【M1 Mac】8GBメモリでも十分。だけど16GBメモリを強く推奨する４つの理由。

この記事ではM1チップ(Apple Silicon)を搭載したMacシリーズのメモリについて16GBを強く推奨する理由について解説しています。

メモリ16GBを推奨する理由①MacOSのメモリ思想

Windowsはメモリの搭載量をチェックし、ある程度メモリに余力を残して動作するように設計されていますが、MacOSはメモリをあればあるだけ使い、可能な限りパフォーマンスを最大化するように設計されています。

そのためメモリ16GBあった方がM1チップの性能を最大限引き出すことが出来ます。

メモリ16GBを推奨する理由②今後使い方等が変わっても対応できるため。

例えば今は動画（画像）編集を全くしていなくても数年後、動画（画像）編集を行いたいと思うかも知れません。
もしくは扱う素材が今は軽いものでも数年後はもっと重いものを扱っているかも知れません。（スマホカメラの性能向上により、画像1枚当たり動画1分あたりの容量も年々増えてきているため決して他人ごとではありません。）
そういった使い方の変化があってもメモリを16GBにしておけば対応できる可能性が高くなります。

また、近年、技術の進化によりOS自体のメモリ消費量も増加傾向にあるため使い方が変わらなくてもメモリ16GB積んでおくと安心です。

昔はメモリの標準搭載量は4GBであり、そこそこ使えていましたが今メモリの標準搭載量は8GBです。
4GBだとネットサーフィンさえ厳しいという現実があります。

今後「メモリ16GBが標準。カスタマイズでそれ以上にする」という時代が来た時に、メモリ8GBだと同じ思いをする可能性が極めて高いです。

そしてその時代はMacだと以外とすぐ来るかもしれません。

メモリ16GBを推奨する理由③メモリ16GBでもフリーズが多いため

筆者はメモリ16GBのMacbookAirを使っているのですがそこまで重い作業をしているわけでもないのにレインボーアイコンが出てフリーズすることが結構な頻度で起こります。

OSやアプリ等がARMプロセッサーに完全対応してないために発生する不具合（メモリ搭載量以前の問題）という可能性も捨てきれませんがフリーズする可能性や確率を少しでも下げるためにもメモリを16GBにすることを推奨します。

メモリ16GBを推奨する理由④後悔しないため。諦めがつくため。言い訳できるため。

動作が不安定になったり処理に時間がかかった際に、メモリ8GBだと「やっぱりメモリ16GBにしておくべきだったか」「メモリ16GBだったらこんな事になってなかったかな」と考えが頭に浮かびます。後悔するかもしれません

メモリ16GBだと「積めるだけ積んだのだから私は悪くない。OS(アプリ)が対応していないのが悪いんだ」「16GBでもこれだけ不安定（処理に時間がかかる）なら8GBだともっと状況悪いだろう」と諦めがついたり言い訳に出来ます。

※

メモリ8GBでいい人は？

先述した理由から基本的にM1 Macのメモリは16GBにすることを推奨しますが、以下に当てはまる人はメモリ8GBでもいいでしょう。

・サブマシンとして使う人

既にメイン機となりうるパソコンを持っている方で、サブ機としての利用を考えているのであれば8GBでも一切問題ないでしょう。

・ライトユースにしか使わないと断言できる人

「絶対、今後何があっても写真編集や動画編集はしない。ネットサーフィンとSNS、動画視聴しかしない」と断言できる人は8GBでも問題ないと思います。

ただ、そう断言できる人はなかなかいないと思います。

・シングルタスクしかしない人

「１つのアプリしか起動しない」という使い方をするのであれば8GBモデルでも足ります。
しかし実際このように運用するのはかなり難しいのではないでしょうか。
例えば動画編集している最中に操作方法が分からないところが出てきてブラウザを開いたらもうそれだけでシングルタスクではなくなります。
音楽聞きながらデータ整理しても、シングルタスクではなくなります。

そもそもの話になりますが、シングルタスクしかしないのであればiPadをおすすめします。

「お金がないから８GB」は止めておこう

「お金がないから8GBにする」というのは止めたほうが良いと思います。
「ストレージ容量を減らす、購入を先延ばしにする、誰かに借金する」等してでも16GBモデルの購入をおすすめします。

パソコンは長く使うものです。
お金をケチったために「あの時16GBにしておけば」と後悔しないためにも、ちょっと無理してでも16GBモデルを購入することを強くおすすめします