【歌唱力の経歴書】コンデンサーマイクとダイナミックマイク
前回に引き続き、歌唱力を客観的に確認できそうなエピソードを書いていきます。その上で、今回は自分の歌唱力をはかる上で欠かせない、“マイクとの関係について”ご紹介します。
マイクとの闘いのゴングが鳴りゅ
ひとりカラオケで全く自分の声を拾ってもらえずに涙したわてくし。ソレでもひとりで歌うコト自体は楽しかったし、自分の耳では声が響いているし(実際に周りに聞こえている声とは違うとまだ知らず)、きっと何かコツがあるはず……と、近場にもひとりカラオケの設備があるとわかり、1週間に1回ぐらいのペースで通い始めました。
通いながらも思っていたのは、とにかく響かない!ミュージック音に響きの部分が埋もれているのか、ゆーなら声がカッスカス。かといってマイク音量を上げてもダメ、のびる感覚がない。エコー上げても不自然で使う気になれんく……。
もはや声の出し方をがんばれよぉって話ですけど、そんな努力よりもまずはマイク設定でいぢれるトコはないか調べてました。ボクわるくないもん!の精神は常に持っています(だいたいわるい)。
ミュージックやマイク、エコーといった“三大音量”はもちろん、マイクの低中高それぞれの音を調整できるトーンコントロールをみつけたり、あとはコンデンサーマイクと一緒に置いてある機械のツマミも回してみたり(コレは何を変えているのだろうか?)、まずはマイク周りから知るコトを始めました。そのかいあって?三大音量とツマミだけをいぢればイイとわかりましたが……。
コンデンサーマイクとは顔見知り
ひとりカラオケの設備とゆーと、防音室、ヘッドホン、そして、プロ仕様とか何かと評判がイイコンデンサーマイク。とはいえ、ひとりカラオケデビュー時からコンデンサーマイク使うもカッスカスだったので、正直、何がイイのかわからず、「う、うん?」って感じの初対面でした。
でも、ダイナミックマイクと比べてみて、この表現が適切かわからないのですが、音を拾う範囲が大きいやうな気がします。とりあえずマイクに向けて声出しておけば、まあ拾いますよ?ぐらいの。なんだかんだ、コレまでコンデンサーマイクの性能に助けられて、ひとりカラオケを楽しめているのだとは思います。
余談ですが、某ひとりカラオケのある設備でいちお防音室というテーはとっているのですが、ダイナミックマイク+スピーカーだと音がもれます。さらに、自室がコンデンサーマイク+ヘッドホンを使っていて、となりがダイナミックマイク+スピーカーだと最悪。高性能なコンデンサーマイクがとなりのスピーカー音、さらには歌声まで拾って音量を拡張してしまい、とても使えたモノではなくなるコトも。そんなときはあきらめてこちらもダイナミックマイクに切り替えてます、はい。
ダイナミックマイクとは人見知り
てゆーコトで、今はダイナミックマイクもちょこちょこさわっているのですが、コンデンサーマイクに比べるとさらに声がのらない印象。音量的に「こんな大きな声で歌うの恥ずかしい……」ぐらいに設定しても、いざ音楽が流れて声をのせると聞こえない、カッスカス。
無理に声だそうとしてノド傷めるし奇声になっちゃうし、ましてやひとりカラオケじゃないトコでダイナミックマイク使って声が外にもれてるのかと思ったら……恥ずかしくてひたすら帰りたい気持ちになるコトも。またも余談ながら、そんな声で最近の曲を歌った日にはもぅ音のアップダウンが激しすぎてついていけんし、(音の高さが)どこいくねーんて。
正直、今もあまり得意ではないのですが、三大音量をいぢった経験もあって、ミュージック音量をだいぶ下げてマイク音量を気持ち大きめにとったり、あと自分なりの持ち方もいちおあって……たぶんダメって言われる持ち方なのですが、こうやって持たないと声拾ってくれないんだよぉ、ってレベルですが使える?やうになりました。
それ以上に、ひとりカラオケ設備の部屋に比べると広い部屋で使うコトが多いダイナミックマイク。広い部屋で歌うのは解放感があってイイな~と、違うトコでダイナミックマイクもイイなと思い始めている次第ではあります。
今も続くマイクとの闘い?
といった感じにマイクでまるまる1ページ使ってしまいましたが、総じて言えるのは、“カラオケマイクが苦手で声がカッスカスの歌唱力”だとゆーコト。かろうじてコンデンサーマイクとは顔見知りになれたかな?ぐらいで、ダイナミックマイクとはまだまだ人見知りな感じ。おともだちになる声にはいつなれるだろか?
とはいえ、こんな声にも関わらず、カラオケ採点にも手を出し始めてしまい……点数についてはまた次回、書きたいと思いますが、言えるのは、採点項目でもある“安定性が0点”になるコトもあったり。戦うべきはマイクとではなく自分の発声方法で、安定性のある声で歌うコトが今のひとつのテーマでもあったりします。
ホントね、マイクに向かって声出しておけば後は勝手に大きくしてくれるんじゃないの?ぐらいの気持ちでしたけど、あまかった。マイクを生かすための歌い方があるとしたら知りたい気持ちで、今もトレーニングしています。