Dr.Feelgood
★ロックンロール30%
★パブロック60%
★ブルース10%
パブロックといえばこの人たち、その名もDr.feelgood。ロックバンドたるものCD音源よりもステージ上の方がかっこよくあるべきだと思うがドクターフィールグッドはまさに最強のライブバンド。リーブリローのダミ声にハープそしてウィルコジョンソンのマシンガンギタースタイルは、クロマニヨンズの甲本ヒロトやミッシェルガンエレファントのチバユウスケ、アベフトシなど影響を受けたと語る人も多い。間違いなくパブロックの基礎を作ったバンド。
■おすすめ曲
she does it right (Down By The Jetty/1975年)
ただのこれだけなのだ。リフもシンプルだし、曲の展開も特に何がどうってわけでもない、ただのこれだけなのになんでこんなにかっこいいんだろう。ウィルコジョンソンはピックを使わない。素手であのカッティングのリズムを生み出している。大学生の時、ドクターフィールグッドのドキュメント映画'OIL CITY CONFIDENTIAL 'を見に行って驚いたのは、ウィルコがなにげなくアンプに繋いでないギターを弾いているシーンだった。これがなんと素手のピッキングだけでちゃんとウィルコのギターの音になっているのだ。自分のスタイルを極めたギタリストはそんなこともできるのかすごい!めちゃくちゃかっこいい!と思ったので、映画の後、家に帰ってから真似して弾いてみたんだけど、指痛かったからやめた。笑
Roxette (Down By The Jetty/1975年)
本当に不思議なんだけどバババン、バババンってリフ弾いてるだけなのになんでこんなにかっこいいんだろう。ついでにウィルコが素手ピッキングの時にたまに指開いたりしているのも不思議だし、指のどこを弦に当てているのかも不思議だし、演奏する時のステージングが、前後にただ動いているだけなのも不思議(笑)
One More Shot (Chess Master/2000年)
2000年あたりのこの曲はギターがスティーブウォルインで安定してきた頃のめちゃくちゃかっこいいロックンロール。そしてこの曲は特にライブ化けが激しいのでぜひ映像で見て欲しい。個人的には今まで見てきた'ただのロックンロールでかっこいい曲'ランニング5位には入る。スティーブのソロがこれまた伝統的なロックンロールど真ん中で、本物のロックンロールが持つ原始的なエネルギーを最大限引き出して我々に感じさせてくれている気がするのだ。これ聞くたびもはや本能的にノってしまう。ソロ以外では余計なおかずとか入れたりせずバッキングに徹しているのも最高。
■まとめ
メンバーの入れ替えが激しいバンドだが、ウィルコジョンソンもジッピーメイヨもスティーブウォルインの時代もみんなそれぞれ自分のギタースタイルでロックンロールしていて、それぞれが最高のロックンロールを持っている。いつの日もドクターフィールグッドのギタリストは最高だよなあ。
■どうでもいい話
・ミッシェルガンエレファントのアベフトシは影響を受けたギタリストにウィルコジョンソンを挙げている。
・クロマニヨンズの甲本ヒロトはリーブリローのハーモニカを聞いて'俺でもできそうだな'って思ってハーモニカ始めたらしい。
・ウィルコジョンソンはバンドをやる前は高校の国語教師だったらしい。
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