【学マス】世界一可愛い十王星南【小さな星座の一番星】
"初"に
こんにちは、アポロです。
今回は11/16(土)に実装された十王星南会長のアイドルコミュ中心の感想記事となります。
皆様は既に会長のコミュをご覧になられましたか?
控えめに言って、最高だったと思います。
ネタバレを多く含む記事ですので、まだ見てない方は今すぐ見に行きましょう。
前語り
本編に入る前に少しだけ前語りにお付き合いください。
学マスはサービス開始前に事前登録をして(先着順の入学名簿にも名前載ってます)、開始初日からログインを欠かしてないぐらいには大好きな作品でありながら、正直箱推しという感じで半年間過ごしていました。
そんな中で供給が少ないながらも会長の事はかなり気になっており、9月前半時点で考察記事を書くぐらいには会長の実装を心待ちにしておりました。
その後しばらくして、10/27(日)の初恋講演-渋谷-夜の部で会長実装の発表が。想像以上に実装が早くて驚きが大きかったことを覚えております。
namco秋葉原店にて号外配布も行うとのことで、当日夜受け取りに。
その後も発表当日~実装までの間、会長の供給が断続的に続きます。
・十王星南のオフィシャルサイトオープン
・非公式ファンサイトオープン
・公式Discord開設
・動画(インタビュー動画、新入生への挨拶)
・11/7(木)発売の週刊ファミ通にて会長が表紙に、特集記事も掲載。
・11/15(金)の初星学園HR
・オフィシャルミュージックビデオ公開
そして、11/16(土)に念願の会長実装です。
肝心のガチャに関しては、天井まで引いて「小さな野望」1枚という散々な結果でした。交換ポイントはサポートカードの方に使いました。いずれアナザーガチャが来ると思うのでPアイドルの方はその時に凸します。
そして、11/17(日)までにプロデュースを50周ほどしてコミュ埋めを完了させました。評価値S+、イベミッション、追加の初星課題、アノマリーのメモリー集めはコミュの回収ついでに全て終わらせてます。
そして11/18(月)からコミュの復習をしつつ、記事の作成に取り掛かかり始めました。実装済みの全コミュを一通り見た状態で書く記事となりますのでよろしくお願いいたします。
プロデュース開始前の会長の印象
プロデュース開始前の私の中の会長の印象は概ね下の記事の通りです。
9/6時点で書き始めた記事なので、細々と追加になっている情報は他にもありますが、これが会長実装前時点に分かっていた概ねの情報です。アイドルコミュを読んだ後、ここからどのように印象が変わっていくのか。
コミュの振り返り
各話を要約した内容とそれに対しての感想を書いていきます。
前提情報として、以下を区別して認識しておきましょう。
アイドルコミュ:親愛度、プロデュース、Pアイドルコミュを指します。主にアイドルにプロデューサーがいる状態で話が進んでいく。
サポートコミュ:各アイドルにプロデューサーがいない世界線でのコミュ
イベントコミュ:各アイドルにプロデューサーがいない世界線でのコミュ、サポートコミュとほぼ同じ世界線だと私は考えてます。
初星コミュ:上記3つとはまた別世界線のコミュ。咲季、手毬、ことねの3人(Re;IRIS)にプロデューサーが付いた状態で進むお話。
今回はアイドルコミュのみをピックアップして書きます。
サポートコミュやイベコミュまで入れると2万字超えそうだったので、その辺りはまた別の機会にでも。
親愛度コミュ
1話
星南にプロデュースさせてくださいとお願いするも、断られてしまうP。
『良きアイドルには、良きプロデューサーが必要』という学園の理念には共感しつつも、星南は断った理由を以下に明かしていく。
・初星学園卒業後はアイドルをやめて、プロデューサーを目指す。
・トップアイドルとはアイドルひとりひとりの中にある理想像。千差万別なる夢の形。もちろん大前提として相応しい実力は必要。
・では十王星南にとってのトップアイドル、夢見た理想像とは、という質問には秘密と回答、代わりに『新しい夢』を明かす。
・『新しい夢』とは、初星学園で自身を超えるアイドルを育てること。
・星南は自身の事を最高の環境とサポートでようやく一番星を取れる程度の凡人と評価し、自分ではトップアイドルにはなれない、だからかつて夢見たトップアイドルになるという夢を託すことにした。
