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『10代の子どもが育つ魔法の言葉』のエッセンス 1 of2

先日、小さい頃、家で誕生日も祝ってもらったことがないし、クリスマスも祝ったことがないという人の話を聞きました。
正直、なかなかな人生だと思い、日頃その人がどことなく周りに冷たいのが分かった気がしました。

大人になってみてつくづく子どもの頃の親との関係は大人になってからも影響していて、それが不本意なものである場合、気づいて自分で断ち切らない限り、その人の人生に大きい影響を与え続けるということを感じます。

誕生日のお祝いもクリスマスのケーキもなくてもほかで楽しい毎日を過ごせていたなら別にいいのですが。おいしいごちそうごなくても、せめて誕生日には「おめでとう!」の一言があったほうが嬉しいと思うのですが、親もそういう状況ではなかったのでしょうか。

話を聞いて、なぜか以前読んだドロシー・ロー・ノルト氏の『10代の子どもが育つ魔法の言葉』を思い出しました。

たまに読み返しますが、ここに書きとめておいた箇所を記しておきます。

・プレッシャーをかけすぎると子どもは疲れてしまう

・厳しいルールを押しつければ、子どもはルールを破る方法を探す

・好き勝手にさせると子どもは人の気持ちに鈍感になる

・失敗を繰り返すと子どもは自信を失う

・約束を破られると子どもは失望を味わう

・否定されると子どもは苦しむ

・一人の人間として大切にされれば子どもは思いやりのある人間になる

・親を信頼できる子どもは本当のことを話してくれる

・大らかな家庭に育てば子どもは考える力をはぐくむ

・先のことを考えて行動できれば自分の行くべき道が見える

・責任感を育てれば子どもは自分で考えて行動できるようになる

・親が体にいい習慣を持っていれば子どもも自分の体を大切にする

・支えてあげれば子どもは自分に自信を持つようになる

・表現できる場を待てば 子どもは本当の自分を出せる

・愛してあげれば、子どもは人を愛することを学ぶ

・子どもを信じて見守れば、子どもはよりよい世界を目指して歩いてゆける


一番大切なことは
「子どもの声に耳を澄ましてください」ということかと。

子育て中の方は一読をおすすめします。

誕生日もクリスマスもなかったくだんの人には、なるべく優しい気持ちで接するようにしたいと思います。寂しい気持ちが少しでも軽くなりますように。



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