空というのはニッチだぜ!~好きロックMV解説~
こんにちは。たつです。
2022、夏ですね。
東京は連日35℃を超える猛暑で夏真っ盛りといった感じですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私はというと寒さに比べたら暑さに対しては強い上、広義の夏生まれ(9月)なので1年で最も好きな季節を満喫しておりますね。全くウェイ系ではないですがわたくし人一倍夏が好きな自信はあります。
まぁ情景だけなら夏は好きという方は結構多いと思いますが、やはり実際問題赤道出身者ですら耐えられない日本の暴力的な暑さがあるのでその辺夏は損してるところありますよね(?)。
そんな夏を乗り切る術として私がおすすめしたいのは久石譲の『Summer』を聴くことですね。これを聴けばどんな酷暑の中でも日本の夏の情景を思い出し、郷愁に駆られることで暑さも許せてしまうことでしょう。(気持ちの問題)
いやほんと日本で生まれ育った者みんなSummer聴いて欲しい。
今年は3年ぶりに聖地 明治神宮野球場に乃木坂46が帰還することですし、去年よりも熱い乃木坂の夏にしていきたいですね。
はじめに
初手から話が逸れました。
さて、今回のテーマは最近公開されました乃木坂46 30thシングル表題曲『好きというのはロックだぜ!』(以下好きロック)のMVについて個人的に取り上げたい箇所の感想と、一般人には細かすぎて伝わらないMV解説~航空関連編~です。
乃木坂46にとって4年ぶりとなる夏曲表題MV、一体どのような仕上がりなのか。それではやっていきましょうか。
(記事内で出てくる秒数は全てYoutubeの公式MVの秒数です。)
※このnoteは加筆・修正する場合があります。
神谷雄貴監督
出オチ感ありますけどまずこれが最大のトピックかもしれない。今作の好きロックMVを担当されたのは神谷雄貴監督です。神谷雄貴監督です。(大事な事なので2回)
もうこの方抜きにはMV語れないですよ。MVが公開された時サムネ見ただけで沸きましたよわたくし。サムネや映像の質感、もう全てから神谷監督を感じ取りましたね。(?)
神谷監督が乃木坂46でこれまで手掛けてきた作品としては、
・22nd 若月佑美 個人PV『Carmine』
・23rd『滑走路』MV
・24th『〜Do my best〜じゃ意味は無い』MV
・25th『I see…』MV
・配信『Route246』MV
・26th 佐藤璃果 個人PV『ハッカーガール』
・27th『全部 夢のまま』MV
その他 若月卒コンOVERTURE、フォーシーズンズ久保山下映像
と、I see…を筆頭に錚々たる名作が並ぶんですが、様々なメンバー構成の楽曲MVを経ての今作30th、満を持しての表題曲MV監督に抜擢です。個人的には25th期から注目するようになって以来、作品が出る度にべた褒めし続けてきたんですが、今作ついに表題のMVを手掛けるということで嬉しい限りですね。今乃木坂で最も信頼できる監督ですから。
まぁ4期生曲であるジャンピングジョーカーフラッシュでの起用を少し期待していたので表題に取られてしまい少し残念という気持ちもありますけども笑。
前作29thで表題MVをはじめかなりゴタゴタがあったのは紛れもない事実なので、今作は安心と信頼の神谷監督で運営が確実に置きに来たともとれますね。
