The Strypes
★ブルース10%
★ロックンロール40%
★パブロック50%
エルトン・ジョンはストライプスについて次のように言っている、「彼らは、私が65年かかって集めたR&Bとブルースの知識を16才にして獲得している。」この言葉が物語る通り、1stアルバム発表時の平均年齢が16歳というバンドが鳴らすロックンロールはその若さにもかかわらずまぎれもない本物なのだ。1stアルバムの中にはロックパイルやドクターフィールグッドも演奏した伝統的なロックンロールナンバーのカバーも多く、その選曲からしても彼らが真のロックンロールフリークであることがうかがえる。
■おすすめ曲
Heart of the City (Snapshot/2013年)
尊敬するパブロッカー、ニックロウのカバー。原曲はもっとゆっくりしていてそれはそれで味わい深いんだけど、ストライプスのカバーはアップテンポでビートが現代的だ。というか原曲を聴いてこういうビートにまとめられるって思えたのがすごい。ストライプスのメンバーには原曲がこう聞こえてるのかな。だとしたらロックンロールもそりゃ人一倍楽しいわ。
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So They Say (4 Track Mind/2014年)
この曲は激しくライブ化けする。CDで初めて聴いた時は特に何にも思わなかったんだけどライブ版を聞いた時はぶっ飛んでしまった。ウォーキングなリフに、歌の出だしの一直線なメロディラインが合わさるところとかめちゃくちゃかっこいい。ライブで本気出せばかっこいいってことを知った上で聞くと、CD版がゆっくりなのもまるでドクターフィールグッドのようでそれもまたかっこいい。
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Hometown Girls (Snapshot/2013年)
尊敬する先輩たちの伝統的なロックンロールを学んだ上で、それを自分たちのロックンロールに昇華した感じの曲。やっぱり真のロックンローラーは伝統を重んじていないとね。Bメロの最後に一瞬マイナーコードを使うあたりがストライプスなりの昇華の仕方って感じがする。
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■まとめ
若くして真のロックンロールビートを鳴らすバンド、ストライプス。例えばピートのお手本のようなシャウトの仕方(映像↓)やジョシュのギターの弾き方(↓映像)なんかはロックンロールが本当に好きで、彼らの心の中に往年のロックンローラーたちがヒーローとして存在していることを感じさせる。そんな彼らももはや彼らが尊敬するロックパイルやドクターフィールグッドと同じ、誰かの心の中のロックンロールヒーローになっていると思う。
■どうでもいい話
・メンバーの中で一番イケメンなのはベースのピート、というのが共通の認識らしい。
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