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クラウドファンディング大失敗
現在、たくさんのプラットフォームでいろんなクラウドファンディングのプロジェクトが立ち上がっています。
特にコロナ渦という事で、飲食店の救済を求めるプロジェクトが多く見受けられます。
我がJB’s BARも営業自粛の影響で売り上げが80%減。
細々とした売り上げはケーキのネット販売とフードデリバリーの売り上げで賄っております。
このままでは現金がショートし、会社の存続が危ない。
何番煎じかわかりませんが、遅ればせながら当社もプロジェクトを立ち上げクラウドファンディングを始めることになりました。
クラウドファンディングの成功率は、統計で見ても決して多くはありません。
失敗をしないよう成功事例を見て、文章も画像もしっかりと考えて、晴れて審査を通過し掲載に至ったわけですが…。
結果は見事に大失敗。
300万円の目標金額を掲げて、集まった支援はたったの5000円…。
https://camp-fire.jp/projects/view/368728
恥ずかしい気持ちもありましたが、プラットフォームの規約上、終わったプロジェクトを削除することはできません。
がっつり顔も店内も画像で残ってしまっています。
一体何が悪かったのか…。
ただ、成功事例にある要素で当社に欠けている部分があることは初めからわかっていました。
甘い考えで失敗した要因は、
「一つ欠けたくらいなら何とかなるかもしれない。対応力とアイデアで勝負だ!」
と高を括ってしまったことです。
その要因とは
“スタートダッシュで協力してくれる身近な支援者”を集めなかったことです。
どんなに分かりやすく面白そうなプロジェクトでも、
あらかじめ応援してくれる人が複数いるという"信頼"がなければ
どこの馬の骨かわからない奴のあやしいプロジェクトというイメージが拭えないのだと思います。
お店の方はようやく協力金が振り込まれたことによって、なんとか急場をしのげましたが、来月、再来月と不安は募ります。
自粛要請が解除になっても、お客様がなだれ込んでくることはないでしょう。
常に店舗はクラスター発生のリスクを背負っています。
今回のプロジェクト失敗を経て、いろんな学びがありました。
①まず、あらかじめ応援してくれる支援者を集めないと始まらないし注目されない。
②高額支援者は大量の返礼品を求めていない。純粋な支援をリターンの充実にあててしまうと、支援したいという気持ちを半減させてしまう。
③進行過程をどんどん発信しないと、プロジェクトが埋まってしまう。
どんなに頓挫しようが失敗しようが、明日はまたやってくるし支払いの期日は毎月やってくる。
我が社は滅びぬ!
何度でも蘇るさ!
我が社の復活こそ我々の夢だからだ!
あんなに悪役だったムスカ大佐の言葉に
こんなに心震えるなんて思いもよらなかったな。