詳しく述べると長くなるので多くはこちらのnoteを参照して欲しいんですが、どうして私がここまで神谷監督の起用で喜ぶのか、神谷作品の何が素晴らしいのかと言いますと、
・楽曲と映像の抑揚の合致(最も重要)
・映像美
・色の華やかさ
・後列メンバーへの配慮
・多少のストーリー性と簡潔さ
(・小ネタ、オマージュ)
ざっくり言えばこれらなんですよ。MVを観る時の参考にしていただければと思いますが、神谷監督は今作も例に漏れずです。
楽曲と映像の合致の一例として、好きロックは曲のイントロがピアノソロ→バンド調のジャカジャカ(& wow wow)という形で謎に静→動があるんですが、映像では静はかっきーの開眼からゆっくりとしたカメラワーク(0:29~)、動はメンバーのダンス(0:40~)と、監督はきっちり音に映像で合わせているんですよね。なんなら静の前に無も作っておりますし。
これちゃんとやってくれるMV監督が何人いるのかって話ですよ(熱川プリンスホテルの方向を向きながら)。その後ABメロに合わせて一旦映像もクールダウンするんですがサビできっちりダンスパート入れて合わせておりますね。さすがです。
ただ好きロックは楽曲それ自体のサビが弱めなのでBメロ後半→サビでの夏曲特有の爆発的な高揚感は無く、ダンスこそ振りがせわしない感じではあるものの、映像があってもやはり聴覚がイマイチ盛り上がりに欠けてしまうため夏曲としては玉に瑕でしょうか。
それはさておきクリエイティブの面ではもう十分な時間を取れない乃木坂46に於いて、限られた撮影期間でこれらの要素を実現したハイクオリティなMVを提供してくれるのは神谷監督しかいないですし、神谷監督にしかできないです。神業ですもはや。一生ついていきます監督。
神谷監督はレベルの高い合格点を超えるMV、オールウェイズ出してくれる。(©二郎ニキ)
そんな神谷監督が手掛けた好きロックMV、個人的に気になったポイントをいくつか見ていくとしましょう。
個人的気になったポイント
初めに断っておきますが衣装、ダンス、その他諸々ヲタクの癖(へき)についてはここでは触れないというか私の手に負える分野じゃないので他の有識者(?)の解説に委ねますね。あと、見たら誰でも分かる可愛いやつやん的なものは基本端折ります。
・全体的な所感
今作もしっかりカラフルなMVに仕上がっていてやはり夏という季節の充実した印象、色鮮やかさを視覚的に感じさせてくれますね。メンバーを少人数に分けてシーンを切り替えていくことで後列メンバーも比較的多く映ることができる点はもう神谷監督様様です。サビのダンスシーン(歌衣装版)は空港で撮ることで爽やかな仕上がりになっており、これぞ夏曲MVといった印象で素晴らしすぎます。
・庵野作品オマージュか?(0:32~他多数)
今作のコンセプトである賀喜遥香脳内会議、まず字幕と資料のフォントが庵野作品にしか見えないんですよ。
かっきーがエヴァ好きなのでそれを汲み取って庵野作品ネタ入れてるなら神谷監督流石すぎますよと。
そして会議のこの雰囲気。このジャパニーズ会議あるあるとも言える無駄に重くてお堅い感じ、たまらないですね(?)。同じく庵野監督の実写作品であるシン・ゴジラやシン・ウルトラマンを観た方なら分かると思いますが、作品内で国の偉い人達によるこんな感じの照明ちょっと暗めな会議シーンを何回観たことか笑。アイドルがやるとだいぶシュールで好きです。
あとちなみにスーツってはるやまかPSFAですか??
