大アクアプラス祭~30th Anniversary~(DAY1)
前置き
前回のアクアプラス祭はうら若き乙女(成人済み)だったので、金欠とジャンル的に日和って行かなかった記憶があります。
というか、もう約10年前の出来事なんですね。怖すぎ。
ただ、前回の祭が終わった後、中山愛梨沙ちゃんが出たと知って私は膝から崩れ落ちました。行けばよかった、なんで行かなかったんだ、と。
そして時は流れ、なんだか知らないうちに30周年のイベントが……ッ!
これはもう逃してはならぬ! と即申し込みました。
感想
基本情報
アクアプラス/Leafの作品関連のキャスト、アーティストが集合したトーク&ライブ形式の祭り。
会場は横浜BUNTAI。旧横浜文化体育館で、改装後は2024年4月にこけら落とし(ゆずのライブ)があったようで、とても新しい会場。
アリーナは5000人規模で、上階でもステージが見やすく、かなりよかったです。中にはホットドッグなどの軽食を売っている店もあり、自動販売機もしっかり。
どうでもいいけどトイレ列、男性の方が圧倒的長蛇でウケた。ここまで非対称なのは初めて。一般的に女性の方が構造的に時間かかるからね。
どうやらアーカイブ配信もやっているようです。前回はなかった(だから悲しかった)気がするんだけどどうだっけ。
ライブパートめちゃよかったのでそれだけでも見る価値ありです。
前提
ティアーズ・トゥ・ティアラのオタク。希少種。
1日目のみ、一般指定席で参加。(TtTオタクとしては大正解のセレクトだった)
ジャンル的には珍しい女TtTオタク目線での希少種イベントレポとして捉えてもらえると幸い。
ネタバレあり感想
物販
TwitterもといXで関連ハッシュタグを眺めていると、物販列がガチのガチっぽかったので、私は怖くて行けなかった。
DAY1の物販開始11時からたぶん2時間程度で、ホテルキーホルダーを皮切りに、アクリルフィギュアやTシャツ、アクリルブロックなど続々と売り切れに。
アロウン様のアクリルブロック欲しかった。万が一、余っている方いたら取引したい。
私が16時半ごろに行ったときはこんな感じ。パンフが買えてよかった。
お手紙・プレゼントBOXはなかった。事前に何も書いてなかった(と思う)のと、こういう大規模イベント×女性声優メインだと保安上難しいだろうなと思っていたので理解。一応持参していたおてまみはのちほど郵送しました。
座席
一般席の割には見やすい。
客層
男女比、体感で8:2。
9:1くらいも覚悟していたので、これがうたわれの女子人気パワーなのかな!? と思った。
偽りの仮面のアニメ、途中までしか見ていないけど、結構な腐女子描写が出てきて、なるほどなあと思った記憶。うたわれをメインとして、女性向けのアクアプラス同人イベントが地道に開催されてきた歴史は聞いていたけど、ここまでにじみ出てくるとは。
まあ腐女子描写というか、露骨な半裸男性2人組にキラキラエフェクトとアハ~ン音が被る描写で、マリリンモンロー的(?)お色気表現の範疇からは出ていないけど、誇張表現を使ってBL同人誌をエロ本として正面からとらえ、女子キャラの性欲にガツンとフォーカスしているのは悪くないなと思って見ていました。あれって作品としては、①腐女子サービスしつつ本筋としてはルルティエの妄想乙で済ませたい②ルルティエちゃんエッチな妄想してて可愛いねの下心③両方、のどれを意図しているんでしょうかね。どうでもいいか。
そして今回のイベントでも女性ファンの底力ありますね。ロストフラグで裾野が広がったのもあるのか、グッズも結構男性キャラがいたし、男性声優さんもたくさん出ていたしな。まあアクアプラスは男性声優の男性人気も圧倒的なものがあるとは思うけど。
男女比はともかくも、男女関わらず年齢層は圧倒的に高齢者www
高齢者は言いすぎだけど体感40~50代がボリューム層かな? 40周年イベントはシニア割はやめた方がいいのではw
そりゃ物販も即売り切れですわ。これからもみんなで青春の続きを見ような!! という意気込みを感じます。私は比較的若造なのでこれからもフォロワーで行きます。
