中学生の英検

中1の子供が1月に英検三級を受ける。英検四級は6月に合格したが内容はサッパリ頭に入っていないと言ってもよい。比較も不定詞もthere is/are 構文も完全には分かっていない。なんとなく〜で選んで合格しているのだ。だから本人も「三級なんて絶対無理!全然わからんもん!三級受ける前にもっと四級の内容完璧にしたい!」などと言っている。
なるほど。確かに正論。地道に文法固めた方が良いかもね。とは私は思わないのでしっかり三級にチャレンジしていただく。
英検はその級が受かったからといって、その級の内容を十分理解しているということはほぼ無い。それが英検だ。だから英検三級だから中学校の内容は完璧、なんて事は言えない。また大人になって英検二級だからペラペラに話せるの。なんて事もほぼ無い。じゃあ英検受けたって仕方無いじゃん…。という気がする。子供もそう言っている。英検受けたって別に何の意味もない!(受験で考慮されることもあるが、大分上の級をとっておかないといけないから、そんなのどうせ取れない)意味ない!無理!

英検の役割はそういうところじゃないんだわ。

公立でも、レベル低めでも、学校の教科書の英語を隅から隅まで勉強すれば文法の仕組みは三年生の終わりまでにはしっかり入る。だから文法を固めるのはその都度その都度学年に合わせてやっていけば良い。学年より少し先に英検を受けておくことのメリットは、モヤっと「こんな英語があるのね」と知っておくこと。こんな単語、表現、文法、音、があるのねと何となく心の準備をしておくことだ。そして、最終的に受験に出てくるであろう、長めの、教科書から少しはみ出た英語に慣れておくためだ。とにかく慣れるのが重要。色んな英語に慣れる為に英検を受けるのだ。特に、レベル低めの、公立に、通っているなら、学校で教科書からはみ出た英語の指導まではしてくれないからね。今から慣れておいて損はないよ。落ちたって全然いいしね。受かったって意味ない!んだから落ちたって落ち込む必要もない。

と英検の役割を説明したが本人はブスくれている。まあブスくれててもいいのでとにかく受けておいで〜。英語ってホント「慣れ」が武器になるからね。「慣れ」命!
#英語 #エッセイ #子育て

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