ヴァンガードって本当に終わってるのか。

※全文無料で読めます。
面白かったら1パック奢ってください。

とある記事を紹介したところ意に反してやたら伸びてしまい、
「これお前が書いたんか」って思われてそうでしんどいです。

なので、Dスタンを1年やってきての現在の感想を僕視点でお話できればと思います。


環境面について


めちゃくちゃ面白い。

国家ごとのオーバートリガーの違いで多少の強弱はありますが、
デッキはバラけてるし、新旧ライドラインが入り混じって対戦出来る現環境はかなり面白いです。

バディは最新弾が出たら「はいカオス一強! ツヴァイ最強! 黒ずくめじゃんけんぽん!」みたいな状況だったので、いろんなデッキに勝ち目のある現状はなかなか嬉しい。

G4のパワーバランスが高く、極光に至っては10ヶ月ぐらい環境にいます。
いつまでおんねん。


ゲーム性について


ガチでやってもエンジョイでも楽しめます。
特に最近は、プレイング向上のnoteが結構出回っていて、それを意識するだけで勝率がぐっと変わったりします。

上位勢が考えていることが無料でシェアされるのは結構ヴァンガード特有の強みなんじゃないでしょうか。
言われるまで、ライドコストで手札が透けるなんて考えたことなかったです。

今年はチーム戦なので、調整をチーム単位でしやすいのが◎。
1対1でぶつけて、もう一人がプレイングミスを指摘する、なんてのも3人ならやりやすいです。

一方で、3か月に一度のパック強化、不定期PRであることを考えると
「このデッキでどこまで行けるか試したい!」みたいな方にはかなり向かい風のような気がします。

バブサーガラやゾルガが結果を残していることからしてもやれないことはないですが、かなりの愛と練度が求められることでしょう。

素直にいろんなデッキ試してみる方が、ヴァンガードというカードを楽しめておススメな気はします。

問題点

ここからは、問題点とされている点について取り上げていきます。


シングルの高騰は必要悪


昨年12月より、急激な高騰が発生。
特にユイカ、テンペストなどは通常レアですら3000円を超える高額カードになりました。

さらに、デッキに必ず必要なライドラインのG3が、デッキ産が下位互換になったのも大きいです。

これにより、ペルソナライドを揃えるだけでも6000~8000円し、デッキ単価が20000強のデッキがざらに出来ました。

で、これに関してですが
おそらく運営が意図的にやってます。


というのも、

全然そそられないパック
多々買わなければ生き残れない

昨年末からRRRの種類数が10種⇒15種に拡大しており、
1カートンから出るRRRの総量は変わらないせいで、カードが揃えづらくなっています。

そのため、必然的にシングル価格が高騰しやすい状況に陥っており、ヴァンガードのユーザー増加も合わせて値段が下がりにくいんですね。

これに関しては、新弾を集めなければ環境に上がれすらしなかった4弾当初を考えると、気になるデッキがなければ買わなければいいのでかなり緩和されてると思います。(その分新規軸は高いですが)

こっちはまぁ割と納得できないこともない。

昨年は
「低レアで安くデッキが組め、高レアをコレクター要素として高額にする」
といういわゆるポケカみたいな売り方をした結果、RRRが1000円いかない場合がほとんどというカードショップ泣かせの状況でした。

さんざん売上でこけたと思うので、むしろ価格を上げるのは必要悪だったのかもしれません。

むしろこの値段を「どこまで維持できるか」が
デュエマのような資産価値を比較的維持できるTCGと
ただ高いだけのTCGとの違いになるかと思います。

2回のスタン落ちと去年のコケた状況で現状2アウト2ストライクなので、カードショップからの評価がかなりシビアなのが向かい風。

汎用とPRは擁護できない

問題はこっち。

最近のPRの強さは圧倒的であり、PRが存在する前提でデッキが開発されている気すらします。
その強さから、買えないと始まらないのに全国で売り切れて買えないジレンマが発生。

ドラグリッター ハルブに至っては、ないとオーバーロードである意味がないのに1枚3500円します。
ジエンド組むのに14000円スタート。わーい。無理。

大会のPRも同じように必須カードが登場したせいで、1枚4000円するカードが続々発生しました。
こちらもPRの種類が6⇒9と増えたため、大会を回れる地域とそうでない地域に差が生じます。

さらに、ショップ大会ですら必須である効果付トリガーが値下がらないのも大きな要因です。

再録したのはいいものの、星前引で3種×5国家の15枚が箱に1枚しか入っていない地獄。

狙ったカードを当てられる確率は6.7%です。
箱4500円するのに。

軸を増やす際はそのカードが必須になっており、1ユーザーにつき4~20枚程度必要になるのにこれ。

・PRの異常高騰
・トリガーや汎用カードの高額化

この2点は、新規層を取り込む際の明確なハードルになります。
早急な解決が見込まれます。


解決案


批判の後には必ず改善案を。
叩いている「だけ」の記事に価値はありません。

個人的には、
・効果付きトリガーの継続的な再録
・PRの3ヶ月後再録

が妥当なラインな気がします。

効果付きトリガーに関しては、あればあるだけユーザーが新デッキを組むリソースになります。
ライドラインでお金を掛けることが前提でも、汎用カードを安くすることで2万円以下のデッキに収まるのではないでしょうか。

PRに関しては、先行収録のような扱いにして
新弾で出て来ることが前提、3ヶ月のタイムアドバンテージをお金で買う、という形でもよいかと思います。

これであれば後から組みたくなったらパックを待てばいいですし、
大会で使いたいユーザーは本買ったり大会で集めればいいですからね。

PRについてはお店が仕入れるものではないため、下手に高騰しても店側は得をしません。

ユーザーが増えるような活動にあてられる方がよいかと思います。

ゲーム性自体はむちゃくちゃ面白いので、来年も遊べるTCGであることを期待します。


最後に


1年間いろんな活動してみて感じましたが、ヴァンガードというTCGは特に
「ヴァンガードというTCGに思い入れが強いプレイヤー」が多い気がします。

アニメの世界観からなのか、ブシロードの戦略なのか
カジュアルプレイヤーだけでなく、大会入賞プレイヤーからも
バディファイトとも違った「カードに対する思い入れ」を感じます。

自分も一度痛い目を見ましたが、そりゃ安易に叩いたらヤケドするよね。

お互い気を付けましょう。

ここから先は

0字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?