【2023年版台湾におけるホテルのマーケティング】日本人出張者獲得の秘訣!
こんにちは、台湾でウェブマーケティングのサービスを提供する applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772)です。
今日は台湾におけるホテルのマーケティングについてお話しをしたいと思います。具体的には日本人出張者をどうすれば獲得できるか?という事についてお話をしたいと思います。
結論からお話をすると Google 広告に一工夫を加えると日本人出張者の獲得がしやすくなると思っています。
つい先日のニュースで台湾の2023年の観光客は、5月末で累計200万人を超えることが発表されました。
台湾の観光は日本ほどではないものの、徐々に復活しています。そんな中多くのホテルが狙っているのが日本人ビジネスマン (出張者) の獲得です😅
applemint では、2023年1月から4月までの3ヶ月の間に、なんと3つのホテルから日本人ビジネスマン獲得のためのデジタルマーケティングの相談が来ました。
少し余談ですが、僕の兄も先日日本から台湾に出張で来ました。彼は南港で行われた、台北當代藝術博覽會という展覧会に出席するために出張で来たのですが、今後も台湾ではセミコンやアニメ系のイベントなど、日本人出張者向けに様々なイベントが開催される予定です。
今日はそんなお話ができればと思います。
自分に置き換えて考える
マーケティングをする時に大事なのは、自分が出張者なら…と考える事です。
例えば僕は半年に一回バンコクへ出張へ行きます。ホテルの手配はスタッフがしてくれますが、仮に僕がホテルを手配する事になったら、まずは検索をするでしょう。
つまり、日本人の出張者を狙い撃ち出来るマーケティングの一つが検索広告です。
「でも、うちは台湾にあるホテルです。台湾から日本にいる出張予定者に検索広告はできるのですか?」とよく聞かれますが、もちろん出来ます。
Facebook やインスタグラムの広告も台湾にいながら国を跨いで日本へ広告を露出できますし、その逆も出来ます。残念ながら LINE だけは国を跨いで広告の表示ができません。
いずれにせよ、ホテルの集客をする時に鉄板のデジタル広告と言えば、検索広告 (Google 広告) と覚えておくといいです。
検索広告の問題
しかしそんな検索広告も問題がないわけではありません。検索広告の問題はなにかというと、競合が多い事です。
自分達のホテル名を Google で検索をしたら、Booking.comやExpedia、Trip Advisor、agoda といったネット予約サイトが出てきた経験はあると思います。
競合が増えると何が問題かと言うと、主に2つあります:
広告の単価が増える
自分達の広告が中々表示されない
デジタル広告は基本的にオークション制なので、入札社(競合)が多ければ多いほど、広告の単価が上がります。逆を言えば、競合が少なければ少ないほど広告単価は減ります。
applemint では2020年から知床第一ホテルさんのお手伝いをしていますが、「知床」「ホテル」というキーワードを検索すると、楽天トラベル、Expedia、agoda、の他に、知床にある様々なホテルがこのキーワードに対して広告をかけています…
はっきり言って、めちゃくちゃ多いです…😅
競合が多いと、入札単価が上がりますし、何より自分達の広告が表示されにくくなります…
「台湾」「ホテル」というキーワードも同様にかなり競合がいます。
Expedia や agoda といったサイトから予約が来たら、それはそれで売上につながりますが、マージンを取られるのでホテル経営者は当然自社サイトから予約が欲しいわけです。
ではどうすればいいか?
解決策:検索広告 + ローカル広告
applemint では検索広告とローカル広告という店舗集客の広告をおすすめしています。
applemint では検索広告とローカル広告という店舗集客の広告をおすすめしています。
検索広告は無理をしない程度に予算を設定します。また、Expedia や agoda といったホテル予約サイトの検索広告の弱点をついた検索広告をします。
ではホテル予約サイトの弱点とは何か?それは、カスタマイズした広告文が苦手という弱点です。現在ChatGPT や様々な AI ツールが魅力的な広告文を書く手伝いをしてくれますが、いくら魅力的な文章を書いても、設定を行うのは人間です。
広告運用者だからわかるのですが、いちいちカスタマイズした広告文を設定するのはかなり面倒です😅
なのでホテルサイトの検索広告の文章を見ると、「台湾のホテルは xxx」、「台湾のホテル最安値」といった一般的な言葉が並びます。
ホテル予約サイトの広告運用を担当する広告代理店は膨大なキーワードを設定する必要があり、いちいち「日本人出張者」というニッチなキーワードに対応するケースはレアです。
僕らはその弱点を突きます。具体的には日本人出張者に刺さる広告文の設定を行います。「南港へのアクセス20分」、「日本語対応OK」、「台北日本人街中山のど真ん中」などの出張者が好きなキーワードを設定します。
「台湾のホテルは xxx」という広告文と、「南港へのアクセス20分」という広告文のどちらが日本人出張者に魅力的かは明白かと思います。
また、日本から台湾へ出張する方のホテルの手配を、台湾の支店にいる駐在員が行う場合があります。そんな場合には、ローカル広告という店舗集客の広告が有利です。
詳しいお話をすると、2000文字以上になるのでここでは控えますが、applemint ではこのローカル広告を使って台湾現地にいる KARADA factory さんの集客UPを実現しています。
その他、「ホテル広告」というメニューも Google にはあるのですが、管理が少し煩雑です。もしも、マーケティング予算に余裕があれば行うといいでしょう。
applemint では現在台湾でホテル向けのデジタル広告及び、SNS の運用を行なっています。
日本人出張者の台湾におけるニーズがわかるのは、今までに台湾で何人もの出張者の対応をしてきたからです。残念ながら日本にいる広告代理店さんは台北やその他の台湾の都市の地理を理解していませんし、出張者のニーズを把握できません。
それに加えて、applemint では店舗集客の広告を2018年から台湾で行っており、恐らく台湾現地にいる広告代理店の中で一番デジタル広告を活かした集客を得意としています。
台湾における日本人出張者へのデジタル広告に興味を持った方は、是非一度ご連絡ください!
以上 applemint 代表佐藤からでした!
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