歯医者も知らない親知らずの抜く抜かないの基準
親知らずに関して正しく認識をしていない人は多いどころかほとんどいません。多少の前後はありますが、多くの人は高校卒業あたりから20代前半で生えてきます。(歯として形になるという意味で埋まってるものも含む)
歯科医院には色々な患者さんが来院されますが、一つのパターンとして30代前後で高校の歯科検診以来、初めての歯科医院来院という患者層がいます。来る理由は結婚式前にチェックしたいとか、穴があいてきた、ホワイトニングしたい、最近歯が痛いなど様々ですが、共通することが親知らずのせいで口腔内環境が人生最悪になっているということです。
口腔内環境が人生最悪どういうことか?経験のある方も多いと思いますが、歯磨きなんて適当にしていても、虫歯にならないという方いますよね。これは虫歯菌の口腔内の濃度が低いために起こります。また、このような方は唾液の液性も細菌の分泌物によってアルカリ性に傾いていて、歯石が付きやすいです。この鉄壁の守りが親知らずが生えると崩れていくのです。
多くの方の親知らずは普通に歯磨きをしていると歯ブラシが届かないゾーンに歯があります。するとそのエリアは悪玉菌にとっては天国エリアになります。暖かくて栄養があって歯ブラシが届いてこない・・・。
するとじわじわと時間をかけて口の中で虫歯菌の濃度が上がっていきます。
鉄壁の守りがあったから適当歯磨きでも大丈夫だったのに、その壁が崩れたならば適当歯磨きの行く先は、虫歯の大量発生です。
先ほど紹介した30代前後のまともな歯科検診初めて層の方たちは多寡はありますが、虫歯あることがほとんどです。そして驚愕→落胆し、親知らずを放置したことを後悔されます。写真で示した半月状の赤枠内に親知らずがある方は抜く必要があります。赤枠の手前にまっすぐ生えてる方のみ親知らずが残せるのです。一度歯科医院でパノラマレントゲンを撮ってもらいましょう。