・今はその準備期間のため、プロデュースは受けられない、というのが断りの理由。
それに対して『では、一緒にトップアイドルを目指しましょう』と言うP。「トップアイドルとはアイドルひとりひとりの中にある夢の形」なら、夢は自分の手で叶えましょうという反論。Pの言葉を受けて、迷いつつも無事契約成立。
ここまでが1話の要約となります。密度が濃い。
上記URLは会長実装前の11/14(木)に公開された「のっちはゲームがしたい!」の記事になります。この中で小美野Pは以下のお話をしてました。
のっち でも星南って最強のアイドルなんですよね? それを私がプロデュースしなきゃいけないんですか?(笑)
小美野 どうなると思います? 楽しみじゃないですか? 星南はもうすでに学校のトップにいるわけですからね。でも実は彼女、アイドルになることを諦めてるんですよ。自分の能力に限界を感じていて、学校の外でプロとして活躍しているほかのアイドルには敵わないと感じていて。だからプロデュースする側に回りたくて、自分からは才能にあふれているように見えることねをずっと追いかけてるんです。
このアイドルを既に諦めているという情報がかなり衝撃的でした。
実装前時点ではことねのストーカーをやってる変な人のイメージも強いですが、彼女は完全無欠の”一番星”という描かれ方をしていました。
確かに成長限界を感じて他のアイドルをプロデュースする道を選ぶ描写はありますが、個人的には外に成長の機会を求めて足掻いているという解釈だったわけです。だからこそ、ことねとユニットを組みたいと言ってるものだと。
そのため、実装前に見たサポートコミュ、初星コミュは全てアイドルを諦めてしまった人の言ってる事と考えるとまた見方が変わってくるなと思ったわけです。
そして、親愛度コミュ1話で星南からその話を実際にされます。自身は凡人であり、トップアイドルにはなれない、だからその夢は別の誰かに託すことにしたと。完全無欠の”一番星”の像がガラッと崩れていきます。
そんな彼女に再びトップアイドルを目指すことを決意させる、夢を諦めさせないP。流石の手腕です。
まあ、星南は自身を凡人と言ってますが、全くそんなことないですからね。
凡人ではまず”一番星”にすらなれないので。
あとプロデューサーになる夢は否定されるものでは決してないですが、一番星ですら達成できなかったトップアイドルの夢を託されるって、託される側のアイドルからすると重くて不憫ですよね。このまま行ったらプロデューサーとしてもあまり成功する未来が見えなかったので、そういう意味でもこのPはファインプレーをしたと言っていいでしょう。
2話
星南の実力を実際に確認するP。
Pはアイドルを下の名前で呼ぶものと星南から言われ「星南さん」呼びに。
実力を確認した結果、昨年度H.I.Fで優勝し、一番星になった時から全く成長していない事を確認。それこそが十王星南が抱える、致命的な問題という認識を星南自身も持っており、認識の経緯の説明のために、彼女の特技を明かす。
特技:一目でアイドルの実力や才能を見抜く
性能:アイドルのステータスと潜在能力が見える。具体的にはVoDaViの現時点の数値と限界まで成長した時点での数値。自身に対しても有効。
3歳の頃から、最高の環境でアイドル教育を受けてきた結果、1年前に自身の成長限界まで到達した自分が、鏡で見た時に嫌でも視えてしまうと言う。
それに対して、アイドルに必要な能力がたった3つだけなんてことあるわけないので、それ以外を伸ばしていきましょうと言うP。考え、悩み、試し、失敗しながら、自身の能力が視えない他のアイドルと同じように。
2話の要約はここまで。
この辺りから会長の残念な面白い部分が見え始めますね。
またまた記事からの引用になりますが、上記URLの記事にて小美野Pは以下の通りに語っています。
星南はどちらかというとアイドルをアーティスト的に、パフォーマンス能力の良しあしで捉えがちな部分があるので、“人に好かれる”という天性の才能を持つ、ことねがなおさら魅力的に映ったのだと思います。
太字の部分は彼女の特技の性質が由来してたわけですね。視えるのはあくまでVoDaViの数値のみという部分が。
また、学園長の目が本当に星南と同じようなものであるとする場合、それは星南の上位互換と推測します。理由は篠澤広を合格にしているからです。VoDaViに関しての現時点の数値と将来性しか視えないのであれば、広の捉えどころのない部分が魅力、という才能を面接で見抜けなかったはずですので。
