます。


鈴木英人のイラストの様な世界。脳内で山下達郎の曲が流れ出す。

ブルーラインが整備された走りやすい道路で順路もわかりやすく表示されているので道にも迷う心配もなし。美しいビーチを楽しみながら順調に進んでいきます。


道中さまざまなオブジェも設置されていました。

このオブジェはここ生口島で行われている「島ごと美術館」という取り組みで制作されたアート作品で、島の風景や音などからインスピレーションを受けて作られた全17作品のオブジェが島の至る所に設置されているそうです。



@レモン谷

今時期が旬のレモンが生い茂るレモン谷を抜け、
いよいよ聖地へと続く多々羅大橋を渡ります。

やっと見えてきたサインを見て、最後の気力を振り縛り、

そして、、、、、

流石サイクリストの聖地、道路整備が自転車乗りに優しい。

ついに、、、、、、


@サイクリストの聖地 記念碑

ゴーーーーーーール!!!



ミッションの紙を広げ、一人達成感と疲労に震える。

この日の内に広島空港へ向かわなければならなかった為、時間的に行けるかどうか微妙だったサイクリストの聖地へ無事辿り着けたことに一安心。

普段デスクワークばかりの人間がここまでこれたのならば、はしご島してきたと胸を張ってもきっと良いだろうと謎の自信と達成感を胸に、この地を後にしました。




瀬戸田へ戻り船の出港時間まで、周辺を見て回ります。

ひ、ふ、み

@ひ、ふ、み

「ひ、ふ、み」はお弁当と近隣の島々の食材を使ったおしゃれな調味料や保存食などが並びます。




しおまち商店街

@しおまち商店街

しおまち商店街は、廃れていくシャッター商店街の中に数件残ったお店が牽引役となり復活を果たした商店街で「住みたいまちしおまち」という数年前に地元商店街の人たちとこの街が好きな島外の人たちが行ったワークショップをきっかけに生まれた情報発信サイトがあり、さまざまなプロジェクトや情報を見ることもできるそうです。


レモンイエローのポスト
商店街に溶け込むレモンイエロー
足元のオーブン付きのレジカウンターが妙に気になる。
下ハンの自転車が取り付けられたサインも良い。




耕三寺

@耕三寺

耕三寺は元実業家であった耕三寺耕三が母の死を悼み、また母への感謝を込めて建立した浄土真宗の寺院で別名「母の寺」とも呼ばれているそうです。色鮮やかな門構えに惹かれ、出航の時間が迫っていましたが門とお庭を少し見学させてもらいました。
入館料を払うと敷地内の他の文化財や美術品も見ることができるそうです。


登録有形文化財の山門。鉄鋼13トンを用いた門なのだとか。
鮮やかな色が素敵な獅子。
細かい装飾も見ていて飽きない。




名所が盛り沢山の瀬戸田を散策しているとあっという間に出港の時間となりました。名残惜しいですが旅もそろそろ終盤。
またイエローの船に乗り込み尾道へと戻ります。

尾道へ到着しジャイアントストア尾道にクロスバイクを無事返却。多少のトラブルはありながらも、全ての日程を怪我なく無事に終えることができました!




Epilogue


3日間。
船と自転車ではしご島をした、しまなみ街道の旅。
尾道から始まり、向島、因島、生口島、大三島の4つの島と因島大橋、多々羅大橋の2つの橋を巡ることができました。

実際に訪れることで、より各島のカラーや出会った住民の方々の地元愛を肌で感じることができたと思います。
なぜなら各島に大小さまざまな古い建物をリノベーションした複合施設や店舗が多く存在し、地元へのリスペクトを持った切り口で魅力を発信していたり、通りすがりの住民ですら誇らしげに自分の住む島のことを教えてくれたからです。

そんな各島の複合施設や店舗が発信拠点となり、島々を行政が整備した道路と橋が繋げてそこを自転車や船に乗った観光客や近隣住民が巡る。
点と点を線で繋いだ流れがしまなみ街道にはあると感じました。

まるでお揃いのユニフォームの様に、特産品の柑橘レモンをはじめ列車や船、トラックや橋、ポストに至るまで青い空に映える爽やかなイエローが随所に使用されているのも印象的でした。

私にできる事はほんの僅かな事だけども、見た人が愛やリスペクトを感じられる表現や発想が普段の業務でもできたら良いなぁと、改めて思える旅となりました。

最後になりましたが、現地でお世話になった皆様とこのような機会を与えてくださった会社とスタッフの皆様に深く感謝申し上げます。
(そして更新が随分と遅れてしまってごめんなさい!!)

fin

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