アプリの海で溺れる私の、取るに足らない話。

昨日書いた
のっぺらぼうの彼を失ったダメージが
思ったよりも大きいので、
どうにもこうにも調子が出ない。
辛いなぁ、私はやっぱり頭がおかしいなぁ、
早く死んでしまいたいなぁ、
とか思うけど、
こういう状態の私が書いた文章が、
私は、いちばんすきなのです。
だから、調子悪いけど今日も記事書きます。

↓昨日書いたやつ


"そんなこと取るに足らないよ"

_____私はずっと、
私にこの言葉をくれる人を探している気がする。
今日はこの言葉について、書いてみますね。


のっぺらぼうの彼は、
とても優しく誠実な人だったけれど、
体型が全くもって私の好みではなかった。
あとは、彼の実家のことも少し懸念だった。
そのふたつの事柄が
自分の中でなかなか消化できずに日々は過ぎた。
本当に好きなら
そんなこと絶対気にならんよな
と思いながら、
どうしても彼を失いたくないという気持ちが
ずっと私の胸の中にあり、
失いたくないってそんなにも思うってことは、
もうめっちゃ好きってことやん、

とかそんなことをずっとぐるぐる考えていた。

彼がいなくなったいまは、
彼の体型のことも実家のことも、
びっくりするくらいどうでもよくて。
「そんなことは、取るに足らないことだよ。」
ずっと自分が
誰かに言って欲しかったその言葉。
それが、まさか自分の口から、
体型とか実家とかそんな
しょうもないことを気にしていた
過去の自分へ向けて放たれるなんてさ。

一体どんな皮肉だよ。


辛いけど、彼の存在を失ったことで
本当に誰かのことを好きになれたら、
大概のことは取るに足らないことになる
って
証明ができた気がしている。
モデルみたいなすらっとした
小顔で背の高い人と付き合えたらな〜って
アホみたいに高望みしては、
しっかりとマッチングアプリの海に溺れていた私。
そんな私が、
ぜーんぜんモデルみたいじゃない彼のことを
いつの間にかめっちゃ好きになってて、
そしたら、
身長も体型も、何もかも全部が、その全てが、
取るに足らないことだって思えたんだもんね。

てことはさ、いつの日か、
誰に言われたわけでもないのに
必死に自分の闇を隠して
でも隠しきれずに
涙と共に溢れさせてしまうような、
そんな拗らせた私を見ても、
「あんずちゃん、何してんの?
そんなの隠さなくていいよ。
取るに足らないことだから。」
って言ってくれる人が現れるのかもしれない。
そしてその人はきっと、
私のことが本当に好きな人だ。

そんな人が現れたら、大事にしよう。
背が低くても、モデルみたいじゃなくてもね。
だって大概のことは取るに足らないんだから。



私の尊敬する女性のひとりが、
宇多田ヒカルさん。
彼女の紡ぐ言葉は、
私の心をいつも救ってくれる。
そんな彼女の歌詞にも
"大概の問題は取るに足らない"って書いてた。
(♪あなた/宇多田ヒカル)
彼女が言うんだから、きっと間違いないね。


失いたくないと思うこと、
それ以上に大切な気持ちなんてないよ。
それ以外のことはみんな、取るに足らない。
取るに足らないことに惑わされて、
大切な存在を失ったりしないで。
それに惑わされない強さがあればきっと、
アプリの海で溺れるだけの私の日々も、
幸せへと繋がっていく。

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