【シャニマス】こめてぃっくの「こめ」を食べながらlmeの余韻に浸る
完璧・永遠であることは美徳であり 彼女達は幾度も到達の機会を与えられる
こんにちは、アポロです。
今回は「283 Production LIVE Performance [liminal;marginal;eternal]」を見た後に一人土鍋で炊いた米を食べながら、感想を語る記事となっております。賛否両論を呼んだあの件に関してもしっかり触れてます。シャニマスの記事としては4.5th Pカップ以来です。
ちなみに筆者はnever;1、odd;2、or;3を現地参戦、even;4だけ自宅から配信で観ました。申し込む前は箱も小さいし、1公演だけでも当たれば御の字かと思っていたのですが、まさか3公演取れるとはね。
こめてぃっくの「こめ」
昨年の夏ごろにアソビストアで販売されたグッズです。
シャニマスのグッズなんてほぼ買ってこなかった私ですが、これに関してはしゃもじと合わせてポチってました。
冷蔵庫でずっと眠っていたのですが、これを機に消化することを決意。
炊飯
炊飯前に米のグラム数を確認。283gとかいう語呂合わせのせいで微妙に2合(300g)に満たないグラム数になっており、水量調整が若干面倒でした。
米を研いで浸水させます。2日目夜の部のeven;4が始まる前に作業を済ませます。
全公演が終了したので調理に入っていきます。
使用する土鍋は永谷園の「かまどさん」。
中強火で12分、蒸気が勢いよく出始めたことを確認して2分待ち、火を止めて蒸らし20分で完成。我ながら見事な炊きあがりです。
実食
米と合うおかずとともにいただきます。
おかずは米を炊いてる時間で適当に用意しました。
米:本日のメイン。羽那の白さをイメージ。
汁物:作り置きの脂肪燃焼スープ、塩味。足りない野菜を補完。
鮭:宮城県産養殖のもの。スーパーで売ってる鮭は天然より養殖の方が脂がのってて美味いと思ってます。はるきの髪色をイメージ。
だし巻き玉子:白だしの効いた水分量多めでふんわり触感に焼き上げたもの。ルカの髪色をイメージ。
納豆:3パック70円くらいのやつ。
キムチ:申し訳程度の野菜枠。
結論、米はちゃんと美味かったです。硬さもちょうどよく、粒揃いもいい感じ。米の甘みもきちんとしてます。白米単体でもいけますし、おかずと食べても相性バッチリ。お腹も減ってたので2合を余裕でペロリ。
ごちそうさまでした。
ライブの感想
最高だったんですけど、まあ、シャニマスくんって感じのライブでしたね。シャニマス以外では許されない演出だったと思います。
・今回XRのライブに初参戦だったのですが、想像以上に素晴らしかった。モーションや表情のクオリティが半端ない。
・羽那の脚が脚フェチにはたまらない感じでした。右足がタイツで左足が素脚というのがいい。ちなみに2番目に良かったのはにちか。
・コメティックの髪色が信号機だった。今まで気づかなかった。
・XRライブというのは現地参加と配信で不公平感がほぼないコンテンツだなと感じました。自分はかなり現地至上主義って感じのイベンター気質の人間なのですが、現地は現地の熱量がある一方、キャラモデルの細かいとこが前方の席でも視辛く、逆に配信の方が細かい表情をかなり見やすかったので、正直XRライブ関しては現地に拘りすぎなくてもいいかなと感じました。取れたら行くぐらいの熱量で。
・後述しますが、4公演全てが同じような曲をやりながら、全く別物になってる点が全公演を見る人を飽きさせない、また全公演を見る予定がなかった人たちに視聴・購入意欲を促す、いい演出になっていると思います。(正直3rdライブの配信とか個人的にはきつかったんですよね)
・シーズで「Fly and Fly」と並んで好きな曲である「SWEETEST BITE」をやらなかったことだけが残念。
美琴の体調不良のくだり
多くの賛否両論を呼んだこちらの件について考えを語ります。
私は演出として”意味のある”ものだったと考えてますので、肯定派です。
美琴担当の人とかで残念だったと思う人もいると思いますし、配信を見てない外野の方々がなぜか結構騒がれている印象でしたが、個人の感情は一旦置いておきます。
まず、起きた出来事を整理しましょう。
never;1
