毎日着ている服のこと知っていますか?
ご覧いただきありがとうございます!
株式会社Appacleのインターン生
広報部の藤間です!!
前回の記事で洋服の繊維についてお伝えしました。
洋服のことを調べていくと、出来上がった服の輸送や消費の観点からも見てみると面白いと思ったので今回は以上の2点を調べてみました!
洋服のほとんどは輸入?
皆さんの着ている洋服のタグにはMADE IN Chaina MADE IN Vietnamと記載されていると思います。実は日本で販売されている洋服の90%以上が中国やベトナムからの輸入となっているんです!人件費やそもそも日本に工場をつくれる広大な土地が少ないことから、海外で洋服を作り輸入しているということです。
国内で販売される衣類の何%が輸入品かを示すのを衣類の輸入浸透率といいます。輸入浸透率=輸入量÷(生産量+輸入量-輸出量)この計算式で浸透率を出すことができます。2017年の情報によると、日本で販売されている衣類の97%が輸入品となっています。
工場から運ぶときには、飛行機や船、トラックなどを利用しなくてはいけないため二酸化炭素排出などの環境問題に関わってきます。さらに運搬の際には洋服保護のため商品がひとつずつビニール袋に包まれていたり、緩衝材を多く使用したりと多くのゴミも出てしまっています。
緩衝材の再利用
最近では緩衝材を再利用できるよう取り組みをしているところもあります。
たとえば日本通運株式会社では、薄いプチプチでの2重巻からコシがあり丈夫なプチプチでの1重巻に変えることで、現場の作業効率もUPし、プチプチとのリサイクルの輪の取り組みを実施しています。
分別された使用済みプチプチはループリサイクルの流れにのっとり、新しいプチプチへと生まれ変わり、ふたたび引越し時の梱包に使われるよう取り組んでいます。
また積水ハウス株式会社では、建物を新築する時やリフォーム時に、全ての現場で職人さんが地道に建築廃棄物を27種類に分別します。
それを全国にある「資源循環センター」に集め、さらに手作業により最大80品目に分別します。そのようにして分別された建築廃棄物は自社でリサイクルしたり、リサイクル業者に委託して再資源化します。
素材へのリサイクルが困難なものはエネルギーとして再利用(サーマルリサイクル)されています。
参考・引用https://www.putiputi.co.jp/recycle
少し深く考えると「確かにそうだな」と思うことかもしれませんが、実生活の中でいつもいつも考えていることではなかったので初めて上記のような状況であることを認識しました。
また輸入だけでなく、最近は個人でネット購入が増えていているため、緩衝材のことは他人事ではないのだと感じました。
消費者側は何ができる?
上記で記載したような状況があっても今までそうしてきたし、そもそも企業のことを消費者の私たちが変えることはできません。ですがSDGsなど「環境問題に取り組む」という考え方が出てきた今、消費者は何かできないのかと思い調べてみました。
安い値段で流行の服を短い期間で大量生産、販売するファストファッションブランドが世界中で人気だと思います。もちろんファストファッションがすべて悪いとは思いません。
ですがそのような時代の流れの中で洋服廃棄や大量生産されたけれど売れ残ってしまうものは増加しています。その中でも「土に還らない」「不当な賃金の労働」でつくられたものも中にはあります。このようなものがあるという視野を持つことで、消費者の取捨選択の幅が広がると思います。
たとえば私たちが購入するときにできる選択・行動として、
以前ご紹介したエシカルなものやフェアトレード、オーガニックの商品などがあります。
エシカル・フェアトレード・オーガニックについての記事はこちら
まとめ
前回の記事から洋服の繊維のことから今回の消費者のことまで一通り調べ、考えてみて自分たちが普段使っているものにも関わらずここまで考える機会がなかったなと思いました。
環境のことについてよりも利便性をとってしまいがちな現代ですが、少しでも考えていけると良いと感じます。
この記事を読んで興味を持ってくださると幸いです。
今回はここまでです!!
最後までご覧いただきありがとうございます!
次回の投稿もお楽しみに!
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