がんばってね
「頑張って!と英語で言いたいんですけど。」と聞かれたら必ず「どういうシチュエーションで?」と聞き返します。
日本語の「頑張ってね」には、「相手を鼓舞する」から「相手を気遣う」までのグラデーション的な感情を全て表せる要素があるからです。応援してる野球チームを鼓舞したい!という時も、家族をなくした人を慰めたいという時も「頑張って」は使えるのです。
鼓舞するのによく使うのは
Go for it!
目標に向かって突き進め!
Hang in there!
Stick to it!
そのままそこにとどまれ!
Keep it up!
その調子で!
などですね。それぞれニュアンスは違いますが力強いイメージがありますね。
傷ついてる相手にエールを送りたい時に使うのは
It gets better.
(自然に)良い方向にすすむよ
You'll be fine.
(あなたは)元気になるよ
Pull yourself together.
自分をしっかり持ってね
Hold your head up.
顔を上げてね
などですが、これらは、鼓舞する気持ちがまだ強いイメージがありますよね。
「頑張って」と言わないで。
と、日本でもよく言われます。もう、頑張ってるし!あなたに私の何が分かる?と思う時がありますものね。
震災の後、海外からのメッセージで心が和んだのは
I'm with you.
いつでも一緒だよ
You are not alone.
一人じゃないよ
でした。中でも一番ジーンときたのは
You'll never walk alone.
これからの道のり1人じゃないからね
これから続くであろう辛い道のり。
何もなかったあの頃にはきっと戻れないのだろう。
考えるだけで苦しいよね。
でも、あなたがどんな道を進んで行ったとしても、私はあなたと一緒に歩いていくからね。
あなたは決して一人じゃないことを忘れないでね。
あなたの横には私がいつも一緒にいるんだからね。
そんな気持ちが伝わってきます。
一緒だよ、と言っても「一緒じゃねーよ!」と言われてしまう時もあると思いますが、それでも、「一緒だよ」と言いたいと私は思っています。