・会議資料が3ヶ国語(1:00~)
会議資料の表題は日本語なんですがよく見ると下に英語と中国語で会議の趣旨が書いてあるんですよね。なぜそこまでやったんだ… デザインも88とKKが入ってて凝り過ぎてます。
英文読んでみるとthe extremely busy me; Haruka Kakiとある意味自惚れてる形で代弁されてるのかわいいですね笑。まぁextremely busyはまさにその通りでしかないんですけど。まぁ英文は皆さん義務教育通ってきて読めるだろうと思うので端折りますね。
中国語の方は「本次会议的目的是为了研讨平常十分忙碌的我,贺喜遥香这个宝贵的暑假应当如何度过。为了充分的谈论这个议题,本会议动员了脑内所有的人格。」と書かれていますね。
まぁ私実は英語の数倍中国語の方ができちゃうので訳しますと「この会議の目的は普段とても忙しい私、賀喜遥香の貴重な夏休みをどう過ごすべきか検討することである。この命題について十分な議論を行うために、本会議は脳内全ての人格を動員した。」といった内容ですね。
あんた現実だと夏休みあって無いようなもんだろという感じですけども。(悲see…)
この中国語の文章は用いられてる語彙が翻訳サイトでどうこうなる文章ではないのでMV制作サイドにかなり博識な方か中国語話者いますねこれは。どうなってんだ神谷監督のチーム…
・サムズアップ真佑ちゃん(2:00~)
図書室MVでもやってたけど最初期からサムズアップ好きだね貴女…
親の顔より見たサムズアップですよ…
でもかわいいからOKです。(ヲタクサムズアップ)
中東では絶対やっちゃダメだぞ☆
・テネット、テネット、テネット。
初選抜の弓木奈於の存在感ですよ。セリフ無いMVなのにもう動きから圧倒的に異彩を放っていますね。恵まれた綺麗な顔面からこの世のものとは思えない日本語を放つので我々が一挙手一投足に注目し過ぎてるからかもしれませんが笑。初選抜MVでここまで暴れられるのは流石の一言に尽きますね。いいぞもっとやれ、行くとこまで行ってくれ弓木。
・Cメロ 会議は踊る、されど進まず。(4:38~)
個人的に好きロックの楽曲はCメロの疾走感といいますかギアを一段上げた感じがとても好きで、当楽曲で一番面白みを感じているところなんですが、そこで映像でもしっかり畳みかけるような動きを入れて会議を紛糾させる神谷監督ですよ。ありがとうございます。(?)
紛糾しながらも議論を続ける者、何故か別でやり合っている者、呆れる者、傍観する者、地蔵、この十人十色でバラバラな感じ面白すぎますね。弓木を筆頭に国会の常任委員会ですかここは。
既出ですがかっきーを中心として周りがあれこれやってる構図がダヴィンチ作の最後の晩餐のようで良いですね。
・夏シングルMVにしては一部がちょっと地味?
会議シーン、スーツでのダンスシーン、行動力人格のシーン、夏曲にしては照明と色味がちょっと暗くな~~~い?
行動力人格のシーンは裸サマMVも似た感じのキャンプというかグランピングみたいなシーンが出てくるんですがそちらは割と顔は照らされているんですよね。推しメンの顔の明度足りなくてちょっと残念といった感想です。
前2つに関しては脳内で何でも自由なのになんでこんな格納庫みたいな薄暗い地味な場所で会議して踊っているんだ…と感じましたね。旅客ターミナルに比べると色彩がかなり地味だったので残念でした。
日本空港ビルデング(羽田空港の管理会社)に良さげな会議室貸してもらえば良かったのでは…?世界一の空港があるのにロケ地本当に地味な格納庫で良かったんですか監督…?
参照: Skytrax社「世界で最も清潔な空港2022」1位 羽田空港(7年連続9回目)
・CG(珍しい?)
かっきーのグリーンバックだったところのシーンと飛んでる飛行機はCGですね。
神谷監督が手掛けた作品全てはさておき、乃木坂の範囲でみると実写が多いですし、むしろ実写にこだわってたイメージがあるのでCG使ったのはなんだか珍しいなと感じました。(メンバー不在シーンのCGなどは除く)
I see…MVでわざわざ本物のJR山手線or京浜東北線を待った上でMVに写り込ませていたのなんてとても有名なエピソードですから実写の印象は強いですね。
CGについては航空ファン的視点からまた後述します。
そしてこれはそこまで自信が無いため推察になりますが、今作では空の色もいじってる可能性があるんですよね。
メンバーがインスタ等で上げたオフショットを見るとガラスの外は清々しいくらいに真っ白ですし、仮にMV通りの薄い青空だとしたら日差しあるのでもっとくっきりした影があるはずなんですよね。実際の天気は灰色レベルではなくとも白めの薄い曇り空だったのかなと推察します。
まぁこれは雨女グループである乃木坂が元凶なので監督に非は無いです(暴論)。この場合夏曲MVのために色修正するのは致し方ないと思うので個人的には賛成ですね笑。
追記:メンバーの佐藤楓がMV撮影の裏話で本来は砂浜で撮るところ天候不順で空港で撮ることになったと話していたようです。裸サマみたいな感じのMVも観てみたかったという気持ちもありますが、空港MVが偶然の産物だったと思うと航空ファンとしては幸運だったなと感じます。
MVの気になったポイントについてはこんなところでしょうか。
さて、前置きが長くなりましたね。
ここからが本題です。(衝撃の事実)
それでは好きロックMV解説、航空関連編やっていきましょうか~~~~~~~~~フゥ~~~~~~~~~~~~~~⤴⤴⤴
航空関連解説
ここまでの抑えきれない航空ネタで勘の悪い方でもお気づきでしょうが今作MVの内容の方で私が一番沸いた要素はそう、歌衣装でのダンスシーンの撮影場所が羽田空港ということです。しかも第2ターミナル、背景には空と東京湾のオーシャンビュー(?)とANA機。ありがとうございます(圧倒的感謝)。
神谷監督、神と呼んでも良いですか…?