他イベントに比べてもマナー悪い客は結構いたので、その辺はちゃんと注意してほしい。本来はスタッフを噛ませるべきだけど、それができない状況なら、いい大人の男性がたくさんいるんだから男性同士で注意し合うのが一番リスク少ないし(正直このジャンルで注意して逆恨みされたら怖すぎる)。私は始終他の客の存在を脳内シャットアウトしなきゃいけんかったよ。
イベント本編
まず長すぎ、相対的にチケットの価格が安くなりすぎ。
ありがとうございます。40周年では餅食ってケツにクッション敷きます。
ライブパート・ドラマパート・トークパート、と織り交ぜて何回か繰り返す方式なのは、ダレずに済むのでとてもよかった。最後の方に新情報をドドンと発表して、また盛り上げるという構成もよかった。
メイン司会とサブ司会の浪川・トネケンペアの技術も異様に高かったなあ。あんなに大勢いる声優のトーク捌きもすごかったなあ。浪川氏はあんなに漢字読めたっけ? 最近はテレビとかにたくさん出ているから現場力が違うのか。
最初にあった出演者が一人ずつ登場するくだりでは、みんなキメポーズしててかわい&かっこよかったな。石井真は両手をあげてぴょんぴょんしていた。
ライブパート
私は中山愛梨沙ちゃんの楽曲を聞きながら学校に通い、18歳になるまでPCゲームを買うのを我慢し、解禁されてからも大好きな楽曲を聞き続けて人生を歩んできた人間なので、Part2でいきなり「君をのせて」の生歌がはじまったときには頭パーンして過呼吸なるかと思いました。一音でも聞き漏らしたくないから精神保ちました。前触れもなくいきなりはきついよ。
あとはPart3。Heart To Heartは当然大好きなんですが、そのあとの怒涛のティアーズ曲祭りに、荒波にもみくちゃにされたかのような喜びの嵐で大変でした。
Tears to Tiaraは本当に本当に本当に何万回聞いたかなってくらいの曲だし、僕はいつだってでTtT2曲もちゃんときて、最後Free and Dreamがきたらもう大変だよ。情緒が。
めちゃくちゃ欲を言うとUntilが一番好きなので次回はUntilやってほしい、やってくれたら私の墓が立つ。
Tears to Tiaraの話に戻ると、MCで「この曲は、歌っているとちょっと切なくなるけど最後には元気が出る、そんな曲です(意訳)」的なことを言っていて、本人にもちゃんと楽曲が愛され続けてきたことにうるっときてしまった。私の記憶だと、ある日突然ご自身のブログでさよなら宣言をしていなくなってしまったので、前回も今回も舞台に立ってくれて大丈夫なのかなと思っていたこともあり。
そしてやっぱり映像はコンシューマ版TtT(アヴァロンの謎)でしたね。私はPC版TtTのOPを目が腐るほど(※単なる比喩です)見ているので、中山愛梨沙ちゃんに歌ってもらえるならPC版がよかったよ。私はアゴウン様も大好きなんだ。アヴァ謎のOPもラスティがかわいくて好きだけどね。
Suaraちゃんの生歌も初めて聞いたのでもう大大大感動したんだが、Free and Dreamはきっと今までもたくさん歌われてきてて、ライブで育っている楽曲なんだなというのを感じた。ライブアレンジを極端にしているわけではないのに、音源よりかなりエネルギッシュで、元々の楽曲が意図しているバンドのグルーヴ感がもっと表現されていてよかったなあ。
バンドといえば、全楽曲に言えることだけどバックバンドがすごかったな! Suaraちゃんも最後に言っていたけど、幅広なジャンルの楽曲がある中で、音源の意図を汲んで生音に落とし込むセンスがすごかった。
TtT関連以外で感心したのが、てらしーが一気に会場を味方につけて、堂々とMC&パフォーマンスしていたこと。あれすごいよなあ。さすが歴戦を潜り抜けてきただけはある。
私がアクアプラスファンの男性で、(種々の女性声優を差し置いて)SOUND OF DESTINYを歌えと言われたらド緊張で毎晩眠れないけどな。あれなんでスタッフは彼にやらせたん?? 鬼??
そして平野綾ちゃんの歌うま化け物を拝めたのマジで奇跡だった。衣装もめちゃくちゃかわいくてアイドルだった。
ドラマパート
アルサルを主役(?)にしていただいて本当にありがとうございます!!!
