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【Shopify】立ち上げマニュアル

ECサイトを作りたいけど、なかなか出来ない現状

ECをやりたいなと考えたときにお店のECサイトを作るとなると莫大な制作費がかかります。費用を抑えながらECを立ち上げるとなると、最初に思い浮かぶのは、Amazonや楽天といった大手ECプラットフォームではないでしょうか?しかし、Amazonや楽天で出店するとしても手数料が高かったり競合が多くいるのでなかなか売上がたたないことも多いのが今までのEC界隈の問題でした。

しかし今は自粛ムードでテイクアウトやネットでの買い物の需要が更に増えてきました。それと同時に日本に新しいECサービスも流行しました。
それが「Shopify」です。

今ではShopifyを利用して各々ECサイトを作るようになりAmazonや楽天から脱退しているお店が多いです。

Shopifyは海外のサービスなので日本ではあまり馴染みがありません。
Shopifyは2004年にできたカナダの企業です。サイトデザインの豊富さと自由にカスタマイズできることが人気となり2017年までは50店舗ほどだったストアも2019年には175か国100万以上のストア登録がされています。

日本語対応はもちろん、多言語・多通貨・海外配送も簡単にできるので国外向けの商品展開も可能です。

費用について

Shopifyは月額制で主に3つのプランはあります。
ベーシック、スタンダード、プレミアムと分けられています。
他にも1番低価格なプランでShopifyLite(ショッピファイライト)や、エンタープライズ向けのShopify Plus(ショッピファイプラス)というプランも存在します。

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ドル支払いのため日本円にすると

ベーシック:約3,000円
スタンダード:約8,200円
プレミアム:約31,000円

になります。
ShopifyLiteは約945円、Shopify Plusは約210,000円です。
プランはいつでも変更可能ですが、目安としては以下のとおりです。

【プラン一覧】

・ベーシック
 主要プランの中で一番低価格なプランで、ECサイト初心者の方にもおすすめです。規模的には個人経営or小規模の運営する人向けです。

・スタンダード
 複数人が管理画面をさわれるのでチーム制でECサイトを運用する方におすすめです。中規模のストア向けのプランです。

・プレミアム
 月額費用は主要プランの中で一番高いですが、取引手数料が最も安いプランでもあります。取引が多い大規模のストア運営をしている人におすすめです。また高機能なレポート分析機能も使用できるのでマーケティングに力を入れていきたい人にもおすすめです。
 
・ShopifyLite(ショッピファイライト)
 ECサイトの制作はできません。カート機能のみの提供となっています。
 既存のWebサイト、ブログ、SNSにカート機能をつけて運用することができます。
・Shopify Plus(ショッピファイプラス)
 取引量が多い「エンタープライズ向けのプラン」です。主要プランではできない特殊な作業にも対応しています。

・チェックアウト画面・機能のカスタマイズ
・サイトの時限設定
・ワークフローの自動化
・パーソナライズされたプロモーションの自動表示
・1契約で10サイトまで開設可能

海外での取引が多いストアもこちらのプランがおすすめです。

プランによって仕様が異なるものが大きく5つあります。
・販売手数料
・カスタム配送料
・スタッフアカウント数
・レポート内容
・ギフトカード詳細

運用するうえで、何をShopifyに求めるかでプランも変わってくるのでもっと詳細を知りたい方はShopifyの公式サイトをご覧ください。
URL:
https://www.shopify.jp/pricing

またいきなりお金を払うのに抵抗がある場合は、14日間の無料トライアルもあるので実際に自分でサイト運用できるのか試してみてください。

Shopifyを実際に立ち上げてみよう

上記で説明しましたが、まずは無料トライアルでECサイトを作ってみましょう。最初はShopifyの公式サイトに飛んではじめるのボタンをクリックします。

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クリックすると以下の登録項目がでてくるので入力して
「ストアを作成する」をクリックして進みましょう。

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次に作成するストアの初期設定をします。

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「ストアに入る」をクリックすると初期設定は完了です。

管理画面操作 〜テーマ変更〜

最初にテーマの設定をしてみましょう。テーマをカスタマイズするを選択して「テーマをカスタマイズする」をクリックします。

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テンプレートのデザイン変更はここから行います。
テンプレートは無料と有料がありますが、特に決めているデザインがなければ、無料から選ぶことをおすすめします。

テーマをアップロードすることもできるので、もともとテンプレートをもっている人は左の「テーマをアップロード」を選択してください。

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テーマの中から自分のサイトのイメージに合ったものを探してみましょう。

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使いたいテンプレートはライブラリーにダウンロードすることで使用できます。

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ダウンロードしたテンプレートはここに追加されます。

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ダウンロードしたテンプレートを使用したい場合は、[アクション]から[公開する]にすると設定することができます。

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管理画面操作 〜テーマカスタマイズ〜

テーマをカスタマイズするには現在設定しているテーマの[カスタマイズ]を選択します。

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テーマのカスタマイズは左のメニューバーから選択します。

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ヘッダーではロゴの設定やメニュー表示、告知掲載などができます。

