関西コミティア71と近畿旅行と備忘録
はじめに
関西コミティア71が10月20日(日)に開催されるということで、私は関東から関西へ初の1人旅を決行致しました。
どんなものを頒布したのか、なぜ一番近い関東ではなく関西にしたのか等については上記の記事で記載しているので省きます。
10月18日(金)から10月21日(月)の4日間、近畿地方を旅行しつつ関西コミティア71にサークル参加する、ということをしていました。
近畿地方を旅行、と言っても京都と奈良と滋賀を往復しただけで、京都に至っては駅を利用するだけ、といった感じでした。
新幹線は問題なく窓際の席を予約できたのですが、ホテルに関しては京都周辺は既に埋まっていたり、高価であったりと予約が難しく、たまたま空いていた奈良と滋賀のホテルを予約しました。
なぜ3泊4日にしたのかというと、休日に東京駅を降りて新幹線を利用するとなると、人混みの中での行動となり精神的に疲弊するだろうという後ろ向きな理由です。
なので、平日である金曜日と月曜日を新幹線に乗る日に充てました。
実際には、平日でも変わらず人混みの中での行動でしたが……。
京都、と聞くと私は小説の『夜は短し歩けよ乙女』が真っ先に思い浮かびました。
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』も確か京都が舞台だったと思います。
アニメだと様々な作品で修学旅行という形で出てくる印象があります。
『らき☆すた』や『俺ガイル』などが私にとっては印象深かったです。
ADVゲームだと『千恋*万花』や『Kyoto Colorful Days』が思い浮かびます。
他には『Go! Go! Nippon!』や『Japanese School Life』なども途中で京都に行くシーンがあった記憶があります。
このタイトルの羅列を見てすぐにわかった人は私と仲良くなれそう……。
ある事象において、わからなくなると途端に焦ってしまう人間なので、Googleドキュメントを活用して持ち物リストと詳細なスケジュールをぎっしりと、修学旅行のしおりのように書き込んでいました。
また、メモ欄を設けてその日に感じたこと、思ったことを都度記入していました。
持ち物に関しては、キャリーバッグを転がしていくのは個人的に無理だと感じたので、リュックサックに入り切る分で持ち物を選定しました。
服装に関しては、ホテルに洗濯機が完備されていることを事前に調べてわかっていたので、リュックサックに入り切る程度の量を持っていきました。
チェックを入れていない小説は、暇潰し用に持っていこうか悩んだのですが、結局持っていきませんでした。
景色を見ていれば時間があっという間に過ぎていったので、特に持っていかなくて困ることはありませんでした。
無線キーボードはただ単に荷物に入り切らなかったので持っていきませんでした。
本来ならば、関西コミティア71開催中の待機時間に記事を執筆しようと考えていました。
欲を言えば、風景撮影用に一眼レフカメラも持っていきたかったです。
1日目 10/18(金) 出発&奈良公園
通勤ラッシュの時刻に出発しては、平日に移動する意味が無いというのと、新幹線に乗るのは中学の修学旅行以来な上に、1人では初という何もかもわからない状態だったので、余裕を持たせる為に昼頃に発車する新幹線を予約しました。
駅弁は『チキン弁当』を食べました。
本来ならば京都を散策する予定でしたが、平日にも拘わらず人で溢れかえっており、これは精神的に無理だなと思いました。
奈良駅行の急行列車が来るというアナウンスが丁度聞こえたので、ホテルを予約した奈良まで向かいました。
次の日に予定していた奈良公園散策を前倒しして、この日に奈良公園を散策しました。
入口付近は人と鹿で溢れかえっていましたが、奥の方は意外にも人が居らず、そこでのんびりと散歩して過ごしていました。
途中で『ひょうたんから水』という自販機を見かけたので、記念に購入しました。
奈良公園を散策していて気付いたのですが、鹿の鳴き声はとても独特だなぁと思いました。
Hotel 寧楽というホテルを利用しました。
こちらのホテルは無人フロントで、人と一切関わることなく、メールに届いた部屋の暗証番号を入力するだけで良いので、既に精神的に疲弊していた私にとってはとても有り難かったです。
室内も充分過ぎるほど快適でとても良かったです。
2日目 10/19(土) けいおん!聖地巡礼
奈良公園の散策をこの日に予定していましたが、前倒しをしてしまった影響でこの日にすることが無くなってしまいました。
