【対人用】世代別で見るポケモン【第二世代】
初投稿。
減点方式であれば歴代最低、加点方式であれば歴代最高とも言えるポケモンSV。不満点こそ多いもののストーリーや世界の作り込みは流石ゲームフリークであると言える。
反面、第九世代のポケモンはインフレを感じさせられる性能でありナマズンとヘイラッシャを比較すればそれがわかってしまうだろう。
そんなわけで各世代のポケモンをランク戦から見て可能性を感じていきたいが、如何せん書くのは初めてである。
ワタッコ
ふわふわかわいいくさ・ひこうタイプ。
最もガブリアスやマンダからの弊害を受けているタイプではあるが、そのくさタイプは胞子などを受けないという点で強さを得たと言ってもいい。
種族値は典型的なサポート型であり、中でも素早さはS110
今作では新規習得として活躍が見込めそうな技として「あまえる」「おいかぜ」「ひかりのかべ」「バトンタッチ」を習得している。
とはいえクエスパトラの夢特性「かそく」もあるためワタッコでバトンタッチを行う必要性を問われると答えに困るが……。
しかしながら、「おいかぜ」「ひかりのかべ」によって高いサポート性能を得たことは言うまでもない。
そして何より、個人的に最も注目を集めた技は「すりかえ」である。
名前とタイプが違うだけで効果はトリックであるが、この名前の違いは大きい。一般的に持ち物交換技としてあげられるものはトリックであり、徹底攻略で確認した際最も下のタマゴ技にある「すりかえ」に注目する人々はそう多くない。
型を提案するならばスカーフすりかえ型だろうか?あるいは「おいかぜ」からの両壁型も悪くないだろう。
スカーフすりかえを行うのであれば1舞最速ボーマンダを抜ける臆病S180振りあたりがひとまず安泰だろうか?
ヘルガー
あくほのおタイプ。恐らく今作最も環境に左右されやすいポケモン
特性はもらいび・はやおき・きんちょうかんで、大抵の場合はふみんの下位互換であるはやおきは選ばずもらいびを選ぶことが多いだろう。
何より偉い点はラウドボーンのフレアソングを打ち消すことで特殊上昇を無視できる点であり、同時にラウドボーンのタイプ一致は(テラスタルがない限り)半減以下で抑えることができる。
また、ラウドボーンのテラスタルとして多いものは炎あるいはゴースト意識のノーマルであることからかなり有利に戦える。とはいえノーマルテラスタル相手にはやや打点が乏しいため、その点は注意が必要だ。
そして新規習得技であるが剣盾での未内定の分もあり数自体は相当な恵まれようである。あくタイプ版メタルバーストである新技「ほうふく」や壁壊し性能に長けた「サイコファング」、「フレアドライブ」……種族値や特性と異なり物理技が多いことこの上ない。
さて、ヘルガーを運用するなら基本的にはラウドボーンを始めとした炎アタッカーへの透かし、あるいはゴーストタイプへのカウンターとなるだろうか。
いっそのこと最速両刀でもいい。タスキを巻けばほうふく・カウンター型として運用できる他、ふいうちや特殊技範囲も狭くはなくイカサマも習得可能である。
キマワリ
種族値自体はSを完全に捨てた姿で潔いが、活躍できる状況が限定的すぎる。
特性はサンパワー・ようりょくそ・はやおき。「ようりょくそ」もなしではないが、晴れを起動+最速でようやく最速111族を抜けるSは物足りない。
それならばそこそこある耐久や高い特殊を活かしたサンパワートリル特殊アタッカーが現実的だが……。
晴れでありトリルを起動している状態、起点に求められることが多すぎる。ジョバンニならやれるがポケモンにはいない。
ハピナス
なんだこいつ
特殊アタッカー絶対殺すウーマンであり、弱体化したとはいえ安定した回復技を持つ。
特性はしぜんかいふく・てんのめぐみ・いやしのこころ。
シングルであれば前者二択であり、これは型や個人の主義で大きく変わる選択肢であるため割愛する。
また、大きく弱体化を受けた一匹でもある。その理由は技にあり、なんと今作ではトライアタックを没収されてしまった。悲しいね。
努力値はHBC振りが基本か。正直普通強いからそこまで語ることもない
マリルリ
火力お化けのぽよぽよ破壊神。
完璧にやりたいことをされるとかわいさをたまごの殻に置いてきたんか?という気分になる。
特性はあついしぼう・ちからもち・そうしょく。
基本的にはちからもちだが、一部の状況ではそうしょくが選択肢に入る。
それはキノガッサのようなキノコのほうしが凶悪な環境の時であり、まさにシーズン1のランクバトルではそうしょくもなしではない。
というかそもそもマスカーニャが強いとされている今、トリックフラワーを透かせる(しかも相手がスカーフなら交代を促せる)そうしょくは普通にアリだと思う。
