【映画みたいな恋の話】③思いが通じ合った日
前回↓
結局、一緒のベッドですやすや眠って、心地のいい朝を迎えた。
彼は宿泊先を移動するため、しばらくすると帰っていった。
この日、わたしは副業として働いているバーでの勤務日で「もしよかったら遊びに来る?」と初対面の日から打診していた。
実際、彼は行こうと思っていたようで、
「もしまだ行っても大丈夫なら、お店の場所と都合の良い時間を教えて欲しい」と連絡が来た。
このバーで私はたまに歌のライブを行っており、もしお客さんがあんまりいなかったら、彼のために何か歌おうと思っていた…のだけど。
いざ働きに行くと大量の客が😵
忙しくて彼からの連絡に即返信ができず、ヤキモキさせてしまったのではと心配していた。
意外にも、たくさんいたお客さんはあっという間にはけてしまい、店内は誰もいない状態に。
するとそこへ、タイミングよく彼が現れた。
私が通訳しながら、店長と談笑する彼。
しばらくすると、私の大好きな常連さんがやってきて場を繋いでくれた(アメリカへの留学経験もある、アカデミックな人)。
そろそろかな…と思って、彼が好きだと言っていた日本のシティポップを2曲歌った。
たまたま機材の調子が悪く、納得のいく仕上がりではなかったけど、彼はとても喜んでくれた。
その後も次々と常連さんが来る。
彼は先ほどの方と、もう1人海外経験のあるお客様と物凄く仲良くなったようで、とても嬉しかった。
彼は映画産業で働いていたことがあり、大学の専攻も映画。日本の古い映画をたくさん見ているので、その話で意気投合したらしい。
皆さんも経験あると思うけれど、
自分の好きな人が自分のコミュニティに受け入れられたり、馴染んだりする様子は何よりも嬉しいことだ。
結局、終電を逃し一緒にタクシーで帰宅。
また私の家に泊まることに…笑
今度はさすがに何もなし、ということはなかったのだけれど、
protectが見つからなくて探している間
「ぼくはphysical connectionがなくても、君と一緒にいれるだけで十分幸せだよ」と言ってくれた。
…結局使えそうなものが見つかって、そこまで至ったのだけれど。
始める前に彼は、
私の目をまっすぐに見つめてこう言った。
" I like you "
……それとなく知識があったので
これは真剣に私のことを想ってくれていることの表明だと瞬時に悟ったのだけれど。
やっぱり不安になり、後日何度も何度も
🔍I like you 意味
🔍アメリカ人 好意 伝え方
とか調べては、身を落ち着かせていた(笑)
心も、身体もつながり
私のコミュニティにも馴染んで
より一層絆と想いが深まったような気がした夜だった。
翌日から彼は、
お姉さん夫婦と共に箱根と京都へ旅立っていった。
「アメリカへ帰る前の日にまた東京へ帰ってくるから、もし君も同じ気持ちなら、また会いたい」
そう言われた私。
次回は再会したのか?しないのか?
…のストーリーをお届けする。