闇金ウシジマくん PART3(2016年)

画像1 闇金ウシジマくん PART3は小学館ビッグコミックスピリッツで2004年〜2019年まで連載された、真鍋昌平原作の漫画を実写映画化した作品。本作は全4作の映画版の3作目である。与沢翼をモデルにしたと言われる「フリーエージェントくん」と、「中年会社員くん」の2つのエピソードが元になっている。綾野剛氏の出演はPART2、3、The Finalの3作となっている。
画像2 おなじみのカウカウファイナンスの面々に、ウシジマくんの幼馴染みの戌亥を加えたメンバーで、今回も債務者から容赦なく取り立てます。
画像3 前作PART2の事務員だった摩耶(久保寺瑞紀)から、今作からモネ(最上もが)に変わっています。ちなみにPART1は千秋(片瀬那奈)でしたね。モネはかわいいものしりとりでハバネロを飲んだ債務者たちの背中をさすってあげたり、貧しい人に食べ物をあげたり、結構優しいキャラになっています。個人的には摩耶のように淡々と闇金のプロに徹している感じ、好きでした笑。
画像4 今回の債務者にはこんな方もw ラッコって言っても「…全然かわいくない…」って言われちゃうww
画像5 今回はネットビジネスのカリスマ、天生翔(てんじょうかける)が登場。「タイム・イズ・マネー、時は金なり!」が口グセ。演じるのはSAKEROCKや在日ファンクなどのバンドでの活躍で知られる、ハマケンこと浜野謙太。独特のキャラクターの振り切った演技で、セミナーになんか行ったらホントに洗脳されそう笑。天生は度々セレブや容姿端麗な男女が集まるパーティーを主催。パーティーやセミナーの参加者たちは、「秒速で○○を稼げる」的メソッドの啓蒙活動や人脈作りに余念がない。
画像6 沢村真司(本郷奏多)も今メディアを賑わしている「天生塾」のセミナー参加者の1人である。母親がずっとパートで貯めてきて、自由に使いなさいと渡してくれた95万円に、カウカウファイナンスで借りた金を足して入塾料に充てた。明日の見えない日雇い労働者から生活を一変させたい!と一攫千金を狙う。
画像7 同じく天生塾生のしんこch.(しんこちゃん=前野朋哉)。天生塾生の中でもエース級の清栄(きよさか)が編み出したキヨサカメソッドというビジネス商材をHPやSNSを通じて販売し、売上高1位になった人は天生や清栄の仲間入りし、同じステージに立てる。このチャンスをものにするために、沢村とライバルのしんこch.は互いに燃えていた。
画像8 しんこch.のHPでは商材が売れているのに、自分のページはアクセス数ゼロ…。焦った沢村はとにかく地元の仲間や知り合いに片っ端から連絡を取り、「商材を買うと自分にも利益が入ってくるから、どんどん友達に紹介して広めてほしい」と草の根運動を始めた。
画像9 いかにもアタマが悪そうで情弱な人たちをどんどん巻き込んで、ネットビジネスは広がっていく笑。苅部とモエコ、いかにもバカそうでウケるw 誰でも成功することができるのに、ほとんどの人が資金を準備できないという問題を解決すべく、カウカウファイナンスに1か月は無利子で貸してもらえるように交渉し、その条件で融資してもらえることになった。
画像10 キヨサカメソッドの売上高トップを取り、見事天生ファミリーの仲間入りを果たす沢村。パーティーで知り合った駆け出しのタレント、麻生りなとも付き合えるようになった!
画像11 今回の物語のサイドストーリーの主人公は藤森慎吾。一流メーカー勤務の加茂は、ブスカワ保険外交員と不倫しててお金まで借りてるのに、キャバクラ通いして遊んでいる。さらに人事考課を改竄して、同僚の曽我部を窓際族に追い込んだ。それを知ってか知らでか、曽我部は加茂に何度も金を借りに来るようになる。妻や会社に不倫を知られたくない加茂は、曽我部を口止めするために闇金からも金を借りる。そうして花蓮という女(筧美和子)にハマる。チャラメガネ藤森、演技上手い笑。この人なかなか器用ですよね。
画像12 アフターで花蓮と飲みに出た加茂。「花蓮とヤりたい!」と願っていた矢先、花蓮が疲れたから休みたいと言い出す。これはホテルに連れ込む絶好のチャンス!
画像13 曽我部に金を貸したり、不倫現場を激写されて脅されたり、借りるだけ借りて返す目処の立たない加茂。しかし、ラッキーなことに曽我部がベンチャー企業の友人に誘われて転職し、全額を返済してきた。おかげで花蓮の夢だったネイルサロンオープンのための費用200万を都合できたが渡したとたん、花蓮は姿をくらましたw 妻には離婚される。カウカウだけじゃなく、犀原のライノーローンの末端の闇金にも借りていた5万が未返済だったため、ボコボコにされる。この後の加茂さんがまた悲惨なんですww
画像14 毎度おなじみの駄菓子屋のシーン。結構重要なことを話しているのに、空気がゆるい〜笑。
画像15 今回も鋭い勘と人脈で無駄のない情報収集をする戌亥。また、シンガポールに高飛びしようとしていた天生翔から2億円を奪い返した。もはやこの人はカウカウファイナンスにとって、なくてはならない人物。
画像16 沢村の師匠の天生翔もキャッシュがなくなり、引退を表明。情弱者たちをうまく乗せて稼いできた沢村の商売も、金が返せない鼠講の底辺層の人々の負債をかぶることになり、立ち行かなくなる。
画像17 ネットビジネスも潮時と感じた沢村は、自分の立ち上げた農業体験ビジネスで一から出直し、成功を目指すことに。沢村がネットビジネスを始めたとき、ネットなんて信用できるのか?真面目に働かないでどうする?と言っていた父。沢村がネットで宣伝したおかげで、遠方から仕立ての仕事が入った。しかし、客先に出向いて採寸をするという父の姿勢は変わらない。真面目にコツコツやれば報われる。そんなメッセージかな?

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