この目は長所でもあり、星南の成長を妨げてきた弱点でもあったというわけですね。今まで星南が伸ばしてこれなかった部分、つまり目に視えない部分を伸ばしましょうという方針を立てるP。あまりにも的確過ぎる。
3話
今までやったことがないことに挑戦しようということで動画配信を提案するP。具体案としては期待の新入生をスカウトして対談する企画。
目的は、
・星南にプロデューサーの経験を積ませること
・星南の秘められた魅力を引き出すこと
成功するかはわからないが、本来プロデュースとはあやふやなもので、成功が約束されたものではないというPの言葉により星南は了承。
対談相手として藤田ことねをスカウトすることに。
ことねはアイドルパワー100000以上の逸材らしい。
アイドルパワーとは星南が視えたVoDaViの3つの要素を総合的に評価した指標。入学試験ギリギリ合格でアイドルパワー1000、つまり千奈の100倍。
中庭でいつも通りことねのスカウトに失敗し、スカウトが下手なことがPに露呈する会長。抽象的な誘い文句の前に、仕事内容と報酬について伝えるべきではとアドバイスして再挑戦することに。
今度はことねの教室に。悪目立ちするから教室には来てほしくないことねと全く話を聞かない会長。追加の報酬にポケットマネーから札束を渡そうとして、ビビッて逃げられる会長。
ことねはいわれのない報酬を受け取る人ではない、相手を理解したスカウトをしましょうと指導するPに対して、そこまで言うなら見本を見せなさい!いますぐに!と怒る会長。
言われた通り手本を見せてあっさりことねのスカウトを成功させるP、ショックを受ける星南。
3話の要約はここまで。
会長の残念さに拍車がかかってきました。
3話の内容はもはや様式美ともいえることねのスカウトに失敗する会長。ことねの事になるとこの人本当に理性が蒸発しますね。
あと、ゴルラの花岡ミヤビのおかげで、悪目立ちして他の生徒からのやっかみを受けそうなことねの解像度が上がりましたよね。
4話
ことねとの対談生配信。
星南のファンからの圧が強いコメント群によるプレッシャーでたじたじな初星学園の救世主と、とことん天然な一番星。
会長から心からの言葉で褒められるのはしっかり嬉しいことね。そんな彼女に今回の対談の目的を「数値では表せない、私ですらはっきりとは視えない星の輝きを学ぼうとしたから」と説明する星南。
そんな皆がまだ知らない十王星南の魅力を知ってもらうため、ことねが某所から入手した映像を流す。それは、生配信の練習で緊張してる会長の隠し撮り映像。思いもよらない映像に動揺を隠せない会長。
会長ともあろう方がなぜこんなに緊張を?ということねの質問に、動画配信は初挑戦で、生放送で台本もないのだから!と反論する星南。誰がこんな事を!?そう、プロデューサーの仕業である。
そんな今まで見せようとしてこなかったアイドルじゃない時の会長の姿に親近感を覚えることね。きっと学園の皆も同じ気持ち。そういった部分がみんなの知らない私の魅力?と星南は考え始める。
4話の要約はここまで。
会長の可愛い姿がどんどん明るみになっていきます。
この辺りから会長の対外的な完全無欠の仮面がはがれていきます。
3話で会長が完全に面白い人である事を見抜いてのPの采配、流石です。
そして私の中で会長は”天才”ではなく”努力の人”という印象に変わっていきます。
5話
『一番星』の意外な姿を見られたと、動画配信は大きな反響を得る。
皆の知らない面として能力看破の披露を提案するも、幻覚扱いされるからやめましょうと止められる星南。(初星学園放送部ボイスドラマ第0話で前科あり。真城優から変な人扱いを受けてます。)
ただ、生配信の件は良くも悪くも反響があったため、困惑する既存のファンも出てくる。しかし、さらなる高みを目指すには従来の十王星南を壊さなくてはならないことはわかっている会長。
場所は事務所から変わって屋上。
幼い頃から初星学園という場所で多くの時を過ごしてきた、という出だしで語り始める会長。アイドルになろうとしたきっかけは?という定番の質問に対し、
