昭和、軍隊

私の話を聞いた友人が
「わぁ~それは昭和や、軍隊や」
と言う
それはわからないのだけれども、彼らの行動様式にはいくつもの疑問が浮かぶ

①根拠はない
「仕入計上基準」について明文化されたものはないんだと
「規程は古くなって更新されていない」とか言うので
「いやいや、計上基準ってのは定めて適用するもんでしょ⁉」言うたのだが、
彼らにとって「基準」とか「規程」とかいうものは、既になんとなくそうなっているものを捉えて文書に著したものらしい

➁根拠はどーでもいい
自分たちのやっていることがグループとしての行動指針や会社の規程に合わなくても構わない
というかむしろそんなものには縛られたくない
それをいちいち指摘するようなのは「子ども」
そして指摘されたときには、論理もへったくれもない詭弁を弄する

③他人に説明できない
上長の頭の中にあるのは、これまでその会社で得た経験則のみ
上長が因果関係を正しく把握した分しか、理由や根拠を部下に提示できない
例えば、熱中症対策のドリンクの勘定科目を「雑費でいいんですか?」と聞いたら、「福利厚生費は人件費だから」という回答が返ってくる始末
確かに福利厚生費は人件費だが、それはスポドリを雑費にすることとは何の関係もない

④自分で考えたり調べたりすることは不可
上長は世の中の一般的な法律や他の会社のやり方を知らない
部下が上長の答えを理解できず、根拠を調べようとして外部に答えを求める行為は、上長に対する裏切りにあたる
部下は上長よりも知識・経験を持ってはいけないし、それは否定されるべきことである
同様に、会社の方針ややり方に疑問を持ってもいけない
ましてやそれを表明することは、人間関係を悪化させる忌むべき行為である

⑤会社としての成長も個人としての成長もない
今あるものがすべて、これまでこれでやってきたのだから何の問題もない
という考えなので、新しいものは何も生まれないし、新しいものを取り入れることもできない
個人としても、会社としての経験則をただひたすらに詰め込まれるだけなので、そこにいても何の成長も望めない
また、このような方式では、知識や経験の伝達も困難

というものを全部
「私という人間が嫌い」
ということに集約させているようで……
うーん別にあたしは外様なんで
これを会社の人間がおかしいと思わないならそれでいいです
あたしにはどうしようもできないし
あたしがどうにかするもんでもない
他の「どうにかしなけりゃならない」と思ってる人がいるかどうか、探して
その人に委ねるだけです