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iPhoneの紛失(盗難にあう)前/紛失(盗難にあった)後にするべきこと!

この記事では、iPhoneの紛失(盗難にあう)前/紛失(盗難にあった)後にするべきことについて解説します。


iPhoneを紛失する前にやっておく3つ(4つ)のこと

①画面にパスコード(パスワード)ロックをかける。

設定アプリ→Face(Touch)IDとパスコード→パスコードをオンにする→画面の指示に従って設定。

この設定をすることで、”ひとまず”データ流出を防ぐことが出来ます。

②「iPhoneを探す」をオンにする。

設定アプリ→自分の名前(AppleID)→探す→iPhoneを探す:オン。
その下にある「”探す”のネットワーク」「最後の位置情報を送信」もオンにしてください。

この設定をすることで紛失したiPhoneの位置情報の取得(追跡)が可能になります。

③Bluetoothをオンにする

設定アプリ→Bluetooth→オン

この設定をすることで例えiPhoneのSIMカードが抜かれても(オフラインでも)追跡しやすくなります。
※Bluetoothをオンにしてもバッテリーの消費スピードを気にする必要はありません。詳しくはこちらをどうぞ

(④SIMカードにロックをかける)

設定アプリ→モバイル通信→SIM PIN

この設定をすることでiPhoneを拾った人が他の端末にSIMカードを差し替えて不正利用される、といった被害を防ぐことが出来ます。

※この作業はしっかりと調べたうえで行ってください。

なお、SIMカードロックする際に「初期PINコード」の入力が求められますが、SIM カードロックについてしっかりと調べてもらうためここではあえて記載しません。

下手すると自分自身が通信・通話できなくなってしまうリスクがあるため、自信がない場合は、この設定はスルーすることを推奨します。

落とした(失くした)時にすること

①よく探す

案外「普段と違うポケット、場所に入れていた(置いていた)だけだった」という可能性もあるのでよく探してみましょう。

他にApple製品を持っている場合は「探す」アプリから、他にApple製品を持っていない、あるいはすぐ使えない(外出先で紛失に気付いたけど他のApple製品は家にある)状況下では誰かにスマホを借りる等して「iCloud.com/find」にサインインすることでデバイスの位置を知ることができたり音を鳴らすことが出来ます。

②手元にない場合、紛失モードにする。

先ほどの「探す機能」を使った結果、手元にiPhoneがないことが分かった場合はすぐに紛失モードにしましょう。(仮に、すぐ取りに行ける距離にあったとしても紛失モードにすることを推奨します)

紛失モードにすることで電話とFaceTime以外の機能が無効になるため、例えばApplePayを不正利用されるといった被害を防ぐことが出来ます。

他にAppleデバイスを持っている場合、「探す」アプリを開き、「デバイスを探す」タブから紛失したデバイス名をクリック(タップ)後、「紛失としてマーク」を有効にしてください。

または「iCloud.com」にアクセスしてAppleIDとパスワードでサインイン後

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(画像はWindowsでiCloud.comにサインインした時の様子。)

「またはすぐにアクセスする:iPhoneを探す」をクリック(タップ)して紛失したデバイス名をクリック(タップ)することでも紛失モードに出来ます。


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(引用元:iPhoneがない!?紛失・盗難時に真っ先にやること・事前にやっておきたい設定【大阪大正駅前店】

また、紛失モードにする際、拾った人に向けて(つまり紛失したiPhoneの画面上に)電話番号とメッセージを表示させる設定が可能です。有効活用しましょう。

③電話(FaceTime)をかける

紛失したデバイスに電話またはFaceTimeをかけましょう。
もしかしたら拾ってくれた人(や施設で落としていた場合はその)管理人さんが出てくれるかもしれません。

あなたが位置情報を元に、紛失したデバイスの回収に向かっている間に他の人が拾って警察(交番)に届けるなどの行き違いを防ぐことが出来るかもしれません。

④通信事業者/警察に連絡する

iPhoneを拾った人がSIMカードを抜き取り、自分の端末に差し替えあなたの電話番号を使って、電話をかけられる可能性があります。

基本的には紛失中に不正利用された料金も契約者負担となってしまいます。例えば、かけ放題に入っていない状況で電話を使われてしまうと高額請求の恐れがあります。

先述したSIMカードロックをしていない場合は、通信事業者(キャリア)に連絡して、回線停止することも考えましょう。
MVNO(格安SIM≒格安スマホ)の場合は各MVNOに連絡してください。「(MVNO名) SIM紛失」等で検索すると連絡先がすぐ出てきます。

しかし回線停止すると不正利用されなくなりますが、見つかった時に回線再開の手続きが必要だったり、(通信事業者によっては)手数料がかかって来る、通信事業者のネットワークを使って探せなくなるというデメリットもあります。

