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頭の天辺から爪先まで気になった“ヒップタッチの女王”
とうとう最終回を迎えた「ヒップタッチの女王」。
ドラマが始まった頃は、そこかしこに埋め込まれた笑いの地雷を踏んでは大笑いして、脳天気にもこんな投稿をしていたのだが
思いのほか、犠牲者が多く、ムジン村で起きたテロ事件を見る様相になってしまった。
言いたいことはいっぱいある。
このドラマは小さなキャラクターにも息を吹き込んで描いていたので、それが善人であれ悪人であれ、次々亡くなっていくことが本当に胸が痛かった。特に一人ぼっちになったジャスティン、エラン、牛たち…のことを思うと今でも居たたまれない気持ちだ。
言いたいことはいっぱいある。
ソヌが飼っていた猫ちゃんはどうなったんでしょう?
イェブンやソヌのお母さんの死の謎はどうなったんでしょう?
あのタイミングでイェブンのおばさんのEX夫は何をしにムジン村に来てたんでしょう?
言いたいことはいっぱいある。
最終回、荒唐無稽にもジャンヨルにより刑務所に送り込まれた獣医師イェブン(“畜生治療”を意味する囚人番号“4875”という番号をつけている)が、ドレッドおばちゃん(イジョンウン)に近づく時に歌うビートのないラップ未満の何か(苦笑)。
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(ハンジミン曰く6回どころか600回共演したいそう)
♪頭の天辺から爪先まで〜退散しま〜す♪
(머리부터 발끝까지 찌그러겠습니다)
まさに頭の天辺から爪先までディテールにエネルギーが注がれたこのドラマが、こんな(苦笑)こんな(苦笑)こんなかわいくて憎たらしい引っ込み方されたら、あんまり怒れないわなあとなるほど、このシーンは味わい深いものがあった。
言いたいことはいっぱいある。
言いたいことはいっぱいある。
言いたいことはいっぱいある。
ここは「私の解放日誌」のチャンヒの如く、言葉を飲んでみたい。
「最終回を迎えた出演陣の最後の挨拶集」に字幕をつけてみた。
でも権利に引っかかるのでおおっぴらにできないので、ここにそっと貼る。そっと見てほしい。
私の感想は「ソンソックが言ってたのは本当だな」です。
「ヒップタッチの女王」は「私の解放日誌」と同じチームが手がけているのだが、ソンソックがクさんをオファーされた時に事務所の社長に「キムソギュン監督の作品に出た人はみんな幸せだったって言う」と言われたと言っていた、ああ、本当にそうなんだなって、この動画を見るとわかる。
出演陣はほぼみんな「幸せでした」って言ってるから。
それを見るだけでも言いたいことは半分くらいに整理されるので是非(笑)。
ラインナップは以下。
●ハンジミン(イェブン)
●イミンギ(ジャンヨル)
●スホ(ソヌ)
●チュミンッギョン(オッキ)
●キムヒウォン(ウォンジュモク)
●チョンイラン(ナ刑事)…コメディアン、俳優。持ちネタに「犯罪都市1」のチャン・チェン(朝鮮族)あり。その繋がりで「ナルコの神」に出てくる朝鮮族ピョンギテ(チョウジン)の扮装をして笑わせてくれた。
●チョミング(ドッキ)
●パクヒョゴン(霊媒師)
●パクノシク(グァンシク)
●キムヨンミョン(キムヨンミョン)
…パクヒョゴンさん、とても変わってる人だと思うw
以上。
言いたいことは半分くらいにはなったので、このドラマの重箱の隅を突きたい。本来、重箱の隅を突くのは悪い意味だが、重箱の隅に残っている楽しかったごはん粒「気づいた元ネタ」をもう一度反芻したいと思う、いつか。