ITと酒と哲学など(9)
韓国との付き合い方
私は韓国ドラマが結構好きです。また、YouTubeで韓国人ユーチューバーのチャンネルも常にチェックしています。
しかし、だからといって韓国全体を手放しで好きかというと全くそうではありません。特に韓国の政治家たち。もううんざりするくらいの反日運動に露骨な反日教育、本当に不愉快ですし心から怒りを感じています。
しかし、ひょんなことから韓国ドラマをみることになって、私のそのような韓国への反発心を超える興味を持つようになりました。
韓国ドラマをみていると、本当に韓国がどんな国か、どんな国民性なのかがよくわかるようになりました。現代劇、時代劇両方とも好きなのですが、特に興味深いのが時代劇です。
時代劇を何度も繰り返してみているうちに韓国人の反日の原点がわかるような気がしてきました。周知のとおり韓国は日本に統治されていた時代があるわけですが、その時に身分制の廃止を行いました。
それまで特権階級として、支配者として好き放題していた両班(ヤンバン)と言われる人たちがその特権をすべて奪われてしまったのです。時代劇をみていると、まあ、フィクションではあるのですがそれでも両班たちの一般人に対する横暴がこれでもかと描かれています。本当に搾り取れるだけ搾り取るようなことを平気でやっていたのですから。
はっきり言って、支配される側の一般人は牛馬以下の扱いを受けていたのです。奴婢と言われる奴隷も存在しており、両班たちはその人たちを文字通り自分のものとして「所有」していました。
そんなやりたい放題の両班がある日突然日本によってその特権を奪われたのです。それは、さぞかし日本を恨むことでしょう。私は現代の反日の原点の一つは、ここにあると考えています。
韓国の初代大統領の李承晩(イ・スンマン)は両班階級の出身ですし、その彼が日本の竹島を不法に占拠したのもすべて日本憎しの感情からではないでしょうか。
私は韓国の政治家たちの出自が両班階級かどうかは知りませんが、両班の日本憎しの感情が現代まで連綿と受け継がれているような気がしてなりません。まあ、あくまで私見ですが…
そして、もう一つの話題です。いつも視聴している韓国人ユーチューバーのチャンネルで、日本在住のチャンネル主が韓国の高校生を日本に招いていろいろな経験をさせるというエピソードをみていて、とても興味がひかれました。高校生といえばまさに反日教育を受けている真っ最中の世代であり、それなのに学校に正規の届け出をしてまで休みをとって日本にやってきたのです。
嬉々として日本の生活を楽しんでいる彼ら高校生をみていると、本当に不思議で仕方がありません。社会人になり、ある程度の人生経験を積んだうえで「反日洗脳」がとけるというケースは珍しくないのですが、このような若い世代が日本好きを隠しもせず、また同級生や学校の仲間たちにうらやましがられながら来日する。本当にこの事実は私にとって、繰り返しますが、興味深いことです。
もちろん日本在住の韓国人のチャンネルですから、日本を否定的に扱うことなどしないと言われればそれまでですが、これまでたくさんみてきた韓国ドラマや、YouTube動画から韓国の一般人の日本に対する思いがどのようなものか、私には見えてきた気がしています。
日本の一般的な報道ではしつこいくらい反日が強調されていますが、それだけを信じていては真実を見誤るということを日々感じているところです。
最後に繰り返しますが、ここに述べたことはあくまで私見です。異議をとなえる方がおられるのも承知しています。そして、個人的には「両班の恨み」というフレーズがとても気に入っています。
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