ハタチノコロ はじめてのヨーロッパ(23)最後の最後、ヒースローでやらかす(汗)
3/19 とうとうロンドン最終日。コペンハーゲン経由で日本に帰らねばならない。これから飛行機に乗ることを家族に連絡したあと、お土産を見ることにした。免税店で香水を2本買ってBoardingの手続きをしているが、かなり並んでいる。急いでボディーチェックのところを切り抜け、飛行機に飛び乗った。パスポートを手に、香水が2本入った免税店の袋を握り締め、席に着いてホッと一息。でもその瞬間血の気が引いた・・ウェストポーチがないっ!えーーー?どこに置いて来たんだろう?記憶の糸をたどって、自分の歩いたところや通ったチェックポイントを思い返す・・・あっ!!もしかして、ボディチェック?あの時ポーチ取らなかったかも・・大変!!!中には財布とクレジットカードとスーツケースの鍵が入っている!ついでに村岡の梅しばも1個w後ろにいた人が我が物顔でポーチを取っているとしたら・・?きゃーーーー、お金は無くなっている可能性もある。どうしよう・・といっても、もう飛行機に乗ってしまったのだから、ジタバタしても始まらない。まずデンマーク人のクルーの人に状況は簡単に説明しておいたので、探してくれるとは思う。デンマークに着いたらもう一度スカンジナビア航空のカウンターの人に聞いてみよう。
こんなに気持ちの落ち着かない空の旅はない。約1時間15分後、コペンハーゲンに到着し、カウンターに直行。果たして見つかるのか?話がややこしくなると面倒なので、日本人のベテランのおばさんクルーに相談した。名前と、どこからどの便に乗ってきたかをまず伝えた。そして、ウェストポーチを忘れたからヒースローを探して欲しいということ、中に何が入っているか等を伝えた。(さすがに梅しばが入ってる件は言わなかったw こういう忘れ物の案件で、過去にとんでもなく面白いものを忘れたなんてエピソードいくらでもあるんだろうなあ。クルーの人からの暴露話を聞いてみたいw)ベテランクルーは「黒いウェストポーチで、財布と鍵が入っているものですね。とりあえず、見つかったら航空便ですぐ追いかけて日本に送りますので、到着したら荷物が着くのを成田で待っていてください。」なんかホッとした。さすがベテランの対応。そしてさらにこう言った。「でもボディチェックの所だったら、もしかしたら無くなっているかもしれませんよ。ヒースローは盗難がとても多いのです。見つかり次第連絡しますので、成田でまずはお待ちください。」すごく仕事のできそうなテキパキしたおばさん。ベテランで多分重クレームや緊急時の対応なんかにも慣れている人だろう。感情はあまり入ってないけど、しっかりとしたことをバシッと伝えてくれるから、とても信用できる対応だった。見つかってくれることを祈る!!
疲れたせいか、ほとんど眠っていたように思う。もうまわりは暗くなっている。なんか日本人の団体客がいっぱい同じ飛行機に乗っていたけど、何の団体だろう?オーロラが見えるとか何とかで機体の左側の窓側の人はみんな頭から毛布をかぶっているww 遠くにうっすらと見えるというのだ。左側にみんな移動したら傾いちゃうんじゃないかと思うんだけど、大丈夫でしょうか?w 今北極海上空を飛んでいる。このあとシベリア上空を飛んで日本に帰る。私も左側の人のところに行って見せてもらったら、わあーー、ホント!光の帯がカーテンみたいに折り重なっているのがうっすら見えた。いつかはフィンランドで大空に大きなオーロラを見たいなー。夜はそのまま更けてゆく。私もまた眠りについた・・・朝になって朝食が出てきた。もうこの機内食を食べることもない。あと数時間で現実の生活に戻るんだなあ・・。いろんな人に出会って、いろんなものを見て感じて・・まだまだこれから行きたいところ、やりたいことを挙げればきりが無いけど、今回の旅は本当に刺激的だった。私のこれからの人生において、きっと大きな影響を及ぼすに違いない。日本で生活する中でのものの見方、考え方も随分変わると思うし、外国を見る視点も変わるだろう。こんな長期で海外に行けることは何年先になるかわからない、いや、もしかしたら最後になるかもしれない。今感じたことをずっと忘れないようにしなくちゃ。
いよいよ到着。無事に到着したけど、航空便の荷が届くまで待っていなくてはいけない。どうか見つかってくれ!!!
おおお、到着してからの第一報が来た。どうやらポーチは見つかった様子!!うわ~~~、よかった~~。とりあえずやることないし、寝てようw 航空便が到着して荷を受け取ったのはもう15:00を過ぎていた。11:00くらいには成田に着いていたので、荷物のために4時間くらいは待っていたことになる。でも本当に見つかってよかった・・こんな楽しかった旅の最後を悲しい思い出で締めくくりたくない。中の財布も現金もカード類も無事。鍵もちゃんとある。中に入っていた梅しばは冷え冷えだったけど、それはそれでおいしかったw 空港まで迎えに来てくれた母と一緒に帰宅。荷物を整理する前にパタッ・・と眠った。このまま目覚めたくないと思いながら・・zzz (完)