【台湾現地採用の生活ってぶっちゃけどうなの?】applemint 代表佐藤の現地生活時代の話大公開
みなさんこんにちは、台湾で applemint というデジタルマーケティングの会社の代表を務める佐藤 (@slamdunk772) です🙃
今日は、台湾移住を考えている人向けに、僕が台湾で現地の会社に就職した際のお話をしたいと思います。
具体的には、台湾で就職したきっかけ、台湾の現地の会社で働いていた時の給与、その当時の生活費などについてお話をしたいと思います。
最後にに、現在台湾で経営者になって採用する側に回った僕だから言える、台湾就職のポイントや給与アップのコツなどお話ができればと思います。
今後台湾で生活する人の参考になれば幸いです。
台湾就職活動
まずは、僕の台湾での現地の就職活動についてお話をしたいと思います。
結論から言うと、就職先はすぐに見つかりました。理由は3つあったと思います。
僕が中国語を喋れた事
前職と同じ職種への転職
台湾の大学院を出ていたためほぼ9割労働許可証が下りる可能性があった
現在、経営者の立場になったことで改めて感じますが、中国語は最低限必要なスキルだと思います。たとえ話せなくても、前職の経験が活かせる仕事であれば、就職の可能性はまだあると思います。しかし、中国語ができず、さらに前職と全く関係のない職種となると、台湾での就職は非常に厳しいと言わざるを得ません。
僕の場合、前職は外資系の広告代理店で、デジタルマーケティング分野では比較的有名な企業でした。さらに、僕の場合はマイクロソフトを担当していた経験や、自社サイトを立ち上げてSEO対策などを行った実績がプラスに働き、現地のデジタルマーケティング関連の会社に入社することができました。
その現地の会社は、確かパソナかパーソルの紹介で見つけました。人材派遣会社さんから紹介された会社の中にその会社があり、迷わずその会社との面接をお願いしました。
案の定、面接官の方に「〇〇に勤めている佐藤峻です」と自己紹介すると、「えっ、〇〇ですか!?」と驚かれました。(当時、会社名は別名で、向こうは知りませんでした。)
その頃、僕は日本にいて、すべての面接をオンラインで行いましたが、面接は順調に進み、無事に就職先を見つけることができました。
ちなみにその当時、台湾のAI企業「エイピア」の日本支社でも面接を受けていました。今では日本で上場している企業ですが、当時の日本オフィスは3人しかおらず、「入社すれば台湾とも関われる」と思い、面接に臨みました。
創業者との面接を終え、残りは最終面接のみでしたが、日本側が僕に求めていたのは営業スキルでした。営業経験がなかった僕は、最終的に不採用となってしまいました。
もし受かっていたら、台湾に戻ってなかったかもしれません。
台湾現地採用時の給与
無事に台湾の現地企業に就職した僕ですが、採用時にはかなり強気な給与で交渉をしました。
台湾の大学院を卒業し、現地の給与水準を理解していた僕は、当時の給与を6万元で交渉しました。当時の僕は29歳で、しかも今から8年前の話ですから、かなり強気な設定だったことは間違いありません。
人材派遣会社の方からは、否定的な意見もいただきました。おそらく、目の前で採用が決まりそうだったのに、僕が強気な給与設定をしたことでオファーがなくなることを懸念していたのだと思います。採用が決まらなければ、派遣会社としても紹介手数料が得られないので、その不安は理解できます。
ただ、僕自身にはそれなりの勝算がありました。前章でも触れたように、中国語が流暢に話せることや、比較的有名なデジタルマーケティング会社での勤務経験が評価されると思っていたからです。さらに、日本人らしい真面目な働き方を示せば、会社側には何も問題視されないだろうと確信していました。
また、当時は円高の時期で、1台湾ドルが約3.0~3.3円ぐらいだったため、6万元は日本円にして約20万円程度でした。この金額であれば、十分に可能だと思っていました。
その後、幸運にもオファーをいただくことができ、僕は快諾しました。こうして、晴れて台湾での生活がスタートしました。
当時の生活費
アパート代
当時、僕が住んでいたのはMRT松山駅から徒歩3分ほどの便利な場所でした。
ただし、住んでいたのはマンションではなく、いわゆるアパートでエレベーターはありませんでした。家の様子はこんな感じです:
トイレとお風呂は一緒でした。冬はけっこう寒かったですね😅
この部屋は地味に家賃が高くて、当時の家賃は17,000NTDでした。おそらく交渉すれば15,000NTDくらいまでは下げられた気もしますが、急いで入居先を探していたので、ここに決めました。
今は不動産価格が上がったので、18,000~19,000NTDくらいはするんじゃないかなと思います。
食事代
当時の食事代は、月に15,000NTD ほどでした。家計簿アプリを使って記録していたので、この数字にほとんど間違いはないと思います。
お昼は、予算100NTD程度で自助餐(セルフサービスの食堂)やお弁当を購入していました。夜も近所の自助餐で食事をし、日本食が食べたくなったら大戸屋に行ってました。ただ、僕自身すごい贅沢をするような性格じゃないので、その当時は基本台湾のご飯を中心とした食生活を送っていました。
朝ごはんはヨーグルトやバナナなど簡単なもので済ませていました。
その結果、家賃と生活費を合わせて、8年前の数字になりますが、毎月32,000NTDから多い時で40,000NTDほどの支出があったと記憶しています。
ちなみに、入社後に仕事を頑張って成果を出したことで、1年後には給与が6,000NTDアップし給与は1年で66,000/月になりました。ただ、給与が上がったからといって極端に生活水準を上げるようなことはしていません。
お金を大量に貯めることはできなかったかもしれませんが、決して貧乏な生活ではなく、日々の生活には満足していました。
当時29歳で66,000NTDの給与をもらっていたことは、とても大きな支えになっていたと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?少し情報が古いため、ここで述べられている金額に関しては、現在ではプラス2,000NTDほどが相場ではないかと思います。
20代後半で日本語と中国語ができ、さらに仕事に対する真面目な姿勢をアピールしつつ、前職の経験が活かせる仕事であれば、6万元程度の給与を狙える可能性は十分にあると思います。
しかしながら、中国語ができず、前職のスキルを活かせない仕事となると、6万元の給与での採用は難しいでしょう。今経営者の立場になって、6万元という給与が如何にハードルが高いかがわかります。
また、勤続年数が長い人材は、離職率が高い傾向にある台湾において非常に重宝されるため、それだけで大きな価値があります。勤続年数が長い日本人の方は、履歴書を見たときに安心感があります。
台湾は日本食が豊富で、車の交通マナーなど一部の問題を除けば、非常に住みやすい場所だと思います。僕もなんだかんだでもう10年も台湾に住んでいます。
これをご覧の皆さんの台湾での就職活動がうまくいくことを、心より応援しています!
ちなみに、applemint では日本人のスタッフをちょくちょく募集しています!
小さな会社なので、通年で日本人を採用できるわけではないのですが、空きがあって条件に合いそうであれば面接に進みたいと思います!ご興味があれば、以下のアドレスに履歴書をお送りください!
info@applemint.tech
ちなみに日本人のアルバイトも募集しています。
時給は、200~250NTD/時で、主な作業は動画撮影と動画編集、そして事務作業です。台湾でアルバイトを探している人は上のアドレスまで是非ご応募ください!
以上、applemint 代表佐藤からでした!