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The Vines
★ガレージロック80%
★オルタナティブ20%
ヴァインズの魅力は何と言ってもボーカルのクレイグ・ニコルズのステージパフォーマンス。クレイグは小さい時からビートルズを聴いて絵を描いて過ごしてきたがアスペルガー症候群を患っており、まわりとうまく馴染めず悲しみや寂しさから問題を起こしてきた。そんないろんな思いを抱えたクレイグの狂ったようなシャウトにはロックの持つ圧倒的な衝動が感じられて、どんなにロックンロールが素晴らしいかを語るときには何万字の記事よりも説得力がある。
■おすすめ曲
Get Free(2002年)
いつ聴いてもクレイグ・ニコルズの絶叫には彼の抱えてきたもの全部が込められているような気がして心が揺さぶられる。ステージでドラムセットをぐちゃぐちゃにしながら白目をむいて叫ぶ姿はまさにロックンロールスターそのもの。
Ride(2004年)
シンプルなリフでわかりやすいノリのかっこいい曲。曲の一番の終わりにちょっとした間奏があるがそんな短い間奏でもクレイグは頭を振り回して大暴れする。(意外とちゃんとギターは弾いている笑)
He's a Rocker(2008年)
'かつて若い男いた。誰にも理解されず毎日時間を無駄にしてた。'という歌詞から始まる、まるでクレイグ本人のことを言っているような曲。クレイグは病気からか2008年ごろには激太りしてしまっているがそんな頃に売れないでまさに誰からも理解されずに苦しんでいた頃の自分を思い出して作った曲なのかなあ。
■まとめ
アスペルガー症候群のクレイグ・ニコルズが作る自分にしかわからない歌詞といい、内に抱えたものすべてを放出するかのようなステージは、バンドごっこがしたいだけって感じが全然しない。本当にそれしか生きる道がないって感じのロックンローラの曲はやっぱり最高にかっこいい。それらを見るにクレイグはシューベルトとかバッハとかと同じ本当の芸術家なんだと思う。
■どうでもいい話
・クレイグ・ニコルズの大好物はマクドナルドのハンバーガーらしい。(←ロックスターっぽい)
・クレイグはMUSEの大ファンで、自分でTシャツに'MUSE'って書いただけのTシャツ着たりしてたらしい。(←かわいい笑)
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