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次はメイン画像の設定です。
画像をアップロードして画像の幅や見出し、テキストを表示させることができます。画像やテキストの設定が完了したら忘れずに保存してください。保存するのはサイト右上の【保存する】をクリックします。

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次はサイト中段にある画像の設定です。
メニュー一覧に戻って上から三番目の項目をクリックします。

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ここも先程と同じように画像とテキストの設定ができます。

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設定が完了したら保存してメニューに戻ります。
次は複数の画像列の設定を行います。

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目玉商品や新作商品など、目立たせたいものを掲載するのにおすすめです。画像との他にも説明文もいれられます。設定方法は上記の方法と同じです。

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初期設定では3つの枠ですが、好きなだけ追加できます。

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枠を削除したい場合は削除したいコンテンツを選択して赤丸部分のクリックすると、削除するという項目が表示されます。

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メニューに戻って次項目を選択します。
ここはTOPの商品一覧と設定することができます。

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ここではタイトルやコレクションのリンクを貼ることができます。コレクションは別に作成する必要があるので注意してください。画像の表示数は横列4個の2行ですが、変更可能です。

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次に設定ですが、ここは一番最初に設定した画像同じものです。ここに画像設定が必要ない場合はセクションごと削除・非表示にできます。

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セクションごと削除または非表示にしたい場合は、赤枠をクリックして選択してください。

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次は口コミの掲載方法です。

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口コミの内容と名前が表示できます。

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次はギャラリーの掲載です。画像表示がメインでテキストは画像に重なって表示されるため長文はおすすめしません。

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画像には各画像ごとにリンクも貼れます。

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最後はフッターの設定です。

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フッターではコンテツや決済アイコンの表示や色の設定ができます。

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これでテンプレートとのカスタマイズは完了します。サイトの構成で最初にギャラリーを出したい、もっと画像表示を増やしたい場合はセクションを追加したりセクションの上下移動で表示を動かく事ができますので自分の好みで編集してみてください。※ヘッダー、フッターは削除及び移動はできません

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他にもサイトの全体の色を変えたい、フォントを変えたいと思ったらカスタムメニューの一番下にある[テーマ設定]から変更可能です。

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HTMLやCSSの修正も可能なのでさらに細かい設定をしたい方も対応できます。

商品登録のやり方

テーマのカスタマイズが完了したら、商品の登録を行いましょう。

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商品を追加する]を選択します。

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商品登録には下記の設定ができます。
・商品タイトル
・商品説明
・商品画像
・商品価格
・在庫
・配送
・商品のバリエーション
・検索結果(SEO)

・商品タイトル・説明の設定
 ここでは商品のタイトルと説明の設定を行います。正式な商品名以外に目にとまるようなユニークな名前をつけるのもおすすめです。
商品説明は素材や使用方法など細かく記載するといいです。太字や文字のカラーも変えて読みやすいように工夫しましょう。

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・商品画像と価格の設定
 
商品の画像は[メディア]から設定できます。推奨サイズは使用しているテーマによってことなりますので確認してください。画像ファイルはpng、jpeg、gifが対応しています。
 価格設定か[価格]のところに販売する商品を入力してください。割引表示をさせたい時には[割引前価格]に割引前の定価を入れるとSALE表示されます。

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・在庫
 
ここではSKUやバーコードの記入をします。
SKUは最小の在庫保管単位のことを指します。SKUは外部ツールとの連携になるので必要ない人は記入しません。バーコードも任意なので必要な人は入力します。
 数量は在庫数を記入します。在庫数を管理する場合は[在庫を追跡する]にチェックをいれましょう。

・配送
 物販の場合
は[配送が必要な商品です]にチェックを入れてます。[重量]は重さによって配送料や配送方法を分けるときに使用します。

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関税設定は国内販売のみの場合は設定しなくて大丈夫です。海外販売するときには設定しておきましょう。

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・バリエーション
 
1つの商品に複数のサイズ、カラーなどある場合はここに記入します。バリエーションごとに画像を設定しておくとお客様が商品を選択したときにわかりやすいです。

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・検索結果(SEO)の設定
 
ここではSEO設定ができます。SEOとは「検索エンジン最適化」の略語です。検索したときに上位に表示されるように設定できます。
ページのタイトルとディスクリプション(説明文)とURLを設定をするときにディスクリプションは簡潔に、URLは日本語ではなく短く半角英数字にするのがおすすめです。

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・販売チャネル
 
どの販売でチャンネルで販売を管理するかを選択します。
例:POS・Shopify Chat など

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 販売チャネルとは、商品を販売するさまざまなプラットフォームを指します。各販売チャネルをShopifyに接続することで、商品、注文、およびお客様を1か所で追跡することができます。
(引用:https://help.shopify.com/ja/manual/online-sales-channels)

・分類
 
[商品タイプ]はカテゴリ別で商品を並べたいときに必要になるので、設定しておくといいです。[販売元]はストア名を記入します。

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・コレクションの設定
 
コレクションはShopifyの独自の機能で、商品をグループ化するカテゴリー機能というイメージです。コレクションでは「数千円以上」「在庫あり」といった複数の条件を選択することができます。期間限定商品やSALE期間といった特定条件でとても役に立つ機能です。