日本は国土がそこまで広くないですし鉄道網がかなり発達した国なので長距離移動は新幹線の方が皆さん馴染みあるかと思います。いわゆる4時間の壁があるので関東からの移動で飛行機を使うとしたら北海道・四国・九州・沖縄諸島くらいでしょうか。本州移動なら大体の人は新幹線など鉄道ですよね。なので私の感覚的には日本の航空産業は鉄道に比べると割とニッチというかマイナーに感じる訳です。(タイトル回収)
人生21年生きてきて鉄ヲタは高校大学でやたらと見かけましたが未だに航空ヲタク1人に会ったことすら無いですからね。
中の人は幼少期から割と旅客機に乗る機会があったんですが、当時はむしろ苦手で本格的にハマったのは小6、ボーイング787がデビューした直後の頃ですね。男子が大体通る乗り物好きが私は飛行機だったわけです(幼少期は鉄オタだったけど)。今思えば一つのことに没頭する性格的になるべくしてヲタクになった感ありますね。中高で一旦熱が落ちつき、大人になって観光の魅力を知り、金銭的な余裕も出てきた大2から観光と飛行機の趣味が現在進行形で爆発している形です。なので飛行機大好き絢音ちゃんとは一般人が追いつけない会話ができるはずですね。(理論上は)
飛行機にある程度乗るとしてもあくまでいち交通手段であって飛行機に詳しくない人が大半だと思うので、そこで国民平均の数倍は航空に詳しくなってしまった私が今作MVの航空要素を解説して今苦しい航空業界にも興味を持ってもらおうというのがこのnoteのメインテーマです(遅い)。ちなみに案件とかじゃないですよ。(それはそう)
全ツの遠征で飛行機に乗る機会がある方もいると思うので参考になれば幸いです。
では飛行機の何が良いか。
・造形の美しさ
B787の写真を見て頂ければ分かりますが、大空を飛ぶための大きく鋭い翼、空気抵抗を抑えたフォルム、とにかく洗練された姿は他の乗り物には無い造形美があります。B787が顕著ですがしなる翼が美しいのなんの。あれ見ながらいくらでも上空での写真撮れますね。
・ロマンと速度
そしてこんな100t以上ある金属の塊が何百人もの客を乗せて大空を飛んでいると思うと人類の技術って凄いと思いませんか?空を飛ぶという人類には不可能だったことを実現しているこの乗り物はロマンしかなくて私は大好きですね。
地を這う新幹線は東京-大阪間を約2時間30分で移動しますが、飛行機なら純粋な飛行時間は約46分ですからね。新幹線が移動してる間に同区間を1.5往復できますよ。約900km/hで移動する爽快感は凄まじいものです。(スピード狂)
・景色
ほら国民的アイドル達がヲタクは飛べと言ってますよ。(曲解)
まぁ冗談はさておきやはり高いところからみる日本の景色というのは美しいですね。高いところからみると小さく見えますが、海や山、川といった雄大な自然に囲まれた美しい国土に住んでいる事実に改めて気づかされます。建物についてどんな人がどんな日常を送っているのかと想いを馳せてみるのも趣深いですね。
なので皆さん目的は何であれ、飛行機に乗る時に機体と景色を撮って上げてくれると私がとても喜びます。
・安全性
え?飛行機は怖いって?まぁ航空機の事故率はとても低いですが確かに事故った時の死亡率は高いですからね。落ちたらほぼ三途の川を渡ることになりますから。
ただし死亡事故に遭う確率は自動車より圧倒的に低いです。統計的には438年間毎日飛行機に乗ってようやく1回事故れるレベルですから。まぁ日本の新幹線は運行が原因となった乗客の死亡事故は未だ0なのでなんも言えないんですけどねははははははは。
