先生と友達とそして家族

先日、子供が吹奏楽コンクールに出場しました。その日の夕方のうちに結果のお知らせが保護者のグループラインに入ったのですが、なんと想定していたものより二段階も下の賞。皆、口には出しませんでしたが、「えーーーーーっっっ!」と思って大きく落胆したに違いありません。私も愕然としすぎて何も言葉に出来ずしばらく返信もせず放置。あんなに頑張ってたのに!え?あんなに頑張ってたのに?とっても良い演奏だと思ったのに!えー!!!軽いパニックです。1時間くらいパニクってましたかね(長い)。自分の落胆が一段落したら今度は子供の落胆ぶりを想像してうろたえ始めました。一体どんな顔して帰ってくるんだ?なんて声かけてあげればいい?良かったところ一杯言ってあげる?どうやって励ます?もういっそ何も言わずに一緒に泣く!!!きっとそれが一番だろう。うん。と子供の帰りを待ちました。

夜9時過ぎに子供帰宅。めっちゃ普通な様子。いつもよりちょっと不機嫌ってくらいか?

「あー、めっちゃ泣いたわー。先生のフォローがヤバかったー。みんな大泣きやったー。」

みたいな。もうちっとも泣いてないし、これから泣く気もなさそうな程ケロッとしとる。

だな。そらそうだ。家に帰って親と泣こうと思ってる10代がどこにいる。学校でしっかり先生がミーティングをしてくれて、一緒に頑張ってきた仲間達と一杯泣いて、悔しがって、でもお互いをたたえ合って、先生に感謝して、先生も子供達との時間を大切にしてくれて、ワーワーして、一緒に写真撮って、「先生の隣が良いーー!!!」とかみんなで場所の争奪戦して、先生は満面の笑みで「おいおい」なんて言って、ホッコリしたりして、ぜーんぶ出し切って帰ってきてるんだ。

大きくなった子供にとっての家族とは、空中ブランコの下ーーーの方に張ってるセーフティーネットみたいなもん。先生と友達との世界から落っこっちゃった時には必ず助けまっせ!のつもりでいつもそこにドーンと張ってる頼れるネット。でも落っこちない限りそこに張ってあることすら気付かないようなネット。

なるほどね~。そういうもんだよね~とシミジミと実感した一日でした。上の世界で一緒に七転八倒してあげる家族としての役割はもう終わったんだね。はー。ちょっと寂しいです。

でも、よくよく考えてみたら「寂しいです。」とか言ってる場合ではないんです。だって上の世界からボスッと落っこってくるデカイ子供を受け止めるのは結構大変だからさ。これからは、ネットの手入れをキチッとしとく事に精を出さないとってこと。ほつれてたり、穴があいてたら、子供は怖くてあっちこっち飛び回れないものね。

さあ、新たな任務頑張ろう。

どんな落下も逃しません

いつ落ちてきてもナイスキャッチできる安心安全セーフティネットを目指して。


※ブログもよろしくお願いします

http://funkeystomusic.hatenablog.com/archive/category/%E9%9B%91%E8%A8%98



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