アプリ内メッセージを利用して特定機能の利用を促す
新規ユーザーに対して特定機能の利用を促進する、アプリ内メッセージの活用例を紹介します。
施策概要
新規ダウンロードから一定期間までに特定機能を利用していないユーザーを対象に、アプリ内メッセージを配信して機能の利用を促す施策です。
特定機能の未利用ユーザーをセグメントとして登録しておくことで、セグメントの対象になったタイミングでアプリ内メッセージが表示され、機能概要やベネフィット、具体的な活用方法を訴求できます。
💡 施策のポイント
メッセージを配信するタイミングと頻度を最適化することがポイントです。
アプリに対する期待が高いダウンロード直後にメッセージを配信し、瞬時に理解できる内容にすることでユーザーの興味を引きつけます。その後も数回に分けて段階的に訴求することで、ユーザーの関心を維持しながら、特定機能の認知を高めることができます。
📖 実施手順
利用を促したい機能の「利用イベント」を実装する(カスタムイベントまたはノーコードトラッキング)
機能の特徴や利用ベネフィットを明確にする
上記を元に、アプリ内メッセージで使用する画像やテキストを作成する
誘導したいリンク先を確認・用意する
アプリ内メッセージの表示タイミングを決める
表示タイミングごとのセグメントを作成する
表示タイミングごとのアプリ内メッセージを作成する
📲 施策例
アプリの起動頻度が1日1回未満のアプリにおいて、新規ダウンロードから30日以内にお知らせ配信を確認したことがないユーザーに対し、機能の使い方やメリットを案内し、利用を促す施策例
■セグメント
初回起動後1回目のアプリ起動、お知らせ詳細画面閲覧なし
「初回起動」を過去「30日間」で「1回」実行した AND
「お知らせ配信詳細閲覧」を過去「30日」で「0回」実行した
初回起動後2回目のアプリ起動、お知らせ詳細画面閲覧なし
「初回起動」を過去「30日間」で「1回」実行した AND
「お知らせ配信詳細閲覧」を過去「30日」で「0回」実行した
初回起動後3回目のアプリ起動、お知らせ詳細画面閲覧なし
「初回起動」を過去「30日間」で「1回」実行した AND
「アプリ起動」を過去「30日間」で「3回」実行した AND
「お知らせ配信詳細閲覧」を過去「30日」で「0回」実行した
累計の配信最大回数:1回
1日の配信最大回数:1回
起動トリガー:ホーム画面表示イベントに設定
遷移先:お知らせ一覧画面
■アプリ内メッセージの内容
1回目:機能の紹介
タイトル:店舗からのお知らせをお届けします!
本文:セールやイベントのお知らせや、メンテナンスのお知らせなど、大切なお知らせが届きます。
ボタン:お知らせを確認する
2回目:メリットの訴求
タイトル:最新情報を受け取れる!
本文:限定セールや新商品の情報など、注目のお知らせがリアルタイムで届きます。
ボタン:今すぐお知らせを確認する
3回目:確認促進訴求(&機能の紹介)
タイトル:見逃しているお知らせはありませんか?
本文:お知らせのアイコンに数字がついていたら、まだ確認していない情報が。お得な情報を見逃さないように、ぜひご確認ください。
ボタン:お知らせを確認する
📊 評価指標
以下のレポートで数値を確認し、施策の評価ができます。
アプリ内メッセージ
ボタンクリック率(= ボタン1 or 2押下ユーザー数/閲覧ユーザー数)
KPIイベント達成率(KPIイベントに「お知らせ詳細閲覧」イベントを設定)