ただの飛行機話がだいぶ熱く長くなってしまいました。MV内の説明に参りましょうか。細かすぎて伝わらない説明が続くと思いますが一応乃木坂関連なので皆さんride on timeでお願いしますよ。
聖地爆誕、羽田空港
・羽田空港第2ターミナル
羽田空港は第1、第2、第3(国際線専用)ターミナルとABCDの4本もの滑走路を持つ日本最大の空港です。
今作は第2ターミナルの国際線エリアで撮影されたようですね。一部では新設のターミナルと言われていましたが、厳密には昔からあった国内線専用の2タミの南側を国際線仕様に改修しただけなのでちょっと違いますね。
そんな2タミは画像の通りC滑走路から飛び立つ飛行機と東京湾を望める有数の絶景スポットなんですよ。ここをロケ地に選定した神谷監督お目が高すぎる…
そして国際線出発ロビーでの撮影ということ。国際線というのは所謂外向けです。つまり外国から来る人・外国へ発つ人にとって日本という国の玄関口になるわけで、それはもう建築デザインも清潔さもホスピタリティも最上級でなければならない訳です。2タミも上空写真を見ると国際線エリアだけ明らかに構造が違います。人工物の範囲で言えばMVを撮る場所としてこれ以上ない素晴らしい場所ですよ。
ちなみに流行り病による減便・欠航で2タミから国際線が飛ばないため当該エリアはシャッターで封鎖されており、聖地巡礼については現段階(2022年8月上旬)では不可能です。痛恨の極みであります。
青い翼
・隠しきれないANAこと全日本空輸
まずANAをアナと発音したそこのあなた、今すぐエーエヌエーに矯正してください。JALこと日本航空はジャル呼びもOKですが、ANAの公式はエーエヌエー呼びです。今時アナとか言っちゃうのは時流に乗れてない人か結構いい歳してておじさん構文しか使わないようなキツイおじさんくらいですよ(辛辣)。ちなみに全日空という略称も公式側は今は使わないみたいですね。なのでANAか全日本空輸の2択です。(迫真)
この熱量から分かる通り私は青い翼ことANA派です。マイルも貯めてますしANAカードも乱用してます。別にJALが嫌いな訳ではないですけど、まぁ乃木坂と他の坂みたいな感じでライバル視してるところはありますね。シンプルに青色とデザインが好きで推してます。やっぱ大空には赤い翼なんかより青い翼が映えますよね(早速喧嘩売るな)。
あとやんちゃんこと金川紗耶ちゃんは北海道仕事などで割とANAに乗ってるので(特定すな)、やん推し全員ANAに乗るべきですね(暴論)。
社 名 を 消 す な
やってくれましたね、監督。いや分かりますよ。大人の事情が色々あるのは分かりますよ。でも社名消したところで青いからもろバレじゃないですか。無修正で公開したところで損するのJALくらいなんですからそのまま出しましょうよ…
ピントは合ってないもののところどころ社名隠しきれてないですし笑。このMV実はANAのステマなのでは…?(嬉しい)
いっそのことMVを機にANAとのタイアップを取ってきてくれよ運営… ANAは昔AKBと本格的にタイアップしたことがあったんですがそこに乃木坂が本格的に切り込んで欲しいですよ私は。最近AKBのメンバーがANAの制服着てまたコラボした際には嫉妬に狂いましたよわたくし。ぐぬぬぬぬぬぬぬ。
乃木坂も制服のマネキンコラボで制服着たことくらいはあるみたいですが足りないですね。やっぱOut of the blueの2番をANA CMのタイアップ曲にするくらいじゃないと。(結局これが言いたかった)
