MBTIが流行した理由

「日本人は、自己主張が苦手だ。」
よく聞く話だろう。
これは、自己主張が下手だとか、自己主張をするためのIQがどうたらとかいう話では無い。
自己主張をしたがらないのだ。
端的に言うと、
「自己肯定感が低い。」

アルファベット4文字(5文字)は、そんな人が、自分についてを簡単に伝えられる画期的な手段だ。

「MBTIではなく自分を見てほしい」
という意見を見るが、自ら自分の話を何時間も人にできるのであれば、MBTIは必要ないだろう。
まぁその時点で自己主張が得意なE〇〇〇-Aであることは確定だ。

私は、自分の話をするのは苦手では無い。
しかし、果たして相手が自分の話を最後まで聞いてくれるかは分からない。
それでも、アルファベット4文字(5文字)なら聞いてくれるだろう。興味があれば、あとで調べてくれるだろう。
MBTIをこの程度に思っている。

1年ほど前に、ENTPからこんな相談を受けた。
「好きな人ができたが、自分と合わないISFJだった。他の人にするべきか。」

馬鹿ではないか。
MBTIごときで諦めようとしているのなら、そこまでの存在だということになる。
早く諦めるべきだ。
本当に好きなのであれば、自分が相手を理解し、相手に適合するべきなのではないか。

逆に聞きたい。
「あなたは、自分と相性の良いISFPなら、誰でも好きになるのか。」

前回のnoteでも述べた通り、MBTIは、あくまでも分類であり、自己主張の手段の一つである。

MBTIアンチがいるのは、MBTIが悪いからでは無い。MBTI信者が悪いのだ。

ひろゆきが流行った際にも、同じ現象が起こった。私は、ひろゆきは別に何とも思わない。しかし、ひろゆきの口調を誇張している所謂「ひろゆき信者」が嫌いだった。私だけでは無いはずだ。

流行りの物には熱狂的信者とアンチが現れる。
しかし、大抵は、流行りのもの自身は悪くなく、信者が悪いというパターンだろう。
信者アンチをそのもののアンチと履き違えているのだ。

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