ハタチノコロ はじめてのアジア (4) スマイルツアー後半戦 メナム川クルーズ
メナム川は別名チャオプラヤ川という。水は濁っていて汚いけど、この水で体を洗ったり、食物を洗ったりする人もいるわけだ。水浴びをしてキャッキャ言って遊んでる子供たちもいる。そりゃいろんな生活があるんだなーと思う。船は結構広くて豪華だった。食事はバイキング形式。サラダ、フルーツ、ホットディッシュいろいろあった。普段ならサラダをもりもり食べるんだけど、ちょっと水事情が怪しいのでやめておくのが正解なのかなあ?出されている水も誰一人飲もうとしない。頼んだジュースにも氷がガンガン入ってる。でも、性格上そこまで神経質ではない私は普通に飲んだ。ちょっと胃が戦っている感じはしたけど、数分後には回復していた。さすが丈夫な胃腸w 船の2Fに上がってみる。水上生活者の様子がよく見えておもしろい。こんなのんびりした時間もいいな。15時には紅茶とクッキーがおやつに出た。景色に慣れると眠くなってきたので、お茶しながらこれからの予定を話し合った。このあと街に買い物に出たいので、途中で降ろしてもらえるかガイドさんに聞いたらOKとのこと。あと、明日空港に行く手段を聞いたら電車が一番確実と言い、降りる駅の名前を紙に書いてくれた。彼女は日本語が結構分かるから何でも相談できた。さてそろそろ港に戻り、またワゴンに乗る。
ジム・トンプソンという有名なタイシルクのお店で降ろしてもらった。すごく手触りがいいシルク。最初は見るだけのつもりが、手にとって見ているうちに欲しくなってきちゃうのよねw 私はここでお土産を探すことにした。種類が多すぎて悩む~。自宅用には白とブルーの象の柄のクッションカバーを。友人には派手で大きな熱帯魚柄のハンカチを買った。次はナカウラさんが行きたいと言っていたかばん屋さんへ。屋台がたくさん出ている通りを練り歩く。屋台は一見おいしそうに見えるけど、結構匂いが強烈!屋台も体験したいけど、100%あたりそうなので最終日にして、みんなで帰りの飛行機で苦しもうってことになったw 屋台が並ぶ喧騒の中を野良犬がふらふら歩いている。なんかタイって人もやる気ない上に、犬までやる気ない。目が死んでるw 通りにはマクドナルドやセブンイレブンやローソンもあった。ここだけ見たら日本ぽい町並みなのに、文字が全部สวัสดีครับみたいなふにゃふにゃ文字だからわけわからんw ローソンの看板やポスターを見てると、♡マークがところどころに書いてある。あ、よく考えたら今の時期ちょうどバレンタインだ!文字はふにゃふにゃだけど、記号は万国共通w タイでもバレンタインあるんだーと思いつつ、あの暑苦しい顔した人々同士がチョコをやりとりしている場面が思い浮かんで笑ってしまう。
キルト製の手芸品がいっぱい売っているかばん屋さんに着いた。私はブルーと黄色のかわいい写真立てを買った。どれもこれも安いんだ、これが。ナカウラさんお目当ての大きめのキルトバッグはなかったみたい、残念!このエリアにもたくさんの屋台があった。食べ物だけでなく、Tシャツ、シルバー類、小物などいろいろ楽しいけど、屋台の電灯の周りに群がる得体の知れない羽根のついた虫にはゾッとしたw 屋台はほとんどの商品に値札がなく、交渉制になる。日本人にはすごく高い値をふっかけてくるから、値切らないとだいたい損をする。最初は楽しいんだけど、慣れてくるとその交渉がウザイw 急いでるときはかなり面倒。このあとは少し離れた場所にあるショッピングセンターに向かう。タクシーは信用ならないのでとりあえず歩く。やっぱり町並みが日本の商店街っぽい。洋品店、美容院などはすごく似ている。なんだか懐かしく感じるのはそのせいか?ショッピングセンターに来てみたものの、同じものを買うにも他より高い気がする。ツアーで早起き&結構歩いたのでみんなもうヘトヘトだし、買い物はせずにホテルに戻ることにした。タイの生暖かい気候のせいもあるかもね。タクシーに乗ろう!と満場一致。でもまたボラれるのは嫌だから、もし騙されてもすぐ気づけるように、今いる場所を地図上で把握して道をたどって行けば一本でホテルに着くようにしたかった。そしたらちょうど女性ドライバー(?)に声をかけられた。乗っちゃおうか?4人で100バーツ出すからホテルまで行ってほしいと言うとすんなりOKしてくれて、安心して車に乗った。やっと帰れる!と思って着くのを待つこと20分・・えー、さすがにこんな遠くないでしょ!今どこなの?やべー、またかよw 今度は何が起こるんだ?