国民的アイドルとして日本のフラッグキャリアを背負え_________
ちなみにどうしてMVにこんなにもANA機ばかり映り込んでいるのかと言いますと、理由は単純でして、第2ターミナルがほぼANA専用ターミナルだからです。羽田空港は第1~第3ターミナルがあると言いましたが、第1がJAL系とスカイマークとその他諸々、第2がANA系、第3が国際線と分かれてます。2タミは他にエアドゥとソラシドエアもいますがどちらもANA資本が入ってます。そりゃあMVには2タミ南ピアの各スポットに停まってるANA機しか映らんでしょうね。いや最高なんですけどね。
航空視点のMV制作
MVにおけるCGの利用については軽く上述しましたが、航空ファン的にはツッコミどころが多すぎるCGですよこれ。
・CGの機体
まずCGで表現されている機体及び航空会社は架空のものですね。CG機体は3機ともボーイング787とエアバス350をミックスしたような形で2大旅客機メーカーの最新鋭機への忖度かと思いましたよ。(すぐ忖度を疑うな)
・飛び方よ
それよりも問題なのはCG飛行機の飛び方なんですよ。2タミは目の前にC滑走路が見えるんですが、ターミナルと滑走路は平行に作られているため航路上にターミナルがくるのはあり得ないですし、ターミナルと滑走路は割と距離があるので飛行機がこの大きさに見える距離まで飛んで来たらそれは国交省の重大インシデント級なんですよ笑。まさにそうはならんやろ案件ですね。
まぁこれくらいはいいじゃないかと個人的には思いますけど、ちゃんと細部にこだわった制作にコスト以外の損は無いですからね。むしろ航空ファン層をキャッチできるかもしれないですし。
建物の上で飛行機を通過させたいその思考、もしや神谷監督、GOOD LUCK!!(木村拓哉主演)のエンディングで格納庫上空をカッコよくB747が飛び去るやつのオマージュですか!?(ガチで世代の人にしか伝わらない)(私も世代じゃない)
・CGを使った理由
推察にすぎないですが神谷監督は本来は実物の飛行機を映り込ませたかったのではないかと乃木坂兼航空ヲタクとしては見ています。
では何故それができずにCGを使わざるを得なかったか。飛行機というのは向かい風に対して飛ぶ乗り物でして、空港の風向きなど気象的なコンディションを見て滑走路の運用を柔軟に変え続けるものなんですね。画像のようにC滑走路を北向きに離陸する(つまり北風運用)と綺麗に映り込むわけですが、これ以外の気象条件やそもそも利用する滑走路が違うなどの場合はこうは撮れない訳です。気象条件で運用方法は予測できますが、気象条件が予測できないので電車と違ってMVに写るかは完全に運次第です。せっかく空港で撮ったものの飛行機は撮れなかったので神谷監督はCGを使ったのではないかというのが私の推察ですね。
逆に天候運が良ければ着陸時に新宿や渋谷上空を飛ぶという遊覧飛行のような体験もできるのが飛行機に乗る場合の面白いところですかね。
はい、以上になりますが乃木坂よりもかなり航空解説が占めるnoteを作り上げてしまいました。
好きロックMVの航空要素について皆さんの理解を深められていれば幸いです。私が特に伝えたいのは飛行機は爽快で面白くて奥が深い乗り物ということですね。これを機に航空業界に興味を持ってもらえたら嬉しいことこの上ないです。もはや何のヲタクなのか分からないですね笑。
では今回はこの辺で。
Ride on time.