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スクラッチバック

レッスンで scratch という単語が出てきた時の会話。

「これって、スクラッチバックのスクラッチですか?」
スクラッチ バック と言われると scratch one's back が思い浮かびますので
「そうですね。背中をかくって言いますね。」
「いえいえ、あの、最近流行ってるバックですよ!スクラッチバック!」
「???スクラッチ…バック…?」
「ほら、あの、こうやって抱えるバック!」
「おーー!!!clutch bag!!」

最近、小脇に抱えるクラッチバッグが流行ってるんですよね。ええ!知ってますよ!でもそれは、スクラッチではないし、バックでもない!クラッチでありバッグなんだ!

しかし、スクラッチバックもありますよ〜。聞いたことありますもん!と言うのでネットで調べてみると、少数ではあるが、「スクラッチバック」と銘打ってclutch bagらしきものを売っているサイトがありました。うーむ。これは単純に間違ってるのか、それとも何か別の商品なのか…。
しかし、意味を考えると単純に間違ってると思うんですよね。

clutch は 「ぐいとつかむ」
bag は 「鞄」

scratch は 「ひっかく」
back は 「背中 / 後部」
ですからね。

でも、一応辞書で調べてみました。すると sclutch で clutch の方言とありました。ので、まあ、スクラッチでもいいかー。バックはバッグとしてよく使われるしなー。まあいいかー!

とりあえず、基本的に英語でスクラッチと言う時は scratch を指し、意味としては「ひっかく」であることを伝えました。

カタカナ語、混乱させられるよねー。
今だに、英語として正しいのかどうか分からないカタカナ語いっぱいあります。使うなら正しく広めようよ!と思う所ですが、間違って伝えられて広まってそれがスタンダードになる、なんていうのは言葉の宿命ですからね。
え!違うの?!
なんて面白がりながら、語彙を増やしていったら良いな、と思っています。

#エッセイ #英語

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