昼逃げからの12Days
一人暮らし12日目。準備期間含めて、いつ以来だろうか、というくらいすごく久しぶりに「予定やタスクのない日」を過ごした。
一人暮らしを初めてから、はじめの2日くらいを除いて、ものすごくよく眠れるようになった。睡眠記録アプリをずっとつけているけれど、入眠までの時間がすごく減った。前は30分くらいかかっていたのが、今6分とか。笑うでしょ。そうだよ、寝るの幸せだし朝が来てぼんやりと明るくなって目が覚めるのが嬉しいよ。健康です、幸せです。最高。
3日目の夜に夫と話をしました。どんな想いで家を出たか、とか、夫が何を思ったか、をお互いにぶちまけて。「杏子さん、つらかったよね。たくさん我慢させてしまってごめん」と夫が謝ったんです。モラハラ夫あるあるではあるけど、獲物が逃げそうになったらなりふり構わず、みたいなね。それかな、とは思いつつも、やっぱり今まで「そうは言っても杏子さんにも〜〜なところがあって・・・」と言ってた口が素直に謝って泣いてたりすると、こちらの胸はズキズキしたり切なくなったりするもんで。これでのこのこと家に戻ったら何度も同じこと繰り返すおバカなので帰らずにいようと思うわけですが。
だけど、それでも夫がわたしに初めて寄り添おうという姿勢が、確かに感じられたのは嬉しかったです。わたしもひとりでただただ我慢して不満をずっと溜めてて機能不全だったよなと思ったりして。もっとお互い、憶測とか「言うのめんどいから自分がやってしまえ」じゃなくて相手を知っていこうとする努力をしていればよかったね、という結論に着地しました。離れて初めて、腑に落ちる「話し合い」ができた実感。
そばにいて尊重できなくて、離れて尊重できるのなら、離れてる方がわたしには良い距離感なのだと感じられる。だから家には帰らないけどね。
事件1
夫との話し合いの後、元嫁からLINE着信の履歴がスマホに表示される。
嫌な予感がしながら出る。ここから1時間半ほど、酔っ払い元嫁のほぼ一方的な話に付き合わされることになる。娘がショックを受けていたようで、元嫁が話を聞いていた。娘は「お母さんには言わないで」と言っていたのに元嫁「わたしが気になるから電話したっちゃけどさ〜」「杏子ちゃんに万が一のことがあったら、と思ってしまったとよ」「心配でかけてしまったとよ」などと供述しており・・・酔っているので話は繰り返すし、強引な性格なのでこっちが何か言っても「いやいやそうではなくて〜」と曲げてくるためこちらはイエスマンになるしかなく、そんなこんなで伝わったのは、「こいつ言ってることとやってることが本当に一致しない」ことと、「娘が心配だからたまらず深夜に電話してきていきなり『杏子ちゃんのこと大好きだから』とか言い出し、こちらの体の負担は見えない」とかそんなことだった。ちゃんちゃん。
事件2
生姜を佃煮にしようとしてスライサーで指を切った
はい。土曜日の18時半くらいにねw 今は瘡蓋ができてるけどキータッチ痛いよ。先端をやっちまったので毛細血管が切れたのか、止血素人だからうまく止められなかったのか、なかなか血が止まらなくて焦り、夫のすすめで119番で相談する。圧迫止血の仕方を教わって実践したけれど、予後と翌日のバイトが心配で夜間救急にかかることを決意。19時すぎにタクシーをつかまえ病院へ。帰宅したのは23時すぎ。タクシー代5700円。治療費3000円弱。指先より痛い。くそう。
結論
とてもひとりぼっちじゃ生きられないっぽい。
もがいているところから脱出したい一心で家出したのだけど、離れたらすごく家族に感謝できるようになった。わたしあるあるなんだけど、距離感を見失うと、大切なものまで手放そうとしてしまうらしい、とわかった。
倍にして返すくらいの文章を書くよ!!!!!