「私には答えられない、だって、最初から好きだったのだもの。物心ついたときには、もう、アイドルだったから。そうあれかしと育てられ、敷かれたレールの上を歩いてきて、私はずっと幸せだった、私のすべては、ここにあった。いとしい星々がきらめく、初星学園に。だからこそ、学園の頂点に君臨する私は、最上位の偶像であらねばならない。幻滅させてはならない。完璧でなければならない。失望させてはならない。不敗でなければならないの」
この想いこそが会長の成長を止めていた。
学園の外のずっと有名で、高い評価を受けているアイドルとの直接対決を避けてきた。その目で彼我の実力差が見えてしまうが故に。最上位の偶像という立場を揺るがすことがあってはならないからこそ、負けることがわかっている勝負には挑めない。そんな臆病者が頂点でいいわけがないことはわかっているのに。
他のアイドルと同様に、会長は欠点だらけ。だからこそ成長の余地があると主張するP。プロデューサー志望なら当然習っている、「アイドルの欠点は改善すべし。アイドルの弱点は武器にすべし。」
「習っているわけないでしょう。私はまだ・・・・・アイドルなのだから」Pの言葉を聞いて覚悟が決まった会長。会長にとってのいとしい星々を、逃げる理由にはできない。
5話の要約はここまで。
自身の弱さをさらけ出し、一番星の責任から逃げない覚悟を決めた会長。
5話ですが、本当に最高だと思います。書きながら筆者は泣いてます。
初星学園を誰よりも愛し、頂点の重みを知る彼女こそ、まさしく”一番星”。初星学園の頂点が十王星南であることを担当プロデューサーとして誇りに思います。
6話
雨夜燕、直訴。
会長、初めての生配信、苦手な料理に恥をかき、対戦ゲームに涙を流し、水着写真を雑誌に載せたり、けしから~~~んっ!
ただし雑誌は買うし、熟読もする。そう、幼馴染であり、口うるさい親友であり、宿命のライバルであり、星南の大ファンならね。
そんな燕には最近の星南が何を考えているか全くわからない様子。
「以前の十王星南なら決してこんな無様を晒す事はしなかった、あまり私を失望させるなよ」
5話で言っていた”最上位の偶像”こそが十王星南の在り方という解釈。ファンの代表としての言葉であり、全校生徒の代表としての言葉に対して一言。
言葉は受け取ったが、いまの方針は変えるつもりはないと宣言する星南。
それに対して嫉妬をする燕。既存のファンからすると学マスPは解釈違い連発の運営そのもののようです。旧会長過激派からは裏で相当叩かれてそう。
しかし、5話で決意した通り、初星学園の頂点に立つものとして、皆を導く偶像として、初星学園の生徒たちに責任を果たさなくてはならない。例え、今まで築き上げてきた偶像(イメージ)を壊すことになっても。
『トップアイドルになる』わ。
ファンの前で初めて言葉にして誓う会長。もう逃げることはできない。
「すべてが終わったら、私を慕う全ての生徒に、伝えたい言葉があるの。怒りながら、幻滅しながら・・・・・楽しみにしていて頂戴。新しい十王星南の挑戦を。」
6話の要約はここまで。
十王星南の一番のファンに対してトップアイドルになることを宣言した会長。本当にかっこいいなこの人。
そして、アイマス史上、ここまでトップアイドル、偶像という内容を突き詰めたストーリー、他にあります???
伏見つかさ先生本当にすごい。
7話
「というわけで、私、トップアイドルになるわ。」
一番のファンに決意表明をしてきた会長。「いまこそ十王星南が学園の外へ羽ばたいて、さらなる頂点へと挑むときよ!早急に場を用意なさい!」と半ばやけくそ気味な様子。(ちなみに1話冒頭で”さらなる頂き”は”トップアイドル”と発音されてました)
ここまでの活動で自身の目には数値的に自分の成長が見えていないため、臆する会長。しかし、周りからすると会長は大きく変わった。いまや誰も、会長の事を完全無欠のアイドルとは思っていない。ステージ上の姿に憧れる子たちがいる一方で、ステージを下りて無様を晒す姿への応援の声も増えた。
十王星南は、誰もが応援したくなる可愛いアイドルなのだと、皆が思い出したのだ。
アイドルとは、皆の応援で輝くもの。彼女は初心に帰ったわけですね。
プロデューサーを得てからのここまでの道のりは、幼き頃の会長がかつて歩いていた、楽しく苦しい、幸せな道。
7話の要約はここまで。
私から言えることは、確実に会長の魅力は増しているということ。
会長のことを好きになる要素しかないんですけど???
