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(4)iPhoneって、USB-Type Cにはならないのか?
昨今、新しく出るであろうiPhoneシリーズについて信頼できるかはさておき、こうではないか?とリーク情報が出ています。みなさんはiPhoneにこうしてほしいとか要望はありませんか?
今回は、そのうちの一つであるUSB-Type C化について考察します。
【1】まずまずUSB Type-Cって何?
USB Type-Cとは、USBと呼ばれる技術のうちの一つで、データの転送や、充電する際のポートの形の一種だと思っていただいてOK。
Type-Cは、USBの種類のうちの一つ
(今後はめんどくさいからUSBを書かずに「Type-C」とだけ書くよー。)
このType-Cは、どの向きで刺してもOKというメリットがある。
例えば、パソコンについている、長方形の形のポートを見たことはありませんか?あれは、Type-Aと呼ばれるもので、同じくUSBの一種ですが、くせもので、50%の確率で入らん。有線マウス刺そうとしたのにガチャガチャして入らんかった…という経験ない?それ。。。Type-Aの欠点。
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Type-Aは一番左上、CはAの右下
画像クリックで詳しく。。。
上の図のAとCの画像よく見てもらったらわかりますが、Aは左右非対称、Cは対象なので、Cはどっち向きにさしてもOK~なんです。
【2】今iPhone、iPadに使われている端子って?
いまのiPhoneに使われている規格はライトニングといいます。英語ではLightningと書きます。この規格は先ほどの USB のものとは別ですが、Apple が開発したiPhone やiPadなどの情報伝達や充電に使用される端子です。情報の伝達速度などから考えると、Type C とほぼ同等の性能を持ちます。さらにどっち向きにさしてもOK~なので、AppleがわからみればわざわざType-Cに変える必要はないのです。
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【3】りんごシチュエーション
複数のケーブルは持ちたくない。まとめてください!
【4】結局Type-Cに変わるん?
今すぐ!ということはないですが、可能性は高いです。理由を見ていきましょう。
【5】Type-C化案出現の理由
(5-1)EUの法律事情
EUでは、スマホなどに使う端子をType-Cに統一する法案を提出。議会を通ればEU内ではType-C非搭載のウェアラブル機器は発売できなくなる。
→しかしながらEUでの発売分iPhoneにのみType-C搭載にすればコストがかかる、不平等になるので、Appleは模索中…
(5-2)みんなからの要望
ライトニングケーブルをわざわざ購入しなければならず、扱うにコストがかかった iPhone。世界で大普及している Android には多く使われているType Cを使ってほしいというみんなの願いがアップルには多く届いていた。さらに毎年毎年発売される新しい iPhone に Type C化しているのではないかというリーク情報が流れるなど皆の期待は大きかった。
【6】Type-C化のメリット
長いから先まとめときまーす
(6-0)まとめ
・Type-Cを採用している機器が多く、充電ケーブルが壊れてもほかので代用できる可能性が高くなる
・専用のケーブルを購入しなくてもよくなり、スマホ生活に安心感。
(6-1)代用できるようになる
今までは Lightning ケーブルを壊した時に代用できないための絶望感がすごかったですが、もしType-C になったらそのような絶望を味わうことは少なくなるかもしれません。なぜならば Lightning を採用している機械がiPhone や iPad ぐらいしかなかったのに対しType C を採用している機械はイヤホンやスマホ、SWITCH まで多数に及ぶために、ケーブルが壊れたとしても代用できる可能性が高くなるからです
(6-2)ケーブルを購入しなくてもよくなる。
非常に高かったライトニングケーブル。壊れてしまった時などの絶望感は大きかったですが、汎用性が高いType C になればもう安心。iPhone や iPad 保持者以外もニーズがあるケーブルなので、それなりに多くの店で見かけますし、充電切れが迫っている iPhone 片手にライトニングケーブルを売っているお店を探し回る日々はもう来ないでしょう
【7】Type-C化のデメリット
企業、消費者、どっちもの視点で行きます!そしてまとめから!
(企業)ライトニング関連商品の収益がなくなる
(豆知識)イヤホンジャック非搭載はAppleの戦略
(消費者)同じiPhoneでも一つのケーブルで充電はできなくなる。
(消費者)互換性に問題が出るかも...?
(7-1)ライトニング関連商品の収益がなくなる
1つ目の問題点は、今まで iPhone や iPad を充電するためにはライトニングが必要、言い換えればライトニングがなければ充電できないので、ライトニングケーブルが壊れたらわざわざ買い直す必要があり、他の所で手に入れたもので代用するということはあまりできませんでした。そのためApple はライトニングケーブル関係の商品の利益も上げており、Type C にしてしまうことでその利益がなくなってしまうということです。
豆知識ですが最近の iPhone はイヤホンジャックがなくなりましたよね。あれも、ライトニングケーブルでしかさせないイヤホンを購入させようとするアップルの戦略のひとつです。まあ防水機能向上とか他にも理由があるのですが...
(7-2)iPhoneのケーブルダブル持ち…
2つ目の問題点は、世界中に普及されている膨大な数のiPhone や iPad に貫いてきたライトニングという端子の規格を変更してしまう事で、ライトニングケーブル一本持っていれば iPhone や iPad の充電は済むというメリットがなくなってしまうことです。例えばあなたがサブスマホとメインスマホの二つのスマホを持っていたとして、それぞれのスマホを充電するための端子が違っていたら面倒くさいですよね。基本同じ種類のスマホでは一つのケーブルの端子さえあればどっちも充電できるはずですが、iPhone ではそうはいかなくなってしまうということです。
(7-3)互換性に問題が出るかも...?
三つ目の問題点は、互換性の問題です。当たり前ですが、今の iPhone や iPad はライトニングケーブルで情報が正しく伝達されるように作られています。可能性は低いですがライトニングでは転送できる情報やデータが Type C では転送できなかった場合に、それを転送できるように変換する必要が出てくる可能性があります。もしくは転送できないかもしれません。Apple がもし Type C 化をおし進めるのであればそこらへんの互換性についてもっと厳しく審査や検査を行っているはずですが、やはり何かしら不具合が出る可能性はゼロではないですね...
【8】忙しい人向け全部のまとめ
今のiPhoneの端子は「ライトニング」という名前
しかし、ライトニングが使えるのは指で数えられる数の機器数しかない
表裏なく刺せ、転送速度はまあまあ速い。
Type-Cとは多くの機器に搭載されている端子で、ライトニング同様表裏がない。ライトニングと同様の転送性能。
AppleにとってType-C化はしたくない
→ライトニングケーブル関連の収益がなくなる
しかし、EUでのスマホのType-C統一化法律をきっかけにiPhoneの端子も変えてほしいという動きが高まる。
そのため、毎年新iPhoneの予測には「Type-C化」が盛り込まれ、それだけ多くの人の要望があるのだろう。わざわざライトニング関連の商品を買わなくていいように。
しかしType-C化といってもそう簡単にできるものではない。億を超えるデバイス数のiPhoneだからこそ、Appleでは慎重に議論が重ねられているであろう。