ちからもちであれば腹太鼓からの全抜きエース・そうしょくであれば「うずしお」「ほろびのうた」を活かした型か。こちらも普通に強いから語ることがそんなにない。
ウソッキー
個人的には強いと思っている。本当に。
というのも特性ががんじょうでありふいうち及びカウンターを覚えるポケモンはウソハチ・ウソッキーを除いて存在しないのだ。
攻撃種族値は100となかなか高い他、技としても「がんせきふうじ」「ロックブラスト」「カウンター」「ふいうち」「かわらわり」とこちらもなかなか悪くない。
何よりいわタイプというじしんによって弱点を突かれる存在であるのがカウンターの強さに拍車をかける。あつぞこブーツで安全な着地からのカウンターなどを推奨していきたい。
デンリュウ
個人的には強いと思っているパート2。
H90B85D90という悪くない耐久にC115という種族値配分を持つ。Sは55と遅いため何らかの手段で補強する必要があるだろう。
新規習得として待望のフェアリー技「マジカルシャイン」を習得。これにより「でんき・フェアリー・いわ・ドラゴン・かくとう」と広い技範囲を手に入れている。
私的にはからぶりほけんを持たせでんじほうを撃たせることでどちらでもリターンを得られる型として運用している。
ドンファン
がんじょうパート2。こおりのつぶてを覚えることが大きな差別化点で、こおりテラスタルも一考に入る面白いポケモン。
ステロやボディプレス、アイススピナーやがんせきふうじを覚えるため起点役としての性能は高い。
あるいはトリックルーム化なら広い技範囲を持つアタッカーとして活躍できるだろう。その際にはぜひ相性補完が綺麗かつサブウェポンのあるこおりテラスタルを推奨していきたい。
エーフィ
マジックミラーとかいう最強特性を持つ。
加えて今作からは「でんじは」「パワージェム」「ドレインキッス」を得ている。なんでもありか?
C130S110とアタッカー性能も高く、起点役アタッカー役と様々な役割を持つことができる。「めいそう」や回復技、バトンタッチも持っているため本当に様々である。
返ってくるからこいつに挑発はするな
ブラッキー
最強無敵のあくび使い。
あくびを使うなら特性はせいしんりょくがいいだろう。ついでにケアも可能。高い耐久にねがいごと、イカサマ。もう言うことないよ。
オドシシ
無理。威嚇をうまく使うか透かしに使えるか……?といったところ。フライゴンみたいな種族値やめろ
リングマ
まだガチグマは来てませんよ!!!
なぜか輝石の恩恵を得られるようになってしまった。ねむねご根性やかえんだま、可能性は多く存在している。
先制技こそ覚えることはできないが、H90BD117にA130(根性を載せるならA種族値驚きの248)と規格外の性能を持ってしまった。可能性の獣
ヤミカラス
ふみん・いたずらごころと贅沢な二択を持つ。ふみんであれば現環境であればワタッコでいいが、いたずらごころはドンカラスでは持つことができないため唯一の個性と言っていい。
とはいえ1体のパワーも重要視されるシングルバトル向きではなく、ダブルであれば活躍は見込めるか。
フォレトス
油断したな!がんじょう持ちだよ!!!!ステロどくびしまきびし、何でも撒けます。俺やらせてください!でお馴染みの存在。
なぜか新規習得としてとんでもない範囲の物理技を手に入れているためトリルアタッカー路線もなしではない。
何よりタイプが優秀である他、元祖退場技であるだいばくはつを持つためメンタルハーブを持たせた起点役も一考である。
ハッサム
元祖王者。A130の恵まれた種族値から放たれるタイプ一致テクニシャンバレパンはそれだけで凶器である。
今作ではテラスタルにより弱点の炎技を半減で受けることができるにまで至っている。水テラスタルや究極のバレパンを撃つための鋼テラスタルは楽しそうでいいですね。
ヘラクロス
ウォーッ!元祖根性!最強!言わずとも強い。剣盾環境が終わったことで飛行技も激減、恐らく使おうと思えばいくらでも使えるだろう。
おいかぜによる素早さ補強や壁からの剣舞など、抜きエースとしての活躍が見込める
バンギラス
説明いる?ゴーストテラスタルでもなんでも好きにしなさい!!!多分強いよ!!!
そしてなぜか大量の特殊技を貰った。疲れたときには特殊バンギラスもなしではないのかもしれない。そんなことはない。
ヤドキング
どんかんorさいせいりょく。
高耐久からトリルやその他、面白いことができそうなポケモンである。個人的にはヤドキングともう一人を起点として添え、トリルと通常の戦い方でスイッチできるパーティは大変魅力的に感じる。
ハリーセン
すいすいによる雨パや威嚇からの起点作りなど、
恵まれたタイプだからこそできることの多い器用なポケモン。どくどくやでんじは、挑発みちづれ剣舞など使える技も多いため奇襲性能は大変高い。