通常通りライブを行い終了。
odd;2
Fly and Flyの曲入りで美琴が体調不良で倒れる。
この講演の入場特典が美琴さんだったのも、伏線かもしれませんね。
会場のアナウンスの後、Fly and Flyからにちか1人で歌唱再開。
美琴は体調を鑑みて以降の出演を見送りに。
そのままラストまでやりきってこの日は終了。
or;3
前半のシーズ楽曲はにちかのみの歌唱。
10曲目で「Shiny Stories」をルカとにちかが歌唱。
後半から美琴が復活。
そのままラストまでやりきってこの講演は終了。
even;4
美琴が完全復活。
セトリはor;3と同じまま(順番だけ入れ替え)で最後まで。
シークレットで1/3をルカが披露、全公演が終了。
意図された演出
XRライブという、事前に作成しているものを流す形態のライブでは、当日・公演中に生の演者による体調不良が発生する余地がありません。つまり、美琴の体調不良によるライブ欠場は意図された演出ということになります。
別に体調不良にさせない選択肢もあったと思いますが、普通はやらないこの選択を行ったシャニマスくん、一体どんな意図があったのでしょうか。
去年までのコミュを振り返ろう
お金を払ってライブに来てる、配信を見てるようなPさんなら履修されてるとは思いますが、去年までのコミュがこのライブに繋がっていると推測できます。あまり語るとぼろが出るのでイベコミュ中心でざっくり言うと、
no/ode
コメティック結成
THE (CoMETIK) EPISODE
シーズとのライブ共演を通して、ルカとだぶるはの関係性の進展、ルカが一歩前に進む。
それはとても青く。
ダンスコンテストに出るシーズ。にちかの表現することに対するマインドの変化に加えて、レベルアップもしてるように感じる。また、にちかが怪我をしたことで、無理をすべきではない時は無理をしてはいけないというマインドが美琴に芽生える。
冬が灯る先
越境コミュ。ルカと美琴の雪解け。合同ライブがある旨が言及されてる。
また、アイマスEXPOの「Cafe Takayama シャニマス大解剖」にて高山Pが灯織とルカの関係改善について、ルカが今まで他責思考だったのが、「自分が悪かった」と言えるようにマインドの変化があったことを言及されてます。
コミュを踏まえた上で
勘のいい方なら言わずとも気づいていると思いますが、ここまでのコミュを経験したことで、両ユニットはこのライブに辿り着いたものと考えられます。つまり、今回のライブは普段の周年のライブとは違い、ゲーム内コミュの延長線上的立ち位置にあるものと捉えることができます。
「no/ode」と「THE (CoMETIK) EPISODE」を経たことで、ルカはコメティックとして、羽那・はるきと歌えるようになりました。
「それはとても青く。」の経験があったおかげで、今回にちかは美琴が欠けても、一人でシーズとしてパフォーマンスをこなせたと私は考えてます。また、ステージの上で死んだっていいとまで言っていた美琴が体調不良で無理をしないことを選択できたのもこのコミュを経たからだと考えます。
「THE (CoMETIK) EPISODE」と「冬が灯る先」があったからこそ、ルカはシーズと同じステージで共演ができ、1/3歌唱後の「誰が私を救ってくれんだよ」という他責思考から「誰か一人くらいは救えたのかよ」という自発的なマインドの変化に繋がりました。
ルカがシーズを1人でこなすにちかを見たからこそ、「Shiny Stories」の歌唱に繋がり、even;4の「キレが悪い」というアドバイス、少なくとも自分が認めた者にしか行わないであろう行為(=にちかを認める)に繋がります。
演出に意味はあったのか
体調不良で誰かが欠けるという演出は物語でよくある手段です。しかし、良くも悪くも賛否を呼びます。私の中の判断基準はその演出に意味があったかどうかです。意味がなければただそのキャラを貶めるものになってしまうからです。(同じアイマスで言うと、デレマスアニメの美波が体調不良で急遽ライブ出演できなくなったくだりとかはそんなに好きではないです)
これまで書いてきたことを読み取れば、美琴の体調不良は美琴自身を含め、登場人物の”成長”を描くために必要な演出だったことは理解できると思います。そのため、私は今回のライブに肯定的で素晴らしいものだったという感想を持っています。