コレクションに追加したい商品はここから選択します。

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・タグの設定
 
タグを使用することで検索や絞り込みに活躍します。タグの表示はユーザーからは見えませんが、検索内ではタグで商品の分類をしてユーザーに検索結果を出します。また同じタグを一括操作することも可能なので、期間限定の商品などを販売チャンネルから一括非表示もできます。

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コレクションの作成

 上記でも説明しましたが、コレクションはShopifyの独自の機能となります。特定の条件を設定した商品をまとめることができます。

コレクションはホームメニューの商品管理>コレクション>コレクションを作成の順番にクリックします。

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コレクション作成画面にではコレクションのタイトルと説明を記入します。
タイトルには商品名ではなく、「1万以下の商品」「限定品」「TIMESALE」などグループの条件を記入します。説明文は任意なので必要ない場合は記入しません。画像を入れたい場合は右側にある[コレクション画像]から登録します。

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次はコレクションの種類を決めます。「手動」と「自動」のどちらかを選択します。作成後に変更はできないので前もってどちらにするか決めておきましょう。

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・手動コレクションとは
 1つずつコレクションを設定します。商品数が限られてるときや、TOPに必ず表示させたい商品などがあった場合におすすめです。

・自動コレクションとは 
 あらかじめ商品に条件をつけておき、条件にあった商品を自動的にコレクションに分類してくれます。取り扱う商品が多かったり、季節ごとの商品を出している場合はこちらがおすすめです。

・手動でのコレクション作成方法
 コレクションを作成した上で手動を選択します。
商品は商品検索欄から手動で選択していきます。追加した商品は下に表示され表示順は変更することができます。最後は忘れずに[保存する]を押してください。

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・自動でのコレクション作成方法
 
コレクションを作成した上で自動を選択します。そうすると条件を設定できるので入力すると条件にあった商品が自動的に追加されます。手動と同じで表示順は変更できます。

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※商品の自動追加はすぐに反映されない場合もあるので下記の画像になっても慌てずに少し時間を置いてからチェックしましょう。

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ページ作成

ページとはオリジナルページのことを言い、会社概要・利用規約・お問い合わせなどに記載するのに使用することが多いです。作成したページはヘッダーやフッターに表示させることができます。
ホーム>オンラインストア>ページ>ページを追加から作成できます。

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タイトルとコンテンツを記載します。コンテンツでは画像や文字の装飾もでき、ブログ感覚で修正できます。どのテンプレートにページを使用できるのか選択できるので間違えないように注意しましょう。公開設定は右から選択できます。完了したら[保存する]をクリックします。

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メニューの作成

 ページを作成したらメニューに設定する必要があります。メニュー設定は
ページ作成の下にあります。

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作成するメニューの名前を[タイトル]に記入します。タイトルに記入した名前が連動して[ハンドル名]に記入されます。しかしハンドル名には半角英数字が好ましいので日本語で記入した場合は、別途英語に記入し直すことをおすすめします。

次に[メニュー項目]では登録したい項目を追加します。

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ここでは先ほど作成したページをメニューに入れます。
入れ方はメニュー項目を追加<ページ<よくある質問を選択して[追加]をクリックします。

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ここではプルダウンメニューも設定できます。CollectionとSummerCollectionを追加します。そのあとにSummerCollectionを長押しすると枠を移動することができますので、Collectionに重ねます。そうすると下記のようにCollectionの下層にSummerCollectionが入ります。

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作ったメニューをサイトに反映するときはテーマのカスタマイズから修正します。

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Collectionのプルダウンメニューは下記の画像のように表示されます。

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決済設定

決済の設定は左のメニューの一番下にある歯車アイコン[設定]をクリックします。

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Shopifyの決済設定は、shopifypayments(※ショッピファイペイメント)paypal(ペイパル)Amazonpay(アマゾンペイ)設定することができます。他にも外部決済ツールとも簡単に連携することができます。特に決めていない場合は決済手数料が低いshopifypaymentsをご利用することをおすすめします。(※shopifypaymentsはVISA/MASTER/AMEX/Apple pay/GooglePayが利用可能です)

shopifypaymentsは売上振込先の情報など、簡単な項目を登録するだけですぐに利用開始できます。

配送と発送

配送と発送の設定は決済設定と同じく、左下にある歯車アイコン[設定]を選択します。

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配送では[送料を管理する]をクリックすると送料の設定ができます。

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初期設定で送料は一律1,000円となっていますので金額の横にあるメニューアイコンをクリックして送料を編集してください。また、送料は条件別で追加することができ、都道府県別や商品総重量別での送料を設定することも可能です。

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新しい地域を設定したい場合は[新しい配送エリアを作成する]を選択して地域設定をします。

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以上がECサイトの立ち上げにあたっての基礎内容です。ご参考になれば幸いです。サイトを運営していくうちにデザインの変更やサイト構築を変えたいと思うこと出てくると思います。

次の記事ではECサイトの運営にあって便利なアプリや外部連携サービスについてご紹介させていただきます。

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