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愛される日。

先日、誕生日を迎えた。

きっと多くの人がそうであるように毎年誕生日が近くなるとなんだかそわそわしてしまうし、誰かの誕生日をお祝いした後は次の自分の誕生日が待ち遠しくて仕方がなくなる。
こんなにも沢山の人からの愛を感じることができるのは365日の中できっと誕生日だけ。

普段はあまり素直な気持ちを言葉にしてくれない親友も毎年誕生日は絶対に隣にいてくれて、恥ずかしくなるくらいの真っ直ぐな愛を込めた手紙や動画を素敵なプレゼントに添えて渡してくれる。

仲の良い友達だけじゃなくて、普段連絡を取らない友達からもメッセージが来たり密かに気になっている人から零時過ぎたくらいにdmが来たりしちゃうとなんだかとってもくすぐったい気持ちになる。
(片想い大拗らせしていた先輩から去年おめでとうのLINEが来て泣いたのに今年はストーリーのいいねだけでとっても萎えてしまった)

こんなにも愛を感じてみんなの人気者になれる誕生日って必然的に何かを始めたくなる。
だって新しい自分は素敵でありたいし。

去年のわたしは何を始めたっけなあと考えてみたら、今では出かけるときに欠かせない相棒のフィルムカメラに、初めて挑戦したのが去年の誕生日頃だった。

フィルムカメラに触り始めてまだたったの一年だけれど、
「アポロの撮る写真好きだよ」
「カメラといえばアポロのイメージがついてる」
といういろんな友達からの言葉が嬉しくて、何一つ自慢できることのない自分がカメラの存在によって周りから認められたような気もして、飽き性の私が今まで続けることができている。

勇気出して親に頼んで粘り続けて良かったなあ。


そして今年は
服に挑戦することにした。

私は色黒で背も小さく、脚は太いとまではいかないが自信持てる程細くて綺麗ではないので今まで自分の体型を誤魔化せるような大きめな服やパンツしか選んでこなかったけれど、
そういう服を着ている自分が嫌いなわけではなかったし、どちらかというと好きだった。

でも、この前あるお店のミニ丈のワンピースに一目惚れした。
色白の友達や足の細いアイドルみたいな友達が着ているのを見てワンピースってこういう女の子っぽい子が着るべきだよなあなんて思っていたのに、そのワンピースを着たくて着たくてしょうがなくなった。

なのに自分に自信が無くて、親にも買いなよって背中を押されたのに、
一歩踏み出すことができなかった。

代わりにZARAで欲しかったものよりも落ち着いた感じのワンピースを試着してみたら、すごくすごく気持ちが高鳴った。
私でもちょっと似合っているかもなんて思えて、親に誕生日プレゼントでおねだりしたら買ってもらえた。
(誕生日プレゼントって魔法の言葉)

ワンピースを手に入れた日から、なんだかもっといろんな服に挑戦したいという気持ちが湧いてきた私は、今までなら絶対に手にも取らなかったハーフパンツを手に入れた。

新しいハーフパンツを履いて出かけた時、
自分が鏡に映るたびにワクワクが止まらなくて
服を着てこんなに幸せな気持ちになれたのはとっても久しぶりな気がして
服っていいなあと強く感じた。

まだ挑戦は序の口だけれど、来年のわたしが
今と全く違っていたら面白いなあ。

ハーフパンツの話をしていたら、無性にハーフカメラが欲しくなってきた。
脳直過ぎやしないか。笑

まあ改めて、
わたしお誕生日おめでとう。


そして今思い出したけど、いつか自分でお金を貯めてライカを買いたいなあ
これはわたしの小さな夢。


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