【映画みたいな恋の話】⑤1回きりの1日デート
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京都から帰ってきた彼を東京駅まで迎えにいき、私の家へ向かった。
乗った地下鉄はけっこう混んでいたのだけど、彼が優しく抱きしめつつ、私を人混みから守ってくれたので、へっちゃらだった。
家について、残り物でお昼ご飯を食べる。
ちゃちゃっと食べ終えてすぐ街の散策に出る……のかと思いきや、やっぱり話が止まらなくて、ついつい長居してしまった。
離れていた間、お互いがどんなことを楽しんだのか。
明日の飛行機の時間まで何をするか。
そして、アメリカと日本で離れた後、私たちはどうしていくべきなのか。
愉快な話からシリアスな話まで、いろんなことを語り合った。
2人の行き着いた先は「この先何があっても、良き友人でいること」。
恋愛関係をゼロにするわけじゃない。でも、遠距離恋愛は何が起こるかわからない。気持ちが変わるかもしれない。
連絡をとり続けて様子を見るけれど、大前提として、良い友人関係はこの先何があっても保ち続けましょう。
…そのような結論に「この時点では」なった(笑)
だから、今一緒にいれるこの瞬間を、思いっきり楽しもう!
そう約束して、笑い合い、キスをした。
彼は京都で素敵なお土産を買ってきてくれた。
ブドウと紫陽花の美しい絵が入ったおちょこのセット。
残念ながら私は日本酒を全く飲まないので、代わりに大好きなペンギンを飾ることにした。
その後、2人で神保町に移動。
彼は日本の古い映画も大好きなので、古本屋さん巡りをしながらあーだこーだと映画の話をした。
休憩がてら立ち寄った喫茶店は、本が立ち並ぶ素敵なお店。
ふと、2人が出会ったバーのことを思い出す。
あそこも本に囲まれた場所だったなぁ。
2人とも読書好きなので、置いてある本を手に取りながらまた話をする。
そして、いよいよ夕食!
今日のお店は、わたしが事前に頭を捻って考え予約をしていたところだった。
日本滞在最終日、思い出に残るご飯にしたい…
私が選んだのは、、
しゃぶしゃぶ!
出汁にこだわったお店ということで、味も演出も文句なし!
ものすごく満足した。
彼も初経験ながらものすごく気に入ったようで、欧米人の苦手な「しゃぶしゃぶ」の発音もバッチリ習得していた🤭
その後は私のお気に入りのバーに再び訪問。
店に置いてある楽器を彼に演奏してもらったり、前回仲良くなったお客さんと再度談笑したりと、楽しい時間を過ごした。
名残惜しいが、帰宅の時間。
あっという間に、最初で最後(?)の1日デートが終わってしまった。
お互い疲れていたので、シャワーを浴びた後はすぐ就寝。
彼の横で眠り「おやすみ」と言い合えることが何よりも幸せだった。
いよいよ、翌日は帰国の日。
成田空港までお見送りする様子は、また次回✈️