最後に
今回のライブはまさしくシーズとコメティックの因縁に一区切りをつけることができたライブと言っていいでしょう。ライブのクオリティもさることながら、ここまで濃厚なコミュを見せつけられることになると思いませんでした。歴代のシャニマスライブの中でも印象に残ったライブの1つとなることでしょう。(歴代1位は当然5th)
良くも悪くも話題を呼びつつ、こういう事を仕掛けてくるシャニマスくんがなんやかんや皆好きなんだと私は思ってます。これからも我々をあっと驚かせてくれることを期待してます。
成長できるということ、つまり完璧・永遠ではない彼女たちの今後の更なる活躍を祈って、本記事の締めとさせていただきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回も記事を書いた際は読んでいただけますと大変幸いです。
それではまた。
美琴の体調不良はライブに必要だったけど、僕の米を炊くくだりは記事にいらなかった気がする。
2025/1/15追記
色々な人の感想がXのTLで流れてきましたが、意外とお金の視点で話してる人が見当たらないなと感じたので筆を取りました。
・後述しますが、4公演全てが同じような曲をやりながら、全く別物になってる点が全公演を見る人を飽きさせない、また全公演を見る予定がなかった人たちに視聴・購入意欲を促す、いい演出になっていると思います。(正直3rdライブの配信とか個人的にはきつかったんですよね)
「ライブの感想」の項で触れたこちらの件を少し深堀します。
この手の業界に一切関わりのない素人の書いてることなので、的外れなこと言ってたらごめんなさい。
この手の配信ライブって複数講演ある場合、恐らく初日初回の配信と千秋楽最後の配信が一番見てもらえる(=視聴チケット購入してもらえる)と思います。今回で言うと、わざわざ2公演目と3公演目だけをピックアップして視聴しようとする人は恐らく稀だと思います。(相互の人に予定が偶然空いたからor;3だけ見るかと言ってる人が1人いましたが・・・)
これって結構運営サイドからしても頭の痛い問題だと思うんですよね。
せっかく高い金をかけてモデリングやらモーションを作成したのだから、できるだけ公演回数は増やした方が元を取れると思います。けど2公演目と3公演目の視聴チケットは初回公演と最終公演ほどは売れない。では見てもらうためにどうするか、何かしらの工夫・仕掛けが必要になってくるわけです。(ゲームをほぼ引退済みでもう課金してない人間が言う事ではないですが、シャニマスにとって集金は割と切実な問題であることは、最近の有償パックやガシャの内容を観てても感じるところだと思います)
今回の美琴の体調不良の演出は、コミュとしてやりたかったからというのが第一目的ではあると思いますが、通常あまり購入してもらえない2公演目と3公演目の視聴チケットを購入してもらうための仕掛けとして機能しているなというのを個人的に感じました。(運営がどこまで意図しているのかはわかりませんが)
実際、この演出によって観る予定のなかった他の公演も観なきゃと思って視聴チケットを購入した層は結構いるのではないでしょうか?私も最終公演は現地チケットが当たらなかったので特段事前に視聴チケットを購入してなかったのですが、odd;2の公演後に最終公演のチケット購入を決意しましたからね。
あとここからは完全に個人の感覚になりますが、個人的に何より大きいのは、全公演通して一切退屈せずに観ることができた事です。多少のセトリの変更のみで大枠は変わらない内容のライブって、よっぽど熱意のあるファンじゃないと全公演視聴するモチベが出ないと思います。少なくとも今回の演出がなく、誰一人欠けることのない、ただ同じようなセトリしかやらないライブだったら、私は当選しなかった最終公演をわざわざ見ようとは思わなかったです。
新曲発表会と揶揄されていた頃の良くも悪くも安定していた時代の周年ライブより、何を仕掛けてくるのかわからない今の方が個人的には好みです。
結論として、今回の体調不良の演出は、ライブの視聴チケット購入を促進する仕掛けとして上手く機能していたのでは?という考察でした。