こんなこと思ってもみなかった。一瞬だけ登場してちゃちゃ入れて帰るだけでも全然満足するつもりで来たのに。。。
一瞬だけ登場と言えば、ユズハパートの後にモルガンが一瞬出てきて一瞬でアルサルに断られていたの話としてはとってもよかった。でもモルガンファンとしてはあと2,3言しゃべってくれてもよかったよ。リアンノンに「モ~ちゃんったら!」って言ってほしかった。
会場はアルサルのこと知らん人も結構いたのではないかという雰囲気だったのだが、TtTオタクとしては鼻血出そうになるくらいの好待遇で本当にうれしかったことをネットの隅っこで叫びたい。あとでアンケート書こう。
しかし、リアンノンをもっと出してくれてもいいんだよ、みんなリアンノン可愛いの知ってるでしょ? アルサルよりしゃべらないなんてもったいないよ。
やっぱりアロウン様が来ないとリアンノンが輝かないよなあ。アロウン様ちゃんと来てよね。兼ね役も多いんにゃもからさ。
そして、これを機に是非ともティアーズシリーズをロスフラってください。お願いします。お願いします。
トークパート
私、石井真のオタクなのでまず石井真の話しますね。
彼は今回もベスト着てましたね。いつもはシュッとしたシャツとかにベストなんですが、なぜか今回はフーディー的な装いに前が閉まらなそうなベスト着てましたね。他の人の衣装がフォーマル寄りだったので若干浮いていましたね。
アルサルが出たドラマパート後のMCで、「どうせならToHeartみたいな学園モノがやりたかった」などと不満タラタラなことを言っていましたが、彼は緊張すると言葉選びが下手くそになることがままありまして、たぶん「どうせなら」ではなく「せっかくなら」と言いたかったのではないかと勝手に推察しています。浪川氏にぶった切ってもらってよかったね。
緊張した彼はたまにおもしろさが大爆発することがあります。
昔やっていたティアーズの「ゆうことまことのXXラジオ(仮)」的な番組で、”お嬢”こと後藤邑子様のパーソナリティ力によってラップを無茶振りされた石井真さんに、突如笑いの神が降臨し、アドリブで奇跡のゾンゾゾンラップを歌い上げたことがありました。以後の彼にラップという大きな特技(?)が与えられる思い出の回でしたね。Wikipediaの石井真のページでは、彼の職業は一時期「ラッパー」となっていました。時代を感じるなあ。
さて、そんな中、トークパートでは石井真の爆発力を覚えているスタッフがいらっしゃったのか、2択どっち? のコーナーで「次のイベントやるならハワイとタイどっち?(※)」とか「先生にするなら中井和哉と石井真どっち?」とか、存分にイジってくれてファンとしては大喜びでした。ありがとうございます。
しかし、昔と違って「質問いいですか?」と元気よく確認して割と適切な前提条件の質問をするという、存外まともな発言をしておりました。
それにしても、中井さんのおもしろさが圧倒的でした。ケモ耳スケスケ美少女好きおじさんの破壊力すごかった。確かに先生にしたらダメだね。
そういえば、先生にするなら……の2択のときに、中原麻衣ちゃんが絶対に決められない(決めたくない?)様子でずっと真ん中に立っていたのが印象的で、好きでした。ティアーズアニメBDのブックレットか何かで、「友人・彼氏・結婚相手にするならどのキャラ?」という質問があり、麻衣ちゃんだけが「結婚するなら絶対に一途なアルサルがいい」と答えていて、なるほどこの人の考えることはおもしろいなあ! と思ったものです。ちなみに友人はアロウンで、彼氏がレクトールというほんとにすべてがおもしろい回答でした。
※当時、石井真が出るラジオでは「タイ人っぽい」「現地の方ですか」という今ではできないイジりをよくされていたため
アクアデミー賞の司会2人の小芝居もおもしろかったですね。
何よりだいちゅう氏の脚本賞狙ってたやつが一番ホラーでしたね。人間ってあんなにさらっと壮大な嘘がつけるんだ。怖すぎる。
そしてホワルバ2収録当時に壮絶な恋愛をしていてその気持ちを芝居にぶつけた(?)という生天目さんの話が気になりすぎて受賞してもよかったと思う。受賞させにくいけどな。
リッキー氏は床で元気にバタフライ&クロールしていてとってもよかったね(にこり)
しかしよくこんなハチャメチャな人たちを捌いていたね、浪川氏に何度でも拍手したい。
後書き
全体的にTtTが優遇されているのにびっくりしました。
今までの10年が報われる感動的な一日で、行って本当に良かった!
うたわれ新作はもちろん、まさかのジャスミン再始動のお知らせもあったし、この流れでTtT3も何卒何卒……というのが我らTtTオタクに残された最後の希望の砦だと思われます。
まずは本当にロスフラにTtTキャラを出してほしいですね。リアンノン可愛すぎるからもっと出してほしい。リアンノンがいればそれで世界平和だから。
おわり。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?