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ウェブサイト制作を依頼するための超基礎知識【準備編】

ウェブサイト制作のお仕事をしていると、クライアント企業の担当者様が
「すいません、何も知識がないのでよくわからなくて…」と仰ることがよくあります。

そういう場合は、実際のサイトをお見せしたり、専門用語は控えたりと、わかりやすい説明を心がけていますが、とはいえ、全体感が見えていないと、暗闇を手探りしながら進むようで怖いのではないか、とも思ったりもします。

というわけで、ウェブサイト制作の"いろは"を説明する本記事。
ウェブサイト制作を始める前にざっと読んでおくだけでも、解像度が上がると思いますよ!


最初に確認しておくこと

まずは、制作会社に依頼をする前に、お客様の方で決めたり、確認しておいた方がよいことをまとめました。

サイトの目的

  • 何を達成したいのか

  • ユーザー(サイトを見たり、使ってくれる人)に一番伝えたいことは何か

これがなくて依頼されることはないとは思うのですが、サイトを新規制作、またはリニューアルなどをされる際に、社内であらかじめ擦り合わせていただくと、後々に齟齬が起きにくくなると思います。

サイト全体のページ数

一口にサイトといっても、単発的な宣伝用の1ページのみのものから、何百ページもある企業サイトまで様々です。
当然、ボリュームによって費用や制作期間が変わってきます。

参考:Webryday企業サイトのページ一覧

制作中に、「やっぱりあのページが欲しい」「このページはいらないかも…」といったことが発生しても、スケジュールや費用の都合で対応してもらえない可能性もあります。

具体的なページ数が出せなくても「うちは3つの事業をやっているから、それぞれの事業を説明するページが欲しい」や「ユーザーの離脱を避けるために、全部1ページでまとめたい」というイメージだけでももっていただくと、制作会社とのすり合わせがしやすいと思います。
ざっくりでも最初に精査していただくのがおすすめです。

定期的に更新したいページがあるか

お知らせやIR情報など、サイトを公開した後も、定期的に更新したいコンテンツがある場合、以下のことを決めておきましょう。

  • 何を更新するのか

  • 誰が更新するのか

「何を更新するのか」はサイトや目的によって異なります。
お知らせなどニュースコンテンツが一般的ですが、B to Cの企業の場合、「新商品の発売にあわせて、トップページに表示される画像を変えたい」というようなお声もよく聞きます。

そのような場合、CMSと呼ばれる管理画面を使って、安全かつ簡単にサイトを更新できる仕組みを導入する必要があります。

CMSを導入することで、管理画面で簡単にページの更新ができるようになります

CMSにも種類があり、WordPressやMicroCMSがよく使われています。
それぞれに特徴があるので、どのCMSを利用するかは、要件や予算にあわせて制作会社に選んでもらうのがいいと思います。

「誰が」は、更新を内製化するのか、それとも外注するのか、ということです。
内製化すればコストは抑えられますが、担当者の業務負担が増えてしまいますよね。

ウェブサイト制作の会社が、サイトの更新もサービスとして展開している場合もあります(Webrydayもそうです)ので、まとめて依頼してもいいかもしれません。

サーバーやドメインについて

ウェブサイトを作るには、サイトのデータを保管する「サーバー」というものが必要不可欠です。

多くの場合、サーバー会社が提供している、レンタルサーバーを借りることになります。
レンタルサーバーには多数のプランがあり、プランによって費用は異なります。

サイトの規模や、アクセス数によって選択すべきプランが変わってきます。
最適なプラン選びは制作会社に任せるとしても、先述したページ数や、およそのアクセス数の見込みを、あらかじめ検討しておくとスムーズです。

また、既存サイトのリニューアルの場合は、すでにあるサーバーをそのまま使うのか、新しくサーバーを借りて引っ越しをするのかも決める必要があります。

引っ越す理由の例としては、もともと使っているサーバーが古く、セキュリティ面に不安がある場合や、新しいサイトはたくさんアクセスされる見込みがある場合、などが考えられます。

ドメインとは、例えばnote(https://note.com)なら「note.com」。
所謂サイトのURLとなる部分です。

一意であれば、どんなドメインにするかは自由に選ぶことができます。
ユーザーがURLを見て「このサイトは〇〇の情報が載っているんだな」とわかるような、企業名やブランド名を使用すのがおすすめです。

こんな機能がほしい!

例えば「ユーザーが会員登録をして、サイト内でお買い物ができるようにしたい」とか、「お店の予約ができるサイトにしたい」など、システム開発が必要になる機能があります。

その場合は費用が変わってしまったり、システム開発ができる制作会社でないと依頼ができないという場合も…
依頼をする前に、洗い出しておくのがおススメです。

こんなデザインにしたい!

スタイリッシュで先進的なデザイン、キャラクターやアニメーションをふんだんに使ったキャッチ―なデザイン……サイトの目的やターゲット層によって、デザインは重要ですよね。

デザイン、特にアニメーションの有無は費用やスケジュールに大きく影響します。このあたりもイメージを固めておくと良いでしょう。

機能やデザインについては、事前にベンチマークとなるサイトを見繕っておくと、制作会社とのすり合わせがしやすくなると思います。


今回はウェブサイト制作を依頼する前に考えておいた方が良いこと、をまとめました。
ただ、具体的に決められなかった場合も制作会社に相談できるのでご安心ください。

また、サイトを作るときの予算についても気になるところですよね。
ウェブサイトの制作費用については、こちらの記事をご参照ください。

次回は、ウェブサイトの制作の流れをご紹介します!


ウェブサイト制作のご相談はぜひWebrydayへ!
(社名がApplyNowに変わりました)