見出し画像

【Mac】TimeMachineについて徹底解説。~システム丸ごとバックアップして不測の事態に備えよう~

更新日:2023/3/17

この記事では、MacのTimeMachineタイムマシーンについて解説しています。

【まず】TimeMachineとは…

TimeMachineとはMacOSに標準で搭載されているバックアップ機能の名前です。
TimeMachineを使うことでMacのデータを”システム丸ごと”外付けストレージにバックアップすることが出来ます。
単に外付けストレージにバックアップ(データのコピー)を取るのと違いMacの細かい設定までバックアップされるのが最大の特徴です。

TimeMachineを利用するのに必要なものは外付けストレージだけです。(接続するケーブルがUSB Type-Cに対応していない場合は変換アダプターもしくはUSB-Cハブが必要です)利用料金はかかりません。

TimeMachineでバックアップを取っておくと、Macが壊れた時はもちろんファイル(データ)を誤って消してしまった際もファイル(データ)を復元することが出来ます。

また、TimeMachineは外付けストレージのデータもバックアップが可能です。
つまりSDカードやUSBメモリカード内のデータが消えたり誤って削除してしまった場合でも(TimeMachineバックアップを取っていれば)データの復元が可能です。

TimeMachineには「HDD」を使うのがおすすめ。

先述したように、TimeMachineを使うには外付けストレージが必要です。
外付けストレージには「HDD」「SSD」「USBメモリ」「SDカード(microSDカード)」等がありますが、筆者がおすすめする外付けストレージは「HDD」です。

まずUSBメモリやSDカードは耐久性が低い(壊れやすい)のでTimeMachineに使うには不向きです。全くおすすめ出来ません。
そもそも容量の問題もあります。。

次にSSDですが、高速で耐久性がそれなりにあり小型軽量とTimeMachineに使うには申し分のない外付けストレージなのですが、高価なことからおすすめしません。

TimeMachineは基本的にはデータを(大量に、勝手に)書き込むことの方が多く、データを取り出すことはあまりありません。

そのため速度よりも容量の方が重要です。

HDDはまさにTimeMachineに最適な外付けストレージと言えるでしょう。

HDDの選び方

①据え置きかポータブルか

外付けHDDには据え置き型のHDDと小型で持ち運びに便利なポータブルHDDがあります。

iMacやMacminiといった「持ち運べない」Macを使っている方は据え置き型のHDDがおすすめです。
据え置き型のHDDは同容量のポータブルHDDと比べて安い傾向にあります。ただし場所を取ってしまうことが難点と言えます。
ファン内蔵の製品を選ぶと故障のリスクを少し下げることが出来ます。

MacBookシリーズには一緒に持ち運べて、Macがオフラインでもバックアップが取れるポータブルHDDがおすすめです。
HDDは衝撃に弱いので、ポータブルHDDを選ぶ際は耐衝撃性に優れているもの(〇mからの落下試験にクリアなどと書かれているもの)がおすすめです。

②容量

先ほど「TimeMachineを利用するには最低でもMacの本体保存容量の2倍以上の外付けストレージが必要」と書きましたが、TimeMachineをフル活用するにはMacの本体保存容量の2倍の容量では少々物足りません。

Macの本体保存容量の3倍、写真や動画を日々たくさん扱う方は4倍の容量をおすすめします。

512GBのMacを使っている場合、1.5TB~2TB。1TBのMacを使っている場合は3TB~4TBの容量
があればTimeMachineをフル活用出来ます。

③メーカーより保証や耐久性、機能を重視する

HDD本体を作ってるメーカーは3社しかなく、HDDメーカーによる性能差は殆どありません。

「このメーカーが好きで応援したい」という気持ちがある場合は別として、基本的には「〇年保証がある」「ファン内蔵(据え置き)」「衝撃に強い(ポータブルHDD)」といった保証や耐久性、機能を売りにしているメーカーのHDDを購入することをおすすめします。

ただし、シーゲートHDDは故障率が高いため避けた方がいいかもしれません

筆者のTimeMachine環境について

保存容量1TBのMacBooAirを所有している筆者は、4TBのトランセンドのポータブルHDDを使用しています。

4TB全部をTimeMachineに使うのは勿体ないのでパーティーション機能を使って3TB分をTimeMachine用に、1T分Bを外付けストレージとして使用しています。

トランセンドのポータブルHDD(StoreJet 25M3シリーズ)は3年間の製品保証と2mからの落下に耐える耐衝撃性、データの暗号化機能・ワンタッチ再接続機能(「取り外す」を行った後、ケーブルを再接続しなくてもHDD本体のボタンを押せば再接続される機能)があるため筆者が自信をもっておすすめ出来るポータブルHDDです。

・パーティーション機能で外付けストレージとして区切った領域を使う際の注意点

TimeMachine用のHDDには定期的にデータの書き込みが発生します。
そのためどうしても外付けHDDを普通に使う(必要な時だけ接続して使う)場合と比べて寿命が早く来てしまいます。つまり、すぐ壊れてしまいます。

パーティーション機能で外付けストレージとして区切った領域を使う際は同じデータを他の外付けHDDやSSDにも保存しておくことをおすすめします。
「一時的なファイル置き場」としての利用がおすすめです

TimeMachineの使い方

Apple公式サイトにてご確認ください。ここでは注意点を解説します。

・フォーマットに注意する

exFATではTimemachineが使えません。ディスクユーティリティーアプリを開いて別の形式にフォーマットしなおしてください。おすすめはAPFS(Mac OS 拡張)です。

・パーティションを先に作成する

HDDを全部Timemachine用に設定した後からパーティーションを作ることは出来ません。先に作成しましょう。

最初に設定したパーティーションの容量内で更にパーティーションの追加やフォーマットの変更等は可能です。

ただしデータに影響が出る可能性があるのでパーティーションの数や容量をしっかり決めて、追加でのパーティション作成やフォーマットの変更はなるべくしない方が望ましいです。

・Macのバッテリー残量に注意する

Timemachineを使うとMacのバッテリー消費が激しくなります。
筆者はTimemachineを使い始めて数日間は、MacBookのバッテリー残量が十分あったことを確認して家を出たにも関わらず家に帰ってきてMacBookを開くとバッテリーが切れていました。



最後まで拙い記事をお読みいただきありがとうございました。 文章に間違いなどありましたらお気軽にコメントください。 コメント、スキ、外部サイトへのシェアもよろしくお願いします