「今どこに向かってるんだ?」と聞くと、ドライバーの答えは「・・・・・」おい~~~、ちょっと待てぃ!!w「私たちのホテルの場所は分かるの?」「I don't know・・」「何ぃ???(怒)」ここでまたしてもみんなブチ切れる。一体何考えとんねん、ふざけんのもいい加減にしろ!来ちゃったのは仕方ないけど、戻れんのかよ?知らないなら早く言わんかい!!日本語、英語まじりでどなりつけた。しかもドライバー、ずっと女だと思ってたら男だしww 「駅ならわかるのか?」と聞くと、黙ってうなずく。「じゃあ今すぐ駅まで行け!!」もう命令形になってるしw ドライバーもさすがにビビって猛スピードで駅まで戻って、さらにホテルに向かおうとしているではないか!おいおい、知ってたんかいww もう頭にきたので、「50バーツしか払わないからねっ!OK?」とさっさと車を降りた。ところが「100バーツって言ったじゃないか!」とあつかましくもねばってくる。後ろに待ってるお客さんがいたから、これはチャンス!「あんたが道間違えんのが悪いんでしょ?!100バーツなんて払わないよ?」と言ったらら、後ろのお客さんが「え?道間違えたの?」みたいなこと言って不安げな表情してややこしいシチュエーションになり、ドライバーは「OK!50バーツOK!」って言ったw ていうか、当たり前だろう。なんでこっちが引き下がるんだ。それにしても一人当たり12.5バーツ(約30円)は安すぎだがw
もう21:00になっていた。みんなで頑張ったせいか疲れた・・。何か軽く食事がしたくて、ホテルの下のグリーンシルクっていうレストランバーで遅い夕食をとった。メニューは漢字か英語なので、メニューを決めるのにすごく時間がかかる。結局みんな米が食べたかったみたいで、エビピラフ風のものやナシゴレンをチョイス。ミカミと私はアメリカンフライドライスなるものにチャレンジ。何が出てくるかちょっと不安だけど、そういうのもまた旅の醍醐味。結局出てきたのはケチャップで味付けしたごはん(グリンピース、たまねぎ、肉入り)。付け合せはフライドチキンとタコウィンナーだった。タコウィンナーは結構うまい。問題はチキン。なんか丸いぞ?何だこれ、チキンのどの部分なの??「これ犬じゃない?」とかいってみんなで爆笑w 照明が暗いので、もはや何を食べてるのかわからなくなってくる。案外ホントに犬かも知れないぞ?w ナカウラさんのナシゴレン辛すぎ。あまりにかわいそうなのでフライドライスを半分あげた。オオサワさんのは一番無難でおいしかった。さて部屋に戻って寝る準備。その前に一度家に電話しよう。ホテルのロビーの電話は市内通話しかできないから、外のコンビニの前からオオサワさんのカードを借りてかけようと思ったら壊れてる。仕方なくホテルの部屋の電話を使うことにした。ちょっとサービス料取られるけどいっか、すぐ切るし。ところがなかなか繋がらないので、仕方なくオペレータを通した。すると「สวัสดีค~」とこんな具合。英語で「国際電話お願いします。」と言ったら、「สวัสดีค~」の後しばらくするといきなりフロントのおっさんが出たりするし、何なんだw 結局次やってみたらちゃんとかかったけど・・。この国は何をやるにも大騒ぎ。タイって結構体力使う国だわ。若い頃に来て正解w なんかパワー吸い取られたし。私たちはみんなタイはもうこりごり!という印象を持ってベトナムへ向かおうとしていた。