そこで、前日の夜に必死でプランを練り直しました。
この日は丁度、滋賀県のホテルに泊まる予定だったので、滋賀県には何があるのか……と調べていたところ、アニメ『けいおん!』で登場した桜が丘高校のモデルが滋賀県の豊郷小学校であるという情報が出てきました。
豊郷小学校がモデルになっていたことは知っていましたが、それが滋賀県にあるということはこの時初めて知りました。
更には、豊郷小学校旧校舎群は無料で見学できるということを知り、2日目は豊郷町をメインにしようと決めました。
奈良から滋賀まで、電車移動だけで2時間近く掛かるという大移動でしたが、JRみやこ路快速とJR琵琶湖線新快速の座席は、バスや新幹線の座席のような配置となっていたため、人の目線を気にすること無くまったりと景色を楽しむことが出来たのでとても良かったです。
また、近江鉄道線に乗り換えた際、ガチャフェスというイベントが行われていたようで、100円で1日乗り放題だったので本当に運が良かったです。
車内にいる家族連れや複数人で乗っている人達は皆、楽しそうにしていてとても微笑ましかったです。
自分だけかも知れませんが、都会の電車内のようなビシッとしたような緊張感が無く、ほんわかと落ち着いた雰囲気が漂っているような気がして、凄く居心地が良かったです。
それは旅行中の補正なのか、その土地によるものなのかはわからないです。
この日は雨が降っていましたが、電車移動と室内メインの日だったので、前日に奈良公園を観光して、プランを練り直して正解だったなと思いました。
豊郷駅のホームには、鉄道むすめのキャラクター『豊郷あかね』と、他にもイラストの看板等がありました。
駅を出るとけいおん!のキャラクターの飛び出し坊やが設置されていたり、ポスターが飾られていたりしました。
この日はお祭りが行われていました。
到着した時点で既にお昼だったので、三羽鶴という定食屋さんで昼食を摂りました。
唐揚げ定食、とても美味しかったです。
店内には、けいおん!のグッズが沢山飾られていました。
ここは高齢の御夫婦が経営していて、店の雰囲気と店内のけいおん!グッズとのギャップが面白かったです。
食後にはコーヒーを頂けて、心も体も暖まりました。
昼食を終え、私は豊郷小学校旧校舎群に向かいました。
豊郷小学校旧校舎群は歴史的建造物で、当時の状態で保存されています。
小学校の”あの頃”のままで残っていて、教室の後ろにある黒板を見た時「これあったなぁ」と懐かしくなりました。
お土産コーナーがあったので、同じくけいおん!を観ていた友人に向けて幾つかグッズを購入しました。
帰りに近江八幡イオン店に寄って、スガキヤラーメンを食べました。
『ラーメン大好き小泉さん』でスガキヤラーメンの存在を知り、ずっと食べてみたいと思っていましたが、残念ながら現在、関東には店舗が存在しません。
スーパーで売られているインスタントラーメンでしか食べたことが無かったので、絶対に食べようと決めていました。
子供でも食べやすい味で、ワンコインで食べられるのは良いと思いました。
また、ソフトクリームも売っているようなので、親子連れの方とはとても相性が良いのではないかと思いました。
この日はおふろcafe ニューびわこホテルというホテルを利用しました。
前日に利用したHotel 寧楽は、この日は満室だったのでこちらのホテルを利用しました。
折角なので有人フロントのホテルを利用してみましたが、私のような人間でも特に問題ありませんでした。
タッチパネルで名前を入力して、入力項目を確認して、最後にタッチペンで著名するだけで機械からカードキーが出てくるので、あとはフロントの方から利用方法などの説明を聞く程度で済んだので、コミュ障な私でも平気でした。
チェックアウトの際も、タッチパネルで操作してカードキーを差し込むだけで完了したので、精神的に負荷が掛かる要素はありませんでした。
こちらのホテルは朝食付きだったので、朝食を済ませてから出発しました。
3日目 10/20(日) 関西コミティア71
今回の本題である関西コミティア71、当日。
会場の最寄駅は竹田駅でしたが、京都駅からの乗り換えに少し手間取ってしまいました。
近鉄奈良線の列車に乗ろうと案内板を頼りに向かっていましたが、ネットの路線情報にあるようなオレンジ色のものは見当たらず……。
(私は列車に乗る際は色で判断している人間です)
仕方なく鳥丸線という列車で行こうとした所、そこに近鉄奈良線が見えたので無事に乗ることが出来ました。
買ってくださる方が多くいらっしゃったのと同様に、立ち止まって見本誌を読んでくださる方もまた多かったです。
