【2022年7月2日発生】Auで通信障害!アンテナピクト0でも通信出来た理由!
最終更新:2022/07/05
2022年7月2日未明に発生したAuの通信障害。
SNSで「アンテナピクト1本も立ってないけど何故かデータ通信出来た!不思議!」という声が上がっています。
なぜ、アンテナピクト1本立っていないのにデータ通信出来たのか、データ通信出来た人とできなかった人の差は何なのかについて解説します。
①アンテナピクトとは
アンテナピクトとは、端末の上部に表示されている電波の入り具合を表示した部分の名称です。
昔、「バリ3」等と表現されていた部分です。
②アンテナピクト1本もたっていないのに通信出来た理由
大きく2つの理由が考えられます。
理由①バンド41が生きていたため
携帯会社は電波を飛ばすことによって通信サービスを提供しているわけですが、飛ばす電波は1種類ではなく複数の種類の電波を飛ばしています。
その飛ばす電波のことを「バンド」と言います。
今回のケースだと「バンド41」と呼ばれる電波が使える状態だったので通信が完全には遮断されていませんでした。
理由②アンテナピクトの表示不具合
通常、アンテナピクトはほぼリアルタイムで電波状況を反映しますが通信障害発生時は電波状況の反映が遅れることがあります。
これにより、見かけ上では電波がきていなくても、実際には通信できるという現象が起こります
③通信できる人と出来ない人がいた理由
大きく3つの理由が考えられます
理由①バンド41を掴めていたか
端末や地域によってバンド41を掴めるか掴めないかが変わります。
つまり、通信できた人はバンド41を掴めていた、通信できなかった人はバンド41を掴めていなかったということになります。
理由②端末の種類(iPhone or Android)
一口に「通信」と言っても電話やSMSの通信(音声通信)とネット接続(のための通信(データ通信)の2つに分けられます。(報道などでよく「音声・データの両方に影響あり」等と情報が流れるのはこのため。)
iPhoneは音声通信網に接続出来なくてもデータ通信網に接続を試みるように設計されていますが、Androidはメーカーや機種によっては音声通信網に接続出来ないとデータ通信網への接続も諦めるように設計されているモデルがあります。
つまり、通信出来た人はiPhoneまたは音声通話網への接続が出来なくてもデータ通信網への接続を試みるandroid端末を使っていたということになります。
理由③SIMカードの種類
SIMカードには大きく分けて、「音声通話SIM」「データ通信SIM(SMS付き)」「データ通信SIM(SMS無し)」の3つがあります。
このうち、「データ通信SIM(SMS無し)」のSIMカード契約をした端末ではAndroid端末であっても最初から音声通信網に接続せずデータ通信網に接続するようになります。
つまり、Androidであっても通信出来ていた人はデータSIMであったという事はないでしょうか。
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