【読書記録】今日拾った言葉たち
こんにちは、appyです🌿
息子達と寝落ちする日々ですが、昨夜は久しぶりに夜更かししてこんな本を読みました。
暮しの手帖で連載されていたものをまとめた一冊だそうです。
「暮らしを軽蔑する人間は、言葉を大切にしない人間だ」
と、まえがきから早くもハッとさせられました。
いろいろな気づきのきっかけになる言葉を拾い集めて、立ち止まって、考える、そんな本。
日常に潜んでいるちょっとした違和感を、掘り起こして言語化して、
「あ、だからなんかモヤモヤしてたのか私」
と気づかせてくれます。
曖昧な言葉で誤魔化されている不都合な事実が見えてきたり、
鋭い言葉で、今まで見えていなかった景色がぱーっと開けたような感じがしたり…
例えば国が決めたスローガンやネーミングって、なんかしっくりこなくてモヤモヤが残るけどその正体がわからないってこと、結構あります。
その奥には、男尊女卑のような古い固定観念や、日々の生活を蔑視するような感覚、また公には堂々と言えない事を隠す意図が含まれていたりして、
モヤモヤしてる時点で薄々気づいているんだろうけど、砂鉄さんのように立ち止まって考えないとそのまま流れていってしまう。
うやむやになって、気づいた時には権力を持つ人達の思い通りの世の中に変えられている可能性がある。
だからこそ、モヤモヤっとしたときにこそ立ち止まって言葉の奥にあるものを見ようとしないといけないな、と気付かされました。
もう、気づきの塊のような本。
今も頭の片隅に砂鉄さんがちょこんと鎮座していて、
「よく考えてごらん」と囁かれているような気がしています。笑
これが、視野が少し広がった、ということなのかも…。
何度でも読み返して、立ち止まって、世の中のいろいろな問題を考え直すきっかけにしたいと思える本でした。