イラスト本を頒布していた頃は、イラストという特性上、パラパラと捲って確認するだけなので短時間で判断出来てしまいます。
今回頒布したものは小説というのもあり、皆時間を掛けて中身を読んで、ゆっくり吟味をして購入するか否かを見定めていました。
中身をじっくりと読んでいる様子を見ていて、私の創った作品に対して真剣に向き合っていることがより感じ取れて良かったです。
買ってくれたから良かった、買ってくれなかったから良くなかった、といったような側面から自分の作品の評価を決定付けるのではなく、如何に作品と向き合ってくれていたかが大事だなと、今回の関西コミティア71で学びました。
客足が遠のいたあたりで私は離席し、会場内を見て回りました。
見て回っている際、若くて顔立ちの整った男性がBL漫画を描いて頒布しているのを見てとても驚きました。
そのギャップと、中身の良さに買ってしまいました。
(多様性だとか何とか言われる時代でこういったことは配慮するべきなのですが、私の記事なので思ったことを率直に書いています)
また、子供が描いた漫画をその子供本人が実際に頒布していたりなど、コミックマーケットやオンリーイベントとはまた違った側面があってとても面白かったです。
初参加でしたがとても居心地の良いイベントでした。
どこかアットホームな雰囲気がして、1人での参加でしたが落ち着いていられました。
1日目に泊まったHotel 寧楽をこの日も予約していたので、関西コミティア71の終了後は奈良まで戻りました。
ホテルで戦利品を読んでいたのですが、どれもクオリティが高く1人でニヤニヤしていました。
オリジナルを創作している人は、キャラクターの設定からキャラデザ、またストーリーの構成など全てを行っていて、更にお話も面白くてとても尊敬します。
次の日はもう帰るだけなので実質この日で旅行は終わりか、と名残惜しい気持ちになっていました。
家に帰りたくないという逆ホームシック状態に陥っていました。
また近畿地方に来たい、もっと旅行をしたい、そしてまたいつか本を出したいと、そう思いました。
4日目 10/21(月) お土産購入&帰宅
この日は帰宅するだけだったので、特に記載することは無いです。
私は八ツ橋がとても大好きで、京都駅で様々な種類の味の八ツ橋を購入しました。
駅弁は『お疲れ様です!牛めしです!』を食べました。
まとめ
特に大きなアクシデントやトラブルも無く、無事に帰ってくることが出来て良かったです。
最初はとても不安でしたが、案外なんとも無くて、1人旅は気楽で癖になりそうです。
新幹線の予約はスマートEXを利用しました。
こちらを選んだ理由は特に無く、Yahoo!路線情報で調べているときに出てきたのでその流れで選びました。
ICカードを登録すれば、普段の改札を通過する方法と同じ感覚で新幹線に乗ることが出来るので、とても簡単でした。
駅で発券して乗車する、というアナログ的手法を想像していたので、この点にはとても驚きました。
ホテルの予約は楽天トラベルを利用しました。
予約サイトは沢山あったので、1つを選ぶのに少々手間取りました。
最終的にはCMで聞き馴染みのあるこちらを選びました。
コマーシャルというのは、現代でも大事なPRの1つなのだと消費者観点から感じ取れました。
また、無人フロントという存在があるということを、ホテル予約サイトを眺めていて初めて知り、一切人と関わらずにチェックイン・アウトをすることが出来たのは私にとって大変有り難かったです。
某ウイルスが流行しなかったら、こういったことも無かったのかなと思うと、コミュ障である私にとってそれは良いきっかけだったと思いました。
乗る列車や周辺の飲食店等、きっちり隅々まで調べて、それをGoogleドキュメントにまとめる工程はとても楽しかったです。
そして、時間に余裕が生まれた際には臨機応変に寄り道したり、本来のスケジュールとは少し変えて行動することもまた楽しかったです。
とても気軽にホテルや新幹線の予約、乗車をすることが可能だということを知ったので、自分の中で国内旅行に対してのハードルがとても低くなりました。
またどこか旅行してみたいと思いました。
新たな趣味になりそうな予感です。
最後に、私の頒布した本を手にとって読んでくださった方、購入してくださった方、本当にありがとうございました。
とても楽しい4日間でした。
八ツ橋を食べ、温かいコーヒーを啜りつつ、この記事はここまでにしようと思います。
ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございました。