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【2022 最新版】災害発生時におけるiPhoneの賢い使い方

この記事では、災害が発生した時のiPhoneの賢い使い方を解説します。

災害発生時、iPhoneがあると安否確認や情報収集(避難所や避難物資の状況)が出来て便利ですが、賢く使わないと取り残されてしまいます。
この記事が大変な状況下で少しでも快適に過ごすための参考になれば幸いです

※Androidでも同じような設定・使い方を推奨します。
設定画面の手順や文言がモデルにより異なることからここではiphoneを前提に解説します。

バッテリーを節約する

バッテリーを節約するには以下の設定を見直します。

バッテリーを節約する方法①SIM利用を1つにする・停止する

デュアルSIMで利用している場合は、どちらか片方通信状況のいい方(アンテナピクトがより立ってる方、通信速度が速い方)のみ通信・通話を許可します。

設定アプリ→モバイル通信と進み「モバイル通信プラン」のところからSIM利用を1つにすることが可能です。

もしどちらも電波状況が悪い・圏外の場合思い切ってモバイル通信を両方オフにします。電波を探し続けてバッテリーを無駄に消費するからです。

バッテリーを節約する方法②位置情報サービスをオフにする

設定アプリ→プライバシー→位置情報サービス→オフ

「iPhoneを探すが利用できなくなります」といった警告が表示されても無視して(オフにして)ください。

助けが必要になった時に位置情報サービスを利用しなければならない場合は一時的にオンにしなおしてください。

バッテリーを節約する方法③Wi-Fiをオフにする

設定→Wi-Fi→オフ
コントロールセンターからオフにした状態(白くなっている場合)では完全にオフに出来ておらずあまり効果がないのでご注意ください。

Wi-Fiネットワークに接続できない場合、Wi-Fiが弱い場合はWi-Fiをオフにしましょう。

Blutoothをオフにする必要はありません。
Bluetoothをオンにしてもバッテリー節約には大した効果がなく、デメリットの方が大きいからです。

バッテリーを節約する方法④低電力モードにする



設定アプリ→バッテリー→低電力モード
※コントロールセンターのバッテリーアイコンをタップすることでも低電力モードに切り替えられます。

これによりバッテリーの消費をかなり節約することが出来ます。

バッテリーを節約する方法⑤画面を暗くする・ダークモードにする。

設定アプリ→画面表示と明るさ→バーを左側にスワイプ
画面の明るさを下げることでバッテリー駆動時間を延ばすことが出来ます。
「低照度」設定やホワイトポイントを下げることで更に画面を暗くすることが可能です。

明るさの自動調整をオフにすることで予期しない明るさの変動を防ぐことができるので、好みに応じてここもオフにしてください。

有機EL搭載を搭載したデバイス(iPhoneだとX、XS、XSMax、11Pro 11ProMax、12以降の機種が有機ELです。※iPhoneSEを除く。)を使用している場合、ダークモードにすることでバッテリーを節約できます。

バッテリーを節約する方法⑥遠方に住んでいる人に頼る

災害が発生した地では、多くの人が一気にスマホを利用するため慢性的にネットに繋がりにくくなります。
つまり検索結果が表示されるのに(サイト等の読み込みに)時間がかかるということです。
検索結果が表示されるのを待っている間にもスマホのバッテリーはじりじりと消費されていきます。

遠方に住んでいる人に「〇〇付近で避難所とか炊き出し・食料配布とかの情報あったらLINE欲しい」と頼むことでバッテリー(とデータ通信量)を節約できます。


【重要】タスクキルは基本的に逆効果

この画面のことを「Appスイッチャー」といいます。

アプリを使い終わったらAppスイッチャーからアプリを終了(タスクキル)することでバッテリーを節約できると思っている方がいますが、逆効果です。タスクキルをする方が基本的にはバッテリーを消費します。

電気やエアコンをこまめに付けたり消したりするぐらいならつけっぱなしの方がいい、というのと同じ理論です

iOSのバッググラウンドAppの管理は優秀です。
起動しているだけでバッテリー消費を多く消費するアプリ以外はそのままにしておく方がバッテリーが長持ちします。

ちなみにメモリ管理の面から見てもそのままで問題ありません。

Androidの場合は、タスクキルをした方がいいです。
この違いについてより詳細に知りたい方は「AOTコンパイル」「JITコンパイル」でご検索ください。


賢く使う

以下のことを心がけましょう。

家族で順番に使用する/時間を決めて使用する

家族といる時に被災した場合、順番にスマホを使うことで多くの時間インターネットに繋げることができ、情報収集が可能です。

1人の時は「1時間に1回、10分だけ使おう」等時間を決めて使用するのがおすすめです。

「情報は一気に開放されない」ということを念頭に入れておく必要があります。
「〇〇小学校が避難所として開設された」「△△公園で炊き出しがある」「××で水・食料の配布がある」「〇△×でスマホが充電できる」といった情報は一気には得られません。
「スマホの充電切れてて情報得られなかった」とならないためにも家族で順番に使う・時間を決めて使うことが重要です。

様々なプラットフォームを利用する

情報が上がるのはWebサイトだけではありません。
TwitterなどのSNS、youtubeなどの動画サイト、ツイキャスなどの配信サービスにも情報が上がります。
こういった様々なプラットフォームを駆使することで情報収集しやすくなります。

市役所のサイトが落ちていても(なかなか繋がらなくても)SNSなどの他のプラットフォーム経由で避難所の情報を得られる可能性があります
(市役所のサイトの情報をSNS等に転載・流している人がいるかも知れません)

ただし、悪質なデマには注意する必要があります。

救助が必要な場合は位置情報を添えて発信する

取り残された場合など、救助が必要な場合位置情報を発信することで迅速に助けに来てもらえる可能性があります。
SNS(LINE,Twitter)では今いる場合の住所がわからない場合でもデバイスの位置情報を元に共有する機能があるので有効活用しましょう。

救助された後は、個人情報を守る意味でも、救助に関わる方々の仕事を増やさない(既に助けられて誰もいない場所にもう一度救助部隊を向かわせない)ためにも書き込みを消したり、助けられたことを報告するようにしましょう。

普段から備えておきたいこと

災害が発生する前から以下のような対策をしておくとより良いでしょう。

ブザー系アプリを入れる

光も同時に発することが出来れば完璧です。
家具の下敷きになってしまった等身動きが取れない際に体力を温存できるのでおすすめです。

モバイルバッテリー/充電器を持ち歩く

災害は、いつどこで発生するか分かりません。
家に「防災セット」を準備していても、出先で災害が発生したら全く意味がありません。災害状況によっては自宅に帰れない可能性もあります

スマホのバッテリーが切れて全く連絡が取れないという事態を避けるために
モバイルバッテリーや充電器を持ち歩いておくと安心です。
充電器を持ち運ぶ場合、スマホがPDやQCといった急速充電に対応しているなら充電器(ケーブル)もそういった充電企画に対応した製品を持ち運ぶことをおすすめします。

「1人30分まで」等充電時間に制限が設けられることが多く、低出力の充電器だと満足に充電できないことがあるからです。
仮に制限がなかったとしてもなるべく短時間で充電を終わらせて次の人に譲った方がいいでしょう。

連絡先を紙に書き出しておく

災害により、スマホが破損する可能性もゼロではありません。
大切な人の連絡先を紙に書きだしておくことでそういった事態に直面しても公衆電話で無事だということを報告可能です。

最後まで拙い記事をお読みいただきありがとうございました。 文章に間違いなどありましたらお気軽にコメントください。 コメント、スキ、外部サイトへのシェアもよろしくお願いします