データ通信専用SIMを使っている、あるいはSIMカードロックをしている場合は高額請求される可能性は低いので、後々の手間のことを考えると無理して回線停止する必要もないかも知れません。



通信事業者に連絡すると同時に警察にも連絡しましょう。
もしかしたら既に交番に紛失物として届けられているかも知れませんし、iPhoneの機種名やカラー、(付けている場合は)ケースの特徴等を伝えておくことで届けられたときに警察からの連絡が期待できます。

なお、注意点として交番に行く場合は原則として落とした(と思われる)都道府県の交番に行く必要があります。
筆者の自宅は兵庫県にあるのですが、以前大阪に遊びに行ったときに親がスマートフォンを落としてしまい、自宅近くの交番に行ったところ「大阪でした落し物は大阪の交番で(管轄外なので確実に大阪で落としたと分かっている場合は兵庫県では処理できない。)」と言われてしまいました。

⑤デバイスを消去する

もし、海外旅行中に紛失した/盗難にあった、海に落としてしまった等の場合で取り戻すのが難しい場合はデバイスを消去(データを抹消)しましょう。

最近のiPhoneは水にかなり強いです。
ちょっと調べれば海に沈んだiPhoneが動いたというケースがたくさんヒットします。
それで拾った人が何とかしてデータを抜き出して悪用しないとも限りません。

たとえ海に沈んだとしてもデータを抹消するにこしたことはありません。

ただし「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」に入ってる場合はデバイスを消去せず、Appleに補償請求しましょう


不正利用を避けるために普段から注意すべき2つの行動

これまで書いてきた通り、基本的には紛失モードにする/データを消去することで不正利用を避けることが出来ますが、紛失・盗難に気付くのが遅いとその間に不正利用されてしまうかも知れません。
普段から注意すべき2つの行動について解説します。

・アカウント情報(IDとパスワード)を書いた紙をiPhoneケースに挟まないようにする

以前、iPhoneを拾ったことがあります。
手帳型ケースに入っていたのですが、交番に届けて一緒に中身を確認したところ警察の人に「AppleIDとパスワード」を書いた紙が入っていたと伝えられました。(流石に機密情報なので言われただけで見せられはしませんでした。)

端末を保護・データを消去しても、AppleIDとパスワードが悪意ある第三者の手に渡ったらあなたの名前や電話番号・住所といった個人情報の他iCloudにバックアップ(保存)しているデータの流出は免れません。
それだけでなく、AppleIDに登録しているクレジットカードやAppleID残高を使われて有料アプリを買われたり課金されてしまうリスクもあります。

AppleIDを例に挙げましたが、何かのアカウント情報が書かれた紙をiPhoneケースに入れて持ち歩かないようにしましょう。

もしどうしても何かのアカウント情報をiPhoneと一緒に保管したい(持ち運びたい)のであれば紙に書くのではなく、メモアプリに書いてロックする、パスワード管理アプリを活用することをおすすめします。


Apple Payのエクスプレスカード(Suica)に高額チャージしないようにする

ApplePayの利用には通常、生体認証またはパスコード認証が必要ですが
エクスプレスカードに関してはそれらは不要です。
つまり、エクスプレスカードに高額チャージしていた場合、拾った人はあなたがiPhoneの紛失・盗難に気付いて対策(紛失モード・データの消去)するまでの間に高額な(あるいはたくさん)買い物が出来てしまいます。


【まとめ】紛失する前に「iPhoneを探す」を設定してしているかが大きなポイント

最初に「iPhoneを紛失する前にやっておく3つ(4つ)のこと」を書きました。どれも重要ですが、「iPhoneを探す」の設定だけは絶対にするようにしてください。

この設定さえしていれば紛失/盗難された際の被害を最小限に抑えられますし、探し出せる(戻ってくる)可能性が大幅に上がります。

基本的にはオンだと思いますが、iPhoneを修理(バッテリー交換)に出した後などはオフになっていたり、知らず知らずのうちにオフにしてしまっている可能性もあるので、この記事をお読みの方は設定アプリを開き→自分の名前→探すの順にタップし→iPhoneを探すの「iPhoneを探す」「”探す”のネットワーク」「最後の位置情報を送信」が全てオン(緑色)になっているか確認することをおすすめします。

「iPhoneを探す」をオンにする、そのひと手間がいざという時に運命を分けます。

・iPhoneを探すオンにせず紛失してしまった場合の対処法

データを保護し、また(SIMカードロックしていない場合は)SIMが不正に使われないように通信事業者に届け出ましょう

諦めて何もしないのは一番やってはいけません。

警察に届け出るのも重要です。
日本は治安がいいので紛失した携帯電話が戻ってくる確率は83%もあります。注:iPhoneだけのデータではありません。)









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