「幼い頃の私は歌も踊りも下手でレッスンの度に泣いてばかり。アイドルの才能なんて、あるわけないと嘆いていた。」
やっぱり会長は努力の人なんだなと思いました。
8話
格上のアイドルが集う勝負の場を学園に用意したP。
ライブ前にPと初めて出会った日の言葉の答えを明かす星南。
『十王星南にとってのトップアイドル』とは、
夢見るアイドルたちの道しるべ。アイドルが憧れるに相応しい、最上位の偶像(アイドル)。夢の場所で光り輝く一番星のこと。
『一番星』を『学園一のアイドル』ではなく、『トップアイドル』を表す称号にしたい。一番星を目指す生徒たちに、小さな箱庭の頂点なんかで、満足して欲しくないから。
会長にできるのは2つに1つ。跡形もなく消え去るか、誰よりも強く輝くか。十王星南が皆を導く星になれるか否か、成長限界に達してなお、先に進む覚悟はあるか、今日、いま、ここで。頂点に挑んで、示してみせる。
十王星南、一世一代の賭けのはじまり。
「世界中に思い知らせてあげるわ、この私こそが、トップアイドルだと!」
8話の要約はここまで。
『十王星南にとってのトップアイドル』は、まさに初星学園の星々を愛する会長だからこその言葉だと思います。
学園の生徒は会長が”一番星”で本当に幸せ者だなと感じます。
9話
ソロ曲の「小さな野望」を披露。
ライブ後に会場へ向けて、
「この私を、『一番星』を目指しなさい!!!
アイドルの頂点は、あなたたちの夢は、ここにある!」
大見栄を切る会長。私こそトップアイドルと確信しての言葉です。会場は会長のファンで熱狂不可避。
楽屋に帰った後はやりすぎたと後悔気味の会長。尊敬する大ファンのアイドルの先輩方に直接サインをもらおうと思っていたのに、宣戦布告した形になってしまった。
完全に有利なホームの条件ではあるが、誰もがトップアイドルと認める人たちを相手にして星南は誰にも負けなかった。自分のライブが一番だった。『最上位の偶像』に相応しい姿を見せられた。非才を嘆き、引退を決意していた自分が。ぜんぶプロデューサーのおかげと感謝を伝える星南。
「そんなわけがない」
「確信を持って言えます。」
「世界一、努力と研鑽を積んできたアイドルは、十王星南だと。」
世界一頑張った担当アイドルを労うプロデューサー。
相応しい実力を持ち、自身のトップアイドル像を体現した、まさに会長はトップアイドルになれたと言えるでしょう。
学園の生徒たちへの責任も果たせて思わず涙がこぼれる会長。
しかし、肩の荷を下ろすのはまだ早い。『一番星』を目指して追ってきた後輩たちに、頂点の座を譲るつもりはないのだ。
なぜなら、彼女は初星学園の頂点にして、一番星のトップアイドル、十王星南なのだから!
9話の要約はここまで。
彼女が夢見たトップアイドルになれたお話です。
一時はアイドルを諦めた星南が夢を叶えたこと、担当Pとして感慨深いものがあります。物心がついたときからアイドルだった、アイドルであることが幸せだった彼女が、そのアイドルを諦めるという決心をしたときの心情がどんなものだったか、とても私には推し量れません。簡単な決断ではなかったと思います。だからこそ、彼女がトップアイドルという夢を叶えた時、ずっと彼女にのしかかっていた”一番星”の責任を果たせて涙を流した時、私も嬉しくて涙が止まりませんでした。
「最高のライブができた理由さえ、はっきり言語化できなくて。」
奇しくも咲季のコミュと共通してる要素でしたね。佑芽に肉体的なパフォーマンス面で全て負けている咲季がライブに勝利した理由こそが、「アイドル力」という言語化ができない部分で上回ったからでした。
そしてここまで「潜在能力」だったものが、9話の終わりに「スター性」というトップアイドルの証に変化してカンストします。
10話
夢を叶えた翌日、浮かない顔の星南を気にして尋ねるP。
理由は、熱狂した星南のファンが昨日ライブで戦ったアイドル及びそのファンとネットで大喧嘩しているという内容。明らかに見知った人が煽ってる気がするのは恐らく気のせい。それぐらいは放置しておいても大事にならないでしょうと星南を安心させるP。
話は変わり、星南のプロデューサーになるという目標はトップアイドルになったことでだいぶ先の話にはなったが、依然変わってない様子。
もし、元トップアイドルという肩書のプロデューサーがいたら、学マスPに負けないプロデューサーになれるんじゃないかという考えを披露する星南。トップアイドルを育てたPは星南の憧れで、夢で、目標。そんな彼の側でアイドルとして育てられながら、彼の全てを学んでいきたいという星南。
「だから、これからもよろしくね、私の、トッププロデューサーさん。」
10話の要約はここまで。
トップアイドルとトッププロデューサーの物語はこれからも続いていく。
相変わらずEDのCampus mode!!で泣いてしまう。
文句の付けようのない素晴らしいストーリーでした。伏見つかさは神。
トップアイドルとトッププロデューサーの組み合わせって、それはつまり「アイドルマスター」ということでは?
Pアイドルコミュ
小さな野望
Pアイドルコミュは親愛度コミュの閑話的な立ち位置です。
1話
Pと組むことになり、新しい挑戦をしていくに当たって新曲を用意してほしいと伝える星南。
星南の希望は、十王星南の既存のイメージを生かす、それでいて新しい可能性を感じさせる曲がいい、十王星南の最後に相応しい曲。
話を受けて、採点代わりにこれをと新曲を渡すP。相変わらず仕事が早い。曲は星南の希望通りでありながら、全く最後を感じさせない曲。この曲は十王星南がトップアイドルになる瞬間、歌っていてほしい"希望"の曲。
恐らく親愛度コミュの3話~5話辺りのお話です。
2話
新曲の練習をしている星南。しかし、燕からは現状の高い完成度から更に練習を重ねる意味がわからない、Pとの新しい取り組みも並行していて忙しい中、これ以上練習をしても仕方ない、と指摘される。ただ、この曲は星南がトップアイドルになる時に歌っている曲、この完成度では足りないという反論。
さらに良くするために、燕に助言を求める星南。燕のもっと『下』にも目を向けたらどうだという言葉を、確かに観客がいた方が実戦に近いレッスンができるわねと解釈した天然星南。生徒会メンバーを緊急招集して、新曲を聞かせることに。
恐らく親愛度コミュの6話~7話辺りのお話です。
3話
生徒会メンバーに新曲を聞いてもらった星南、感想や助言をもらう。
曲の完成度はあまり変わらなかったけど、「とても楽しかった」という目に見えない成果はあった。そして、たくさんの応援をもらった。
それはかつての星南には足りなかった、幼い頃に置いてきた、アイドルにとって最も重要な武器。夢という曖昧なものを扱う仕事である以上、目に見える武器だけでは頼りないから。無根拠な自信がいくらでも湧いてくる。トップアイドルになる時は満ちた。
恐らく親愛度コミュの7話~8話の間のお話です。
1話~3話のポイントまとめ
・「小さな野望」は星南がトップアイドルになった時に歌っていてほしい曲
・曲の完成度をより高めるという目的で、生徒会メンバーの前で歌った
・曲の完成度は変わらなかったが、「とても楽しかった」という目に視えない成果とたくさんの応援というアイドルにとって最も重要な武器を得ることができた。
親愛度コミュの要素を補強する話、という位置付けていいかと思います。勿論カードを引けてない方も親愛度コミュだけで十分楽しめるようになってるとは思いますが。
「小さな野望」 曲の感想
深すぎて一生言語化できる気がしないので、気になった点だけ箇条書きしていきます。的外れなこと言ってたらすいません。リスアニのインタビュー記事が待ち遠しい。
小さな野望
作詞:小室みつ子
作曲・編曲:椎名豪
椎名豪は昔からアイマスに触れてる人にとってはお馴染みの作曲家ですね。青い鳥を初めとした千早の楽曲、こいかぜ、ALIVEなど、壮大な曲に相応しいメロディを手掛けるイメージのある方です。
この曲のイメージの前提を整理します。
①十王星南の既存のイメージ(完全無欠の一番星)を生かす
②それでいて新しい可能性を感じさせる曲
③十王星南がトップアイドルになる瞬間、歌っていてほしい曲
・第一印象は椎名豪らしい壮大なメロディ、傍目からは完全無欠な会長のイメージ、分不相応な望みを意味する野望という言葉と対照的な”小さな”という単語に引っ掛かりを覚えました。
・小さな(頃に抱いた)野望という見方もできるかもしれません。トップアイドルになるという野望。
・「南 星」でネット検索したところ、みなみじゅうじ座(≒南十字星、サザンクロス)は現代の88星座の中で一番小さなもので、南天星座の中で最も美しい星座のひとつと言われており、2つの一等星、1つの2等星、1つの3等星で構成されているそうです。
みなみじゅうじ座という88星座で1番小さな星座(初星学園という小さな箱庭)の中の一番星(星南)に集う周りの星々(一番星を目指す生徒たち)という解釈ができそうです。小さな(星座の一番星の)野望。
・Aメロは全体的に孤独さを感じさせる歌詞。3歳からアイドルになるべく育てられた、レールの敷かれた人生の孤独感を表しているのでしょうか。
・「どんな明日が 待ってるのか 答えはないけど
今選びたい 道が見えるの もう 後戻りなど できない」
目に視える部分を追い求め続けて得た既存のイメージを捨て、あやふやな目に視えない新しい自分を見つけることで自身の成長を求め、トップアイドルになる覚悟を決めた会長、ファンである燕にトップアイドルになることを宣言した会長とリンクする部分です。
これと似たラスサビの歌詞が
「どんな明日が 待ってるのか 答えはないけど
今選びたい 道が見える もう 戻らないから」
メロディと相まって新しい自分になれたような雰囲気が漂ってます。
・「だめな自分、嘘の自分」と「ありのままいられたら」
親愛度コミュ5話の「最上位の偶像」のイメージを守るために臆病になる会長とイメージが重なります。
・「意味もわからず ただ心に 湧き上がってくる思い
形にして 声に出して ああ 歌にできたら」
親愛度コミュ7話、Pコミュ3話のかつての幼い頃に置いてきたアイドルとして最も大切な気持ちを描写しているように思えます。
・MVも非常に素晴らしい内容でした。曲の雰囲気とマッチする、良き仕事です。色々考察したいけどこちらはまた別の機会にでも。
・ちなみに、MVの中のこの星座に関しては、特定のものはないようです。気になったので製作者であるつづつ先生のスペースで直接聞きに行きました。88星座で探してもそれっぽいのがないわけです。
・この数字も特に暗号とか特定の意味を持たせた数字ではないそうです。アイドルパワーの数字ではあるそうですが。
色々言ってきましたが、一言で言うと、
この曲は聞けば聞くほど十王星南の曲だなという感想です。
プロデュースコミュ・その他
プロデュースコミュは育成、授業、おでかけの3つのコミュがあります。
これに関しては小ネタっぽく抜粋して語りたい部分だけ語ります。
・会長の「世界一可愛い私」聞きたい
・初星学園には常駐の医師がいる?
・どんなところが、可愛かったの?→そういうところ
・【B End】素敵な助言はことねの親愛度コミュと繋がっている
・「小さい頃」は親愛度コミュの補完になるのでおススメです
・貴重な会長のしいたけ目を見られるのはおでかけコミュの「満喫!メイドカフェ」だけ
・よくこの部屋にことねを招待しようとしたな(お休み選択時)
最後に
今回の記事では各アイドルコミュの感想を書いてきました。
だいたい1万3千字の分量です。
記事を書くにあたってこの一週間、他の人の感想を一切入れないようにしてたのが結構大変でした。
コミュを見てきて会長がどういう人だったかをざっくりまとめると、
変わらない印象・情報
・天然
・人の話を聞かない猪突猛進さがある
・スカウトが下手
・ことねの事になると理性が蒸発する
・アイドルのステータス数値が目で視える
変わった印象・情報
・努力の人
・アイドル以外の部分は割とポンコツ(そんな気はしてましたけど)
・意外と臆病
・誰もが応援したくなる可愛いアイドル
・可愛いと言われ慣れてない
・アイドルオタク
・初星学園とそこに集う星々を愛する一番星
・夢を叶えたトップアイドル
コミュを読んで変わらない印象もあれば、変わった印象もたくさんありました。それはつまり、それだけ彼女は魅力に満ち溢れたアイドルなのだという証明です。これからも彼女の魅力をたくさん見つけていきたいと思います。
今回の記事で伝えたかったことは、
十王星南はステージ上のかっこいい姿も、ステージにいない時の可愛い姿も魅力的な世界一のアイドルだということです。
これからも彼女の事を精一杯プロデュースしていきます。
だから、これからもよろしくお願いします、星南さん。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回も記事を書いた際は読んでいただけますと大変幸いです。
それではまた。
11/27追伸
記事作成中に初星学園放送部へ送ったおたよりが読まれました。
動画内の32:40の辺りです。
村田さん、陽高さん、ありがとうございました!