ロアッソ熊本サポーター復旧ボランティア部①
2020.07.12
7月3日。地元人吉で起きた水害。
1週間、準備を重ねて12日に現地入りしました。
装備として用意したものは
・つなぎ
・長靴
・インソール
・厚手の作業用手袋
・ゴーグル
・レインジャケットとパンツ
・帽子
・マスク
・クールタオル
持ち物
・水分2リットル
・OS-1
・塩分タブレット
・除菌シートと除菌ジェル
・食料
・着替え
・ボランティア保険証
・健康保険証
その他いろいろ、、、
人吉入りするにあたって、地元の友人に連絡をとり、いろいろ教えてもらいました。
とりあえず現地入りして状況を見ようと
誘っていただいたロアサポさんと一緒に
人吉の県議会議員の事務所へ。
そこでまさかの、
連絡を取っていた人吉高校の同級生で
人吉市市議をつとめている友人に再会!!
そのまま近所で困っている方の店舗で作業することになりました。
その店舗というのが、、、
私の母が、帰省のたびにたくさん買って持たせてくれて、子どもたちも大好きな和菓子屋さんだったのです😳!!
最初の作業は、店舗二階へ上がる階段の掃除でした。階段には泥が堆積し、滑りやすい状況。
実はおっちゃん、、、水害後に二階に登ろうとして背中から転落、肋骨を骨折して3日間寝ていたとのこと。
転がっていた鍋で水を運び、デッキブラシで泥を落とします。
(バケツがあれば、、、)(発電機があれば、、、)
現地入りして身にしみて分かる必要なもの。
階段の掃除が終わる頃に、同級生が発電機を借りてきてくれました。
次は店舗内へ、、、
次の作業は店内へ、、、
私の知っているお店とはあまりにも違いすぎて
しばらく声が出ませんでした。
入り口の泥は出してあるものの、ほとんど手付かずの店舗内。
物を出しながら、開かずの窓を開けようと奮闘。
ここでバールが活躍!!店内の湿度が少し下がりました。
通りすがりの高校生が3人自転車で現れて
「手伝います!!」と声をかけてくれました。
水を吸って開かなくなったタンスや食器棚の運び出し。ガラスが割れていたり、大きな冷蔵庫が倒れてこないよう注意しながらの作業。
中から、いつも買っていたみたらし団子の包装紙が、泥だらけで見つかったときには、少し泣きそうになりました。
お昼前には、足の踏み場も無かった店舗と作業場が大分片付いて、床が見えるようになりました。
午後は泥の回収車が来て、積み込む作業。
更に店舗奥の物の運び出し。
熊本市内のボランティア団体の方々3人が声をかけてくださってお手伝い。
水を吸ったダンボール、雑誌、包装紙、包装用のパック、食器、一斗缶、もろぶたなどなど、、、
大量の廃棄物が、お店の前に山積みに😣
開かずのシャッターもバールでこじ開けて
奥から出てきたちりとりとタライで
土砂を外に出す作業。
同時に高圧洗浄機で流します。
おっちゃんとも打ち解けて、この頃にはすっかり仲良しに(笑)
夕方まで作業を続けましたが、結局1番奥の工場は手をつけられず、、、
今回感じたこと。
まず、復旧ボランティアといっても
いろいろなカタチがあって出来ることも様々だということです。
ボランティアセンター経由で入るのもあり。
知り合いを通じて手が足りない所に入るのもあり。
街を歩いて声をかけるのもあり。
それぞれメリットデメリットはあるので、
よく考えて行動しなくてはいけないと思います。
もちろん、現地には行けないけれど
物資や義援金、地元の食べ物や特産品を買うなど
さまざまな形があることも、熊本地震の際によくわかりました。
次に、人と人との縁ってあるのだな😊と
本当に今回感じました。
まだまだ人の手が足りず、思うように進まない場所がたくさんあります。道具があってもマンパワーが足りない。もどかしくて仕方ないのですが、小さな私の力でも役に立つことがあるかもしれない!!信じてこれからも〈できることをできるしこ〉やっていこうと思います。
今回、偶然ですが大好きなみたらし団子のお店の片付けを手伝うことが出来ました。
お店を再開させる事は、容易ではないと思います。もうやらないかも、とおっちゃんは言っていました。
でもきっと、、、おっちゃんは
お店を再開させて、熊本で1番美味しいみたらし団子を食べさせてくれると信じています😊
この写真は2019年4月、私が撮ったものです。
おっちゃんに見せたら「こら貴重ばい